日時 | 2022年12月8日(木)15:00〜15:30 |
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場所 | 影美会アートアカデミー 教室 |
受賞者 | 阪口楓奈(さかぐち かな)さん みなと幼稚園 年長(6歳) |
作品名 | 「ヤドカリのうみ」 |
贈呈者 | 公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団(YMFS)常務理事 河邊 幸司 |
2022年12月8日(木)、影美会アートアカデミーの教室にて、文部科学大臣賞を受賞した阪口楓奈さんの表彰式を執り行い、当財団の常務理事 河邊幸司より表彰状を贈呈しました。
少し緊張した様子で表彰式に臨んだ楓奈さん、大きな賞状を受け取って最初は言葉が出てきませんでしたが、「賞をもらったのは初めてなので、うれしかったです」と、受賞の感想をお話ししてくれました。
この作品は、沖縄への家族旅行で砂浜に行った時の様子を描いた作品。「楓奈が貝を見つけたのですが裏を見たら足があり、それがヤドカリでびっくりしました。それから岩場に行ってみるともっとたくさんのヤドカリがいて、みんなでさらに驚いたという体験をした時のものです」と、お母様。
楓奈さんもその時のことをしっかりと覚えており、「すごく大きいヤドカリがいました。白と黒の牛みたいな色の貝や、いろんな形をした貝を背負っていました。後ろ向きに歩くところがおもしろかったです。でも怖かったので触ることはできませんでした」とお話してくれました。
普段の楓奈さんは、外で遊ぶことや運動、生き物も好きだそうで、キックボードで遊んだり、公園に行ったときにはバッタやカマキリなどの虫を見つけるのがとても上手ということですが、こうした背景には、お母様の子どもの頃の体験が生きています。
「私が子どもの頃、両親が体験機会をたくさん作ってくれたのですが、その時の楽しいことは今でも覚えていますし、とても大切な思い出となっています。だから自分の子どもにも同じように楽しい体験をさせてあげたいと思い機会を作ってきました。今は、海やプールで遊び、カニ釣りをしたり、コスモス、アジサイ、バラなど季節の花々を見に行ったり、果物狩りにも行きます。もう少し大きくなったら釣りなど、他の体験もさせてあげたいと思っています」
一方で、絵や工作も大好きだという楓奈さんは、毎日のように絵を描いたり工作をしているそうですが、これだけ好きなことであれば伸ばしてあげたいということで、2年くらい前から「影美会アートアカデミー」に通うようになったと言います。
「今回、賞状がもらえるよと伝えたらニコッとしてくれましたが、今はまだこの賞の重みは理解できていないと思います。でも、これからもっと大きくなって、楓奈が何かやりたいことを見つけて頑張ろうと思った時の自信になったり、心の支えになってくれるはず」とお母様。これからもご家族で体験を重ねつつく、たくさんの思い出をもとにした作品を作り続けてくれることでしょう。