チャレンジの軌跡

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2017年8月31日

江間諒一氏(スポーツチャレンジ助成第9期生)の研究論文が、「European Journal of Applied Physiology」に原著論文として掲載されました

スポーツチャレンジ研究助成第9期生の江間諒一氏が取り組まれた研究「Effect of prolonged vibration to synergistic and antagonistic muscles on the rectus femoris activation during multi-joint exercises 」が「 European Journal f Applied Physiology 」に原著論文として掲載されました。

掲載誌名 European Journal f Applied Physiology 江間諒一氏(スポーツチャレンジ助成第9期生)
題名 Effect of prolonged vibration to synergistic and antagonistic muscles on the rectus femoris activation during multi-joint exercises
著者 Ryoichi Ema , Hirokazu Takayama, Naokazu Miyamoto, Ryota Akagi
論文題名の和訳

協働筋および拮抗筋への振動刺激が多関節動作中の大腿直筋の筋活動に及ぼす影響

英文抄録の要約(和訳)

多関節動作である脚伸展動作中、大腿四頭筋において、二関節筋である大腿直筋の筋活動は単関節筋である広筋群と比較して低くなる。その理由として、協働筋間および主働筋と拮抗筋間における、求心性Ia神経を介した抑制回路の存在が指摘されている。もしこの指摘が正しいならば、協働筋および拮抗筋に振動刺激を加えることにより、脚伸展動作を行った時の大腿直筋の筋活動が増加すると予想される。本研究はこの仮説を検証した。14名の男性を対象として、30分間の安静座位の間、外側広筋(協働筋)に振動刺激を加える条件、大腿二頭筋(拮抗筋)に振動刺激を加える条件、およびいずれの振動刺激も加えない3つの条件をそれぞれ別日に実施した。30分間の座位の前後において、等尺性膝関節伸展・屈曲筋力発揮およびスクワットを行い、その際の大腿四頭筋およびハムストリングスの筋放電量を、表面筋電図を用いて計測した。振動刺激を加えた条件において、振動後に等尺性筋力および振動刺激を加えた筋の筋放電量が有意に低下した。スクワット時における大腿直筋の筋放電量は外側広筋および内側広筋よりも小さかったが、振動刺激条件後に増加することはなかった。本研究の結果から、多関節動作中における大腿直筋の筋活動が広筋群と比較して低いのは、求心性Ia神経を介した協働筋や拮抗筋由来の抑制によるものではないことが示唆された。

江間諒一氏(第9期生)の詳しいプロフィールを見る

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