チャレンジの軌跡

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2018年2月13日

小川哲也氏(スポーツチャレンジ助成第10期生)の研究論文が、「Experimental Brain Research」に原著論文として掲載されました

スポーツチャレンジ助成第10期生の小川哲也氏が取り組まれた研究「 Velocity-dependent transfer of adaptation in human running as revealed by split-belt treadmill adaptation 」が「 Experimental Brain Research 」に原著論文として掲載されました。

掲載誌名 Experimental Brain Research
題名 Velocity-dependent transfer of adaptation in human running as revealed by split-belt treadmill adaptation
著者 Tetsuya Ogawa, Hiroki Obata, Hikaru Yokoyama, Noritaka Kawashima, Kimitaka Nakazawa
論文題名の和訳

左右分離型トレッドミル上での適応にみるヒトの走行における適応転移の速度依存性

英文抄録の要約(和訳)

本研究では、ヒトでの走行動作の遂行に内在する神経制御機構の速度依存性の有無について調べるために、左右分離型トレッドミル上での走行によって生じる運動パターンの適応が、複数の異なる速度の走行に対してどのように影響するか検討した。左右の速度が互いに異なる(速度比1:2)不慣れな力学的条件下で10分程度の走行を行うと、その初期では動作が著しく乱されるものの、時間経過に従って、課された力学的条件に見合った運動パターンの適応が生じる。この新規の条件下で生じた適応は、その後に課されるごく慣れた力学的条件(すなわち、左右の速度比が1:1)において、左右が著しく非対称な運動パターンとして顕在化する“後効果"を生じさせる。後効果の大きさは適応時の速度とその後に課される速度の関係性に大きく依存する結果が得られた。これまでに存在する動物やヒトを対象とした先行研究も踏まえ、この結果は、ヒトの走行動作を司る神経制御機構の速度依存性について行動科学的観点から支持するものと位置づけられる。

小川哲也氏(第10期生)の詳しいプロフィールを見る

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