中間報告会

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2021年10月24日

2021年度 第15期生スポーツチャレンジ助成 第4回中間報告会を実施しました

2021年度 第15期生スポーツチャレンジ助成 第4回中間報告会

10月24日(日)、2021年度第4回目の中間報告会を開催しました。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止を目的にリモートでの実施となりましたが、当日は体験チャレンジャーの千葉百音さん(フィギュアスケート)、村田希空さん(スノーボード・アルペン)、松本龍さん(フェンシング)、村上レイ(アイスホッケー)、研究チャレンジャーの川島将人さん、佐藤冬果さん、島孟留さん、松﨑淳さんの8名が参加。それぞれが上半期のチャレンジ状況を報告するとともに、下半期の活動計画について発表を行いました。


参加いただいた審査委員(敬称略・五十音順)

伊坂忠夫審査委員長、衛藤隆委員、景山一郎委員、草加浩平委員、小島智子委員、定本朋子委員、篠原菊紀委員、杉本龍勇委員、瀬戸邦弘委員、高橋義雄委員、野口智博委員、村上晴香委員、ヨーコ・ゼッターランド委員、吉岡伸輔委員


千葉百音(フィギュアスケート)
千葉百音(フィギュアスケート)

怪我のリスクを抑えながら4回転の会得までの速度を上げるために、ハーネスを使ったトレーニングを行った。その結果、回転軸が安定し、踏み切りから着氷までの感覚を覚えたことでゴールが見えてきた。また、宮本賢二氏からプログラムの指導を受けた。しみ付いていた悪い癖の指摘を受けたほか、不得意だった演技構成点の向上に自信が生まれてきた。こうした高度な指導によって、課題克服のための骨格ができたと感じている。今後は4回転ジャンプの成功と演技構成の高得点獲得に向けて、自信を持ってトレーニングや実践に取り組んでいきたい。


村田希空(スノーボード・アルペン)
村田希空(スノーボード・アルペン)

昨シーズンはジュニアW杯に出場した。結果は納得できるものではなかったが、同年代と競い合うことで自信をつかむことができた。その切磋琢磨の中から「さらにエッジに長く乗り、旗門の外で切り返して加速する」「落下速度だけでなく、地面からの反発力も使う」などの課題も見えてきた。これらの課題を克服するためにトレーニング方法にも見直しを加えている。新シーズンはジュニアW杯での10位以内、FIS大会での表彰台、全日本選手権での優勝を目指していく。


川島将人(研究)
川島将人(研究)

競技やトレーニングの現場では、骨格筋を損傷した際にアイシングが行われている。私は、その損傷レベルによってアイシングを使い分けるべきか? という視点で研究を進めている。マクロファージの機能は細胞障害性と再生促進性の両方に影響を与える。軽度の損傷であれば二次損傷を抑えること、重度の損傷であれば再生の進行を優先することが重要と考えられるが、これまでの実験によると損傷部のiNOS+マクロファージはアイシングにより減少し、そのアイシングは壊死の面積を制限するという結果が出ている。さらに詳しく研究を進め、スポーツの現場に還元していきたい。


松本龍(フェンシング)
松本龍(フェンシング)

日本大学に進学し、寮生活を行っている。生活がガラリと変わったが、素晴らしいトレーニング環境で充実した強化を行うことができている。一方で寮生活はコロナ禍の影響を受けやすく、私自身も何度も濃厚接触者として検査を受けた。全日本学生選手権、全日本フェンシング選手権ともに隔離期間後の難しいタイミングだったが、それでもそれぞれ2位、3位という成績を上げることができた。11月からはシニアW杯が再開される予定。得意技である「のこし」に磨きをかけて戦っていきたい。


佐藤冬果(研究)
佐藤冬果(研究)

ASE(社会性を育成する実際体験)を活用した野外教育プログラムを行うことで、自己や集団にどのような教育効果が生まれるかについて研究している。今年から東京家政学院大学で児童教育の指導にあたっているが、上期は授業の準備等に追われてしまった反省がある。現在は先行研究を収集し、量的・質的なメタ分析を行っている。教育的、チームビルディング的な視点でASEの効果を総合的に整理し、集団ごとの比較を行うなど研究を進め、海外誌への投稿へと進めていきたい。


島孟留(研究)
島孟留(研究)

いじめの認知件数やハラスメントの相談件数が拡大しているが、共感性を高める手立てがこれらの課題解決につながるのではないかと考えている。その手立てを身体活動とした場合、その有効性に遺伝子型は関連するのか、どのような運動条件が有効かといった点について研究している。これらを明らかにすることで、心地よい共生の一助となる運動・スポーツの可能性を見出したい。現在までに質問シートの集計が終わり、唾液の採取やDNAの抽出も進んでいる。これらの研究成果を共感性の向上・改善を目的とした運動処方の開発など、教育・医療現場への貢献につなげていきたい。


松﨑淳(研究)
松﨑淳(研究)

COVID-19の流行下で国際スポーツ大会開催の姿が変わりつつある。本研究では、2022年に関西広域で開催予定のワールドマスターズに向けてキャパシティ・ビルディングを解明し、その知見をパンデミック下のイベントや観光産業の分野の戦略立案に役立てていただきたいと考えている。上半期は文献データベースの作成や、インタビューガイドラインの開発を行った。今後は各府県担当者へのインタビューや、それらをまとめたガイドラインの作成などを行い、政策的提言を進めていく。


村上レイ(アイスホッケー)
村上レイ(アイスホッケー)

6月に高校を卒業し、NCAAに必要なすべての単位を取得することができた。これから2年間、ジュニアプロ(NAHL)のLONE ATAR BRAHMASで実績を残し、NCAAに進みたいと考えている。NAHLは大学の指導者が注目するリーグ。ここで活躍することで自分の将来が拓けてくる。すでにリーグ戦は開幕し、良いかたちでシーズンインができたという印象。トライアウトに向けて氷上練習を重ねていた7月には、NHLにドラフト指名された選手ともトレーニングして大きな刺激を受けた。まだまだ乗り越えなくてはいけない課題がたくさんあるが、必ず夢を実現したい。


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