全国児童 自然体験絵画コンテスト

自然との触れ合いを促す体験型の絵画コンテスト
 表彰式

第35回 農林水産大臣賞

第35回 農林水産大臣賞
左から、お母様の大友詞保子さん、大友遥さん、YMFSの河邊幸司常務理事
日時2023年12月11日(月)10:30〜10:45
受賞者大友 遥(おおとも はるか)さん
作品名うみのさかな
贈呈者公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団(YMFS)常務理事 河邊 幸司
第35回 農林水産大臣賞

2023年12月11日(月)、農林水産大臣賞を受賞した大友遥さんの表彰式を開催し、当財団の常務理事 河邊幸司より表彰状を贈呈しました。

受賞をお伝えしたのはお母様の詞保子さんだったそうですが、「コンテストに応募するのも初めてで、農林水産大臣賞といっても正直ピンときていませんでした」と、当時のことを教えていただきましたが、河邊常務理事から表彰状を受け取り大きな賞をとったことがわかったようで、表彰式の当時は、はにかみながら「うれしいです!」と話してくれました。

この作品はご自宅からすぐ近くの海岸で弟さんと遊んだ時の様子を描いたもの。絵画教室で約2ヵ月かけた大作で、「海では本当に楽しそうな顔で遊んでいました。その時の表情そのままに描けていてびっくり」とお母様。選考者の河野大輔様(農林水産省 水産庁 漁港漁場整備部 計画課 課長補佐)もその点を評価しており、体験の楽しさが伝わるにこやかな表情が、選出の大きなポイントになったようです。

遥さんに海での体験を聞いてみると、「キレイな貝殻を集めることが楽しいので、海で遊ぶことは好きです。最初は怖いけど、慣れてきたらカニやヤドカリにさわれました」と話してくれました。浮き輪を使って泳ぐことにチャレンジしたそうで、まさにたくさんの楽しい体験ができたことから、この作品が生み出されたのでしょう。

現在の遥さんは、1年生になった今年の4月から絵画教室に通い始めたほか、ピアノ教室に4歳から通っているそうです。ご自宅でも絵を描いたり、折り紙をしたりと芸術系の活動を好む傾向ですが、この作品の舞台となった海岸がご自宅からほど近いということで、夏場はご家族にとって「自然と足を運ぶ身近な遊び場」という感覚で通っています。もちろん普段は公園にも通っており、今は「なわとび」がお気に入りで「27回とべるよ!」と教えてくれましたが、体を動かすことも楽しむ活発な面も持っています。

お母様は「私自身も琵琶湖の近くで育ちそこが身近な遊び場でした。現在も“成長”を意識して海岸に通っているわけではありません。ごく自然な行動であり、子どもたちに楽しい時間を過ごして欲しいだけです」と言うように、肩に力を入れることなく、生活の中で子どもたちが小さな体験を積み重ねているようです。

今後は、「少し引っ込み思案なところがあるので新しい挑戦もしてほしい」とお母様。遥さんはケーキ屋さんになりたかったそうですが、今は違う夢を考えているそうで、ご両親の後押しを受けながら、いろんな挑戦をして将来の道が決まっていくのでしょう。

第35回 農林水産大臣賞
「好きなことをやってほしい」とご両親からいくつかの選択肢を出し、遥さんの意思で絵画教室にこの4月から通い始めました
第35回 農林水産大臣賞
校長室での表彰式、大きな表彰状を前に緊張気味の遥さん
第35回 農林水産大臣賞
特に上手に描けたのは「カニとタコの吸盤」とのことでした
第35回 農林水産大臣賞
たくさんの副賞を受け取った遥さん、これからのたくさんの体験を経て、すばらしい作品を生み出してくれることでしょう