全国児童 自然体験絵画コンテスト

自然との触れ合いを促す体験型の絵画コンテスト
 表彰式

第35回 環境大臣賞

第35回 環境大臣賞
左から、お母様の永井寿実子さん、YMFSの河邊幸司常務理事、永井秀弥さん、角龍幸校長、大久保敦史教頭
日時2023年12月12日(火)12:50〜13:05
受賞者永井 秀弥(ながい しゅうや)さん
作品名見立て海岸で潮干狩り!
贈呈者公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団(YMFS)常務理事 河邊 幸司
第35回 環境大臣賞

2023年12月12日(火)、環境大臣賞を受賞した永井秀弥さんの表彰式を開催し、当財団の常務理事 河邊幸司より表彰状を贈呈しました。

お母様の寿実子さんから、受賞の報告を受けた際には、「うれしー。おっしゃーと、叫びました」と校長室の中で、その時の様子を再現してくれましたが、その大きな声に喜びの大きさが伝わってきました。

今回の作品は、新型コロナウイルス感染症の収束に伴い、なんと4年ぶりに見立て海岸に行って、友達と競争しながら潮干狩りをした様子を描いた作品です。ざらざらしている土の雰囲気や水の深さの表現にも満足しているとのことですが、「顔の表情がとてもよく描けました」と言うように、秀弥さんがこの作品で表現したかったのが「アサリや蛤がたくさん取れて楽しかったこと」でした。実際、その画力とともに、楽しかった様子が強く伝わってくることが、選考でも一つのポイントとなりました。

お母様は「コロナ禍も日常生活では外遊びをしていましたが、主人の仕事の事情もあって、家族では基本的に出かけない生活をしていました。この作品は、コロナ禍が明け、4年ぶりに以前住んでいた木更津に戻り友人家族と行った潮干狩りです。この時は秀弥も私たちもそれまでの制限を忘れ、ただただ思いきり遊んで、楽しむことができました」

秀弥さんも「小さい頃から、外で遊ぶことが大好きで、虫取りとか、友達とおにごっことかして遊んでいました。コロナの時期にはゲームをするようになりましたが、やっぱり潮干狩りは楽しかったので来年も行って、今度は絶対に蛤を取ります!」と力強く話してくれたように、この潮干狩りは永井家にとって4年前を取り戻した瞬間になったのかもしれません。

今後やってみたいことを聞くと、「自然の中で家作りをしてみたい。一人用の小屋、秘密基地です。そこで、ゲーム、いや、虫の観察をしたいです」と冗談混じりに話してくれた秀弥さん。将来は寿司職人を目指すということも教えてくれましたが、コロナ禍が明け自由に活動ができるようになった今、遊びも、運動も、勉学も、未来に向けてこれまで以上にさまざまなチャレンジをしてくれることでしょう。

第35回 環境大臣賞
とても元気な秀弥さんですが、表彰式は若干の緊張も、高学年らしく堂々と賞状を受け取りました
第35回 環境大臣賞
校長先生たちに作品や体験したことを伝える秀弥さん。その明るさから笑いの絶えない表彰式になりました
第35回 環境大臣賞
5歳の時には、5万点が集まる絵画コンテストで大賞を受賞するなど、確かな実力を持つ秀弥さんの作品
第35回 環境大臣賞
来年は潮干狩りだけでなく、干潟の掃除に参加したいとのこと。今後も素晴らしい作品が期待されます