全国児童 自然体験絵画コンテスト

自然との触れ合いを促す体験型の絵画コンテスト
 表彰式

第35回 文部科学大臣賞

第35回 文部科学大臣賞
後列左から、駒村圭美園長、YMFSの河邊幸司常務理事、担任の三島友子先生、前列左から、お母様の山中理弓さん、山中陽詞さん、お父様の山中政範さん
日時2023年12月15日(金)10:30〜10:45
受賞者山中 陽詞(やまなか ひなり)さん
作品名ぼく、とりになったよ!!
贈呈者公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団(YMFS)常務理事 河邊 幸司
第35回 文部科学大臣賞

2023年12月15日(金)、文部科学大臣賞を受賞した山中陽詞さんの表彰式を開催し、当財団の常務理事 河邊幸司より表彰状を贈呈しました。

受賞を報告した日は40度近い高熱で寝込んでおり、陽詞さんは当時を覚えていませんでしたが、「ずっと寝ていたのにこの時だけ起き上がって“えー、うれしい! やったー”と喜んだんので、この絵にはよほど思い入れがあったのだと思います」とお母様の理弓さん。一方のお父様の政範さんは作品について「ただただすごいなと。ジャンプした時の気持ちがちゃんと伝わってくるし、見ているこっちが楽しくなってくるような作品で、感心するしかありませんね」と、喜びの声を聞かせてくれました。

この作品には「ぼく、とりになったよ!!」というタイトルがつけられている通り、大きな岩の上から陽詞さんがジャンプをしている様子が描かれています。「よじ登るだけでも大変だし、大人でも怖いくらいの高さのあるとても大きな岩でした。緊張しながらも、この子はお兄ちゃん(小学3年生)よりも勇気があって、負けず嫌いなのですぐに飛んだのですが、本当にすごいジャンプでした」とご両親。最初はご両親が飛んで「やってみる?」と促したそうですが、1回目を飛んだ後はスイッチが入ったように何度もジャンプを繰り返したそうです。

陽詞さんも「木が倒れていて登るのが大変だったけど、ジャンプした時は気持ちよかった!」と当時を振り返ると、みんなが「すごい! すごい!」と驚く様子に、うれしそうな表情を見せてくれました。

普段はわんぱく坊主で、体を動かすことが大好き。体操やスケートボードもやっているそうで、「どっちとも好き。跳び箱が得意で6段飛べるよ!」と教えてくれました。普段の外遊びでは「おにごっこや、かくれんぼ」、最近は自転車の練習も初めたそうですが、今はサッカーもやってみたいことの一つだそうです。

「普段から子どもたちは外で遊ぶことが好きなので、できるだけ休みの日は連れ出すようにしています。そこでは“潜れるんだ”とか、“こんな高いところからジャンプできるんだ”とか、普段は見ることができない新しい発見があります。また、たくさんの刺激を受けながら、泳いでみたり、自分なりの冒険をして、どんどん自信をつけてくれる。たった1日で本当に逞しくなるし、家の中よりもずっといい表情を見せてくれるんです」

ご自宅ではゲームのキャラクターなどを描いたり、工作も大好きでいろんなアイディアを織り込んでオリジナル作品を作るなど、運動や創作活動まで幅広い分野で多彩な才能を発揮する陽詞さん。本人はまだ5歳で、「ウルトラマンになりたい」と話しますが、今後もご両親の「のびのびと楽しい人生を」という願いとともにさまざまな体験を重ね、才能を伸ばしていくことが期待されます。

第35回 文部科学大臣賞
表彰式に陽詞さんは緊張気味でしたが、たくさんのお友達に囲まれうれしそうな表情を見せてくれました
第35回 文部科学大臣賞
作品について「全部がんばりました!」と、ニコニコした笑顔で教えてくれた陽詞さん
第35回 文部科学大臣賞
「チャレンジすることに期待し、それを支え、楽しみ一緒に喜びたい」とご両親
第35回 文部科学大臣賞
園内に掲示していただいた入賞作品紹介ポスターと誇らしそうな陽詞さん