第35回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」では、2023年度6月26日から9月15日の期間、自然の中に出かけた時に発見・体験したことや学んだことを描いた作品を募集しました。
全国各地の幼稚園、保育園、小学校、絵画教室などから、合計8,718点という多くの作品が寄せられました。(昨年16,930点)
10月10日、11日に開催した1次審査会では310点が選ばれ、さらに2次審査会を通過した151点の作品からは、10月24日に開催した最終審査会において、入賞作品24点が選ばれました。
各受賞者につきましては、下記一覧をご覧ください。
入賞作品選考
日時 | 2023年10月24日(火) |
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場所 | 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都千代田区) |
入賞作品は、2次審査会を通過した151点の作品の中から、「文部科学大臣賞」「国土交通大臣賞」「環境大臣賞」「農林水産大臣賞」、「特別賞」、「優秀賞」の合計24点が選ばれました。


審査員長 | |
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俳優、画家 | 国広 富之 画伯 |
審査員 | |
一般社団法人創元会 理事長、公益社団法人日展 会員 | 小川 尊一 画伯 |
一般社団法人創元会 元会員、浜松美術協会 会員(1次・2次審査会) | 杉山 悦照 画伯 |
文部科学省 総合教育政策局 地域学習推進課 青少年教育室 室長補佐 | 葛城 昌弘 様 |
国土交通省 港湾局 海洋・環境課 専門官 | 山本 陽介 様 |
環境省 水・大気環境局 環境管理課 課長補佐 | 大石 浩巳 様 |
農林水産省 水産庁 漁港漁場整備部 計画課 課長補佐 | 河野 大輔 様 |
一般社団法人日本マリン事業協会 専務理事 | 佐伯 誠治 様 |
公益社団法人日本ユネスコ協会連盟 参与 | 川上 千春 様 |
一般社団法人日本マリーナ・ビーチ協会 常任理事 | 山下 雅人 様 |
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会 事務局 事業部長 | 岡田 正文 様 |
独立行政法人国立青少年教育振興機構 理事長 | 古川 和 様 |
一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会 理事長 | 髙栁 節夫 様 |
ヤマハ発動機株式会社 人事総務本部 渉外部 部長 | 近藤 重大 様 |
東京海洋大学 学術研究院 教授、当財団 理事 | 千足 耕一 様 |
公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団 理事長 | 木村 隆昭 |


総評
国広 富之 画伯
今年で審査員長として3年、審査員時代を含めると10年程度、本コンテストの審査をしてきましたが、毎年、とてもレベルの高い作品ばかりで選ぶのが大変です。2023年度は8,700点以上の作品が応募され、最終審査会にはその中から150点が選ばれました。本来はこのすべてに賞をあげたいぐらいなのですが、そうした気持ちを持って、今回も審査員全員が悩みながら真剣に選びました。
私自身は40年近く絵を描いてきましたが、この審査を通して、子どもたちが素直な気持ちで描いたエネルギーに溢れる作品に触れて心が洗われ、新しい気持ちで絵を描くためのパワーももらっています。また日本は海をはじめとする美しい自然を残した国ですが、これからも子どもたちが、そこでの素晴らしい体験を描いていけるよう、私たち大人ががんばってこの自然を残していかなければならないことを改めて感じました。