全国児童 自然体験絵画コンテスト

自然との触れ合いを促す体験型の絵画コンテスト
 2024年度(第36回)審査結果

入賞作品ギャラリー

最優秀賞

文部科学大臣賞

酒巻 玲那(東京都)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」文部科学大臣賞

のぼれたよ

北区中央公園でロープをつたって自分よりずっと高い木に初めて登りました。自信がついたのか、3m位のところからターザンロープを使っておりました。

選考者のコメント

葛城 昌弘様(文部科学省 総合教育政策局 地域学習推進課 青少年教育室 室長補佐)

どれも素晴らしい作品でした。その中で、真剣な目で、口を真一文字に結んでいる、素敵な絵に出合いました。「自分よりずーっと高い木に初めて登った」とのコメントが付されたその絵からは、決して簡単に登れたわけではなく、何度も失敗しながら歯を食いしばってチャレンジした姿が鮮明に想像できました。自分には難しそうなことに挑み、達成したことで自信がついたこともうかがえます。
この先の長い道のりでも、ちょっと難しいかもしれないなと思うことに果敢にチャレンジして欲しいと思います。これからも「良い体験」を!!

国土交通大臣賞

熊﨑 李嵐(長崎県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」国土交通大臣賞

海へ遊びに行ったら・・・

家族のみんなと海へ遊びに行ったら目の前に大きな船を見つけ驚いたよ!!

選考者のコメント

安田 武史様(国土交通省 港湾局 海洋・環境課 専門官) 

初めて大きな船舶を見たという作品です。近年、船がどんどん大型化してきて大人でも驚きますが、それを子どもらしい視点でさまざまな色を使って表現しているのが、私の目に飛び込んできました。特に太陽と虹で楽しかった思い出と驚きを一体となって表現されているのは素晴らしいです。他の子どもたちにも同じような体験をしてもらえればうれしいですね。

環境大臣賞

青松 楽(東京都)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」環境大臣賞

里山でみつけたオオミズアオ

京都の里山や兵庫の森へフィールドワークに行きました。その先々で様々な生き物に出会い、感動した思い出をつめ込んで描きました。

選考者のコメント

岩山 政史様(環境省 水・大気環境局 環境管理課 課長補佐)

水や大気の環境基準を守りながら、全国にはいくつもの国立公園がありますが、環境省ではその中で小さいお子さんが、自然にふれあいながら体験活動をすることを薦めています。こちらの作品にはいろいろな命が描かれていますが、できるだけ多くの子どもたちに自然にふれあってもらい地球環境の保全について考えてほしいという思いを込めて選ばせていただきました。

農林水産大臣賞

佐々木 優成(福岡県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」農林水産大臣賞

おなかのすいた黒マグロ

父のふるさとの対馬で漁船に乗ってマグロの養しょく場へ行って、ごはんをあげました。力強いマグロの絵をかきました。

選考者のコメント

劔崎 聖生様(農林水産省 水産庁 漁港漁場整備部 計画・海業政策課 課長補佐)

今回も海の作品がたくさんあり、釣りをしていたり潜っている姿など、どれも素晴らしい作品ばかりだと思いました。その中でもこのマグロの姿が一番力強くイキイキと描かれていると感じました。同時に海や漁村の魅力の重要な要素である魚について、“食”の観点からも皆さんに興味を持ってほしいとも思い、この作品を選びました。

特別賞

審査員長賞

黒岩 結善(長崎県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」審査員長賞

おんぶしているバッタ

幼稚園で外あそびをしていた時に虫探しをお友だちと一緒にしたよ。その時にバッタがバッタの上に乗っていたんだ。おんぶしているみたいで面白かった。

選考者のコメント

国広 富之様(俳優、画家)

江戸時代の川柳に“蜻蛉(カゲロウ)はちょっと世界を見に生まれ”というものがあります。まさに昆虫たちは土の中や木の幹で数年間を過ごし、その後、完全変態をして一夏の恋をし、交尾をし、そして死んでいきます。昆虫はこのために生まれてきたのです。この絵を描いたお子さんは、2匹のバッタが見つめ合う目と、交尾の姿、愛の炎を見つけてきっと感動したからこそ、このような絵が描けたのだと思います。自然の循環の中の愛の一瞬をうまくとらえていると思いこの作品を選びました。

日本マリン事業協会 会長賞

早副 智陽(広島県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」日本マリン事業協会 会長賞

おともだちと海であそんだよ

同じ黄色のお友達と竹原市的場海水浴場に行って、ザブーンという波の中、ボートに乗ったのが、一番楽しかったよ。

選考者のコメント

金子 純蔵様(一般社団法人日本マリン事業協会 専務理事)

「海離れ」が進む中で、少しでもマリンレジャーに興味を抱いていただけるような作品を選びたいと考えていました。海辺でのボート遊びの楽しさ、ドキドキ感、ワクワク感が子どもたちの表情からとてもよく伝わってきます。太い線でダイナミックに描かれている反面、水しぶきが繊細なタッチで描かれていることに感心しました。ボートの楽しさや醍醐味がよく表現され、海で遊んでみたいと思わせる作品でしたので選ばせていただきました。

日本ユネスコ協会 連盟賞

近藤 光(埼玉県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」日本ユネスコ協会 連盟賞

あさひだけのさんさく

パパ、ママ、じいじ、ばあばたちといっしょに、だいせつさんのあさひだけをさんさくしたときのえです。やまにすこしくもがかかっていたけど、いろんなくさばながさいていて、とってもきれいでした。

選考者のコメント

上岡 あい様(公益社団法人日本ユネスコ協会連盟 企画広報部 部長代行)

ご家族で旭岳(大雪山)を散策した時の様子が描かれた作品です。この日は旭岳に雲が少しかかっていたそうですが、美しい自然の色合いが素直に表現されており、雄大な旭岳の中で気持ちよく散策を楽しんだ様子が伝わってくるとても素敵な作品だと思います。

日本マリーナ・ビーチ協会 会長賞

郡司 ひかる(福島県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」日本マリーナ・ビーチ協会 会長賞

たらい舟

佐渡ヶ島の美しい海で、たらい舟をたいけんしました。

選考者のコメント

山下 雅人様(一般社団法人日本マリーナ・ビーチ協会 常任理事)

たらい舟の中で、家族とそれを操船しているお婆さんが水の上で楽しそうに、そのひと時を過ごしているように感じます。当協会の名前にあるマリーナは船、ビーチは水辺で楽しく遊ぶことですが、このような水辺の過ごし方から、今後の海洋レジャーに繋がっていくのではないかという期待を込めて、この絵を選びました。

ジャパンゲームフィッシュ協会 会長賞

寶耒 琉唯(鹿児島県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」ジャパンゲームフィッシュ協会 会長賞

つれたよ!ニジマス

雄川の上流にある奥花瀬ニジマス釣場にニジマス釣りに行きました。竹さおにエサを付けて、岩の近くに糸をたらすも、ニジマスの影が見えていてもエサだけ取られて、なかなかくいつかず、さおがびくっとした時に上げたら、大きなニジマスがつれてすごくうれしかったです。

選考者のコメント

井上 拓也様(NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会 事務局)

釣りを中心に選考するなかで、ニジマスを描いたものがいくつか見られました。私にも子どもがおり、いつもニジマス釣りをとおして、釣りの楽しさと魚との命のやり取りを教えてもらっています。この絵からは、工夫して釣ったときの喜びと、ニジマスのきれいな色がしっかりと描かれており、自然体験としての釣りの価値を再認識させていただきました。

国立青少年教育振興機構 理事長賞

稲葉 心花(和歌山県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」国立青少年教育振興機構 理事長賞

いっただっきまーす

ひまわりの咲く庭で、おいしいすいかを口いっぱい食べました。

選考者のコメント

古川 和様(独立行政法人国立青少年教育振興機構 理事長)

今までは自然体験を中心にしたものを選んできましたが、今回は日常の中で小さな幸せやウエルビーイングの視点で選びました。特別ではない幸せとはなんだろうとよく話をしますが、まさにこの絵のようなシーンではないでしょうか。スイカを頬張る幸せを大事にして一つ一つを積み重ねて生きていくのだ、と言われているような明るい作品です。

日本海洋レジャー安全・振興協会 会長賞

香取 祐理(茨城県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」日本海洋レジャー安全・振興協会 会長賞

波しぶきと笑顔の大冒険

夏休みに、お父さんお母さんと一緒に大洗海岸に行きました。海で水遊びをしたり、潮干狩りをしてとても楽しかったです。日差しがすごく強くて暑かったけれど、水でびしょぬれになったら、すごく気持ちよかったです。貝もいっぱいとれて大満足でした。

選考者のコメント

江口 満様(一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会 理事長) 

家族での海水浴の思い出が実に楽しそうに描かれています。私も小さい頃に両親に海に連れて行ってもらい、父親になってからは子どもを私が海に連れていくなど、海で家族と過ごした楽しい記憶が鮮明に残っており、私自身が海を職場にする契機ともなりました。日本全国各地において、皆さんが家族や友人の方々と連れ添って海に出掛け、豊かな自然体験が人生における貴重な記憶として残ることを願って、この作品を選びました。

ヤマハ発動機賞

関山 ひまり(神奈川県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」国立青少年教育振興機構 理事長賞

初めて乗れた!

辻堂海岸でお父さんが教えてくれて、初めて乗れるようになった。最初はこわかったけどだんだんこわさが消えて、いっしゅんだけど乗れるようになった。私も乗れたときうれしいし、楽しかった。お父さんもいっしょによろこんでくれてうれしかった。

選考者のコメント

近藤 重大様(ヤマハ発動機株式会社 人事総務本部 渉外部 部長)

私はこの作品を見て、自分が初めてサーフィンに乗れた時の感覚を思い起こされました。また、この絵から、お父さんがすごく丁寧に教えて、喜んでいる姿や、親子のコミュニケーションの良さ、ご自身の初めての体験で素晴らしい感動を味わっている様子が伝わってきました。これからもこのような感動の体験を積み重ねてほしいなという思いを込めて選びました。

YMFS特別賞(小川尊一画伯選)

谷江 穂乃香(新潟県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」YMFS特別賞(小川尊一画伯選)

カマキリとせみのたいけつ

花花ランドでカマキリが大きなカマでせみをつかまえているところを見てしまって、ドキドキして、少しこわくてカマキリがかっこよかったです。

選考者のコメント

小川 尊一様(一般社団法人創元会 理事長、公益社団法人日展 会員)

私の家の周辺にはたくさんの自然があります。住み始めたばかりの頃はキジが庭に降りたりしてすごいところだと思ったのですが、最近はイノシシやマムシも出てジャングル化しています。先日、桑の木のまわりで音がするので、見てみるとスズメバチがカミキリムシをぼりぼりと食べていてびっくりしました。そしてこの絵もびっくりした時の絵ですが、今回は驚きを表現したこの絵にしました。

YMFS特別賞(千足耕一理事選)

小俣 夏月(東京都)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」YMFS特別賞(千足耕一理事選)

海の中で

佐渡市の海の中で泳いでいる魚たちをあみを使いとり遊びました。かいそうにくっついているアメフラシやウミウシなどを見て母がたくさんとってバケツの中に入れていました。私は黄色味がかっている岩の上の小さな海につながっているしおだまりでえびや小魚などをあみでとっていました。

選考者のコメント

千足 耕一様(東京海洋大学 学術研究院 教授、当財団 理事)

作者が遊んだ場所は佐渡ヶ島なのですが、私も毎年佐渡ヶ島に行きます。佐渡ヶ島は磯焼けしていると言われますが、まだまだ海藻が残っていて、このような風景があるなあということで選びました。以前、筑波大学の先生に“水の中の海藻の森に分け入ることはタイムマシンに乗って我々の祖先に会いに行くことと同じである”と教わりました。私たちが生まれてきた海の中を直接見るということを絵にしてくれたことも、この作品を選んだ理由です。

YMFS特別賞(渡部克明理事長選)

原 颯太(大阪府)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」YMFS特別賞(渡部克明理事長選)

家族と海へ

産湯海水浴場は家族で行った思い出の場所です。海では弟の泳ぐ練習をしました。発達がゆっくりな弟が浮き輪をはずしてぼくのところまで泳いできてくれるようになったのでうれしかったです。遠浅で海水がすき通っていてとてもきれいな所だったので家族でのんびり遊ぶことができました。とても楽しかったです。

選考者のコメント

渡部 克明(公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団 理事長)

作品のコメントを読んだ時に、この絵を選ぼうと決めていました。それはこの絵が居間に貼ってあり、家族でことあるごとにこの絵を見ながら談笑している姿。お兄ちゃんとちょっと発達がゆっくりな弟さん、この子たちが大きくなってもこの絵を見て絆を深めるというイメージが頭にこびり付いてしまったのです。また、この絵はとてもあたたかいです。この作品が兄弟の絆になるといいなと思い、是非とも賞を差し上げたいと思いました。

幼児部門 金賞

中村 春斗(広島県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」幼児部門 金賞

ぼくもヤドカリになるぞ!

沖縄の海で、ぼくのグーより大きいヤドカリと一緒に遊びました。ぼくがヤドカリだったら、青い大きな貝を背負って、大好きなパトカーのミニカーを飾りたいです。砂浜と海はシャボン玉に絵の具を混ぜて描きました。ストローでブクブク泡を出すのが、水の中に潜った時みたいで楽しかったです。

幼児部門 銀賞

槇野 晃太郎(岡山県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」幼児部門 銀賞

SUPにのったよ

海でパドルをこいで沖まで行きました。

幼児部門 銅賞

藤原 雫(山口県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」幼児部門 銅賞

いろんな花火、きれいだな

夏に家族で萩市の菊ヶ浜の花火大会に行ったよ。大きい花火、中ぐらいの花火、小さい花火、いちごの花火、いろいろな花火があったよ。

小学校低学年部門 金賞

小野塚 響(新潟県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」低学年部門 金賞

なんじゃこりゃ!この生き物

佐渡の城山の岩場の海で、いとことおよいで、あそびました。海は、エメラルドグリーンで、きれいでした。大きなアメフラシがいてびっくりしました。アメフラシは、ムヨムヨしていて気もちわるかったです。

小学校低学年部門 銀賞

石田 楓花(神奈川県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」低学年部門 銀賞

シオマネキたちのダンスステージ

5月におじいちゃんのいる天草に行ってひがたであそびました。シオマネキが白い手をふってダンスしていて見わたすかぎりシオマネキでびっくりしました。けっこん相手をさがしているダンスだよとおじいちゃんが教えてくれました。

小学校低学年部門 銅賞

神足 尚音(兵庫県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」低学年部門 銅賞

大きなおいもがとれたよ!

畑で祖父、祖母、いとこと一緒にさつまいもほりをしました。とても大きなおいもがほれて、大よろこびでした。

小学校高学年部門 金賞

中島 映(大阪府)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」高学年部門 金賞

生きものいっぱい!御殿場浜

ぼくは貝が大好きで、三重県の御殿場海水浴場の潮干狩へよく行きます。そこでは大きなハマグリ以外にも、アカニシ貝、アオヤギ貝、ワタリガニ、マテ貝、サルボウ貝、ツメタ貝、マゴチ、ヒラメ、ボラ、沢山の生き物に出会いました。

小学校高学年部門 銀賞

伊勢 巧都(徳島県)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」高学年部門 銀賞

「魚つかまえたよ!」

夏休みに家族でキャンプに行きました。川で泳いだり、釣りをしたりしました。1番うれしかったのはアマゴを手でつかみとることができたことです。びしょびしょになりましたが楽しかったです。

小学校高学年部門 銅賞

菊池 瑛翔(宮城)

第36回「全国児童 自然体験絵画コンテスト」高学年部門 銅賞

シイラと決闘

宮城県江ノ島で釣りをしていたら、シイラがかかりました。強れつな引きでとても楽しかったです。

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