[第5章]ユニ★スポ体験での児童の意識変容調査
- 調査目的
- 調査方法
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調査1 2020年度の児童を対象とした4回目(1年経過後)の追跡アンケート調査
- 調査結果
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- 『ボッチャ』をユニバーサルなスポーツ教材と位置づけた体験授業で、事前学習、体験、振り返りという一連の学習内容が児童の障害イメージをポジティブな方向に変容させることが示された。1年経過後の追跡調査(4回目アンケート)より、1年後も児童の障害イメージやアダプテッドへの意識が定着することが示唆された。
- 体験会終了後の1年間について、ボッチャ等を継続して実施した児童とそうでない児童を比較すると、継続して実施した児童の方が障害イメージや障害者スポーツに対するポジティブイメージが醸成されていくことが示唆された。
- 体験会終了後の1年間について、ボッチャをする機会の有無について尋ねた所、約77%の児童がその後ボッチャをやる機会が無かったと回答している。
- アダプテッドの意識が定着するためには、単発的な実施ではなく年間計画に組み込まれていくことが必要であり、その為の自前で授業や体験会が展開できるように環境を整えていく必要がある。