義足テクノロジーで広がる可能性 ―世界最速への挑戦と走りの民主化―
遠藤謙 氏(義足エンジニア/株式会社Xiborg代表)

若きチャレンジャーたちへのメッセージとして、義足エンジニアの遠藤謙氏(第16回ヤマハ発動機スポーツ振興財団スポーツチャレンジ賞受賞)による特別講演「義足テクノロジーで広がる可能性 ―世界最速への挑戦と走りの民主化―」を行いました。
エンジニアとしての遠藤氏のチャレンジの始まりは、100m走で人類の限界を超えるための「究極の一本」を追求することでした。しかし、0.01秒を削り出すための設計やシミュレーションを突き詰めた先で見えてきたのは、その高度な技術をトップアスリートなど特定の人のものにせず、誰もが走る喜びを享受できるインフラへと昇華させることの重要性だったそうです。
ハイエンドな開発で得た知見を、“Blade for All”などのプロジェクトを通じていかに社会に実装していくか? 研究室の計算値と、トラックで風を切るアスリートの身体感覚をつなぐプロセスには、エンジニア特有の泥臭い試行錯誤があります。未知の領域に挑み、自らの手で未来を構築しようとするチャレンジャーに、実装力を持って常識を突破するマインドセットを語っていただきました。
また講演後にはチャレンジャーとの質疑応答が行われ、活発な意見交換が交わされました。




