全国児童 自然体験絵画コンテスト

自然との触れ合いを促す体験型の絵画コンテスト
 表彰式

第36回 文部科学大臣賞

第36回 文部科学大臣賞
左から、幼稚園の田辺 玲子園長、お母様・酒巻 瑠美さん、玲那さん、お父様・浩さん
日時2024年12月12日(木)10:30〜11:00
受賞者酒巻 玲那(さかまき れいな)さん
作品名のぼれたよ
贈呈者公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団(YMFS)常務理事 河邊 幸司
第36回 文部科学大臣賞

文部科学大臣賞を受賞した酒巻 玲那さんが通う幼稚園にて表彰式を行い、当財団の常務理事・河邊幸司より表彰状を贈呈しました。

受賞の連絡を受けた時には「ただただびっくり。ホームページを見て確認しましたが、全然実感が湧きませんでしたね。色々な賞がある中で、大臣賞をいただいただなんて」とお父様の浩さん。

子どもには色んなことを小さいうちから体験させたいので、近隣のイベントなどを探しては、行けそうなものには参加しているという酒巻家。今回の作品は、夏に家族そろって出かけたプレーパークでの体験を描いたもの。じゃぶじゃぶ遊べる池やカラメルづくりにマシュマロ焼き、そしてブランコなど色々なアクティビティがありましたが、最も印象に残ったのが、2つ上のお兄さんと一緒に挑戦した初めての木登りでした。どこに足をつけばいいのかなど、周りの年上の子どもたちが登っている様子をじっと観察していた玲那さんは、登りやすいように多少工夫が施されていたものの、人にサポートされたり教えてもらったりすることなく、3メートルほどの高さまで自力で登ることに成功。お兄さんは登れなかったのに自分が登れたことが、相当うれしかったようで、「公園から帰ってきたその日のうちに描き上げた」とお母様・瑠美さん。足を踏ん張って枝をしっかりつかみ、真一文字に結んだ口元や見開いた眼差しから、登っているときのドキドキ感と真剣さがひしひしと伝わってきます。

お兄さんの夏休みの宿題リストに本コンテストが記載されており、体験したことなら絵にしやすいのではないかと、兄妹そろって応募する予定でしたが、描いたのは玲奈さんのみ。日頃から玲奈さんは、絵を描くことが好きで「今朝もお父さん、お母さん、お兄ちゃんに自分自身と家族の絵を描いていました」と瑠美さん。おうちでは、兄妹仲良くカードゲームやボードゲームを楽しむほか、公園の遊具では「シーソーが一番好き!」で、幼稚園の課外授業では新体操クラブに参加、ちょっぴりおてんばなところもある、元気いっぱいの玲那さん。最後に「イチゴクレープが大好き。大きくなったらクレープ屋さんになりたい」ととっておきの夢を教えてくれました。

第36回 文部科学大臣賞
大きい表彰状を全身でしっかり受け取る玲奈さん
第36回 文部科学大臣賞
仕事を半休にし、受賞式に駆けつけてくださったご両親と玲奈さん
第36回 文部科学大臣賞
「大臣賞受賞のお知らせを親御さんから伺い、びっくりしました。個人で応募されたことが素晴らしいですね。色々なことをできるだけ体験させたいというご両親の想いの現れだと思います」と田辺 玲子園長
第36回 文部科学大臣賞
大人たちの会話に混ざりながら色々なことに興味を示す玲奈さん。好奇心旺盛な様子が伺えます