[第4章]障害者スポーツ選手のキャリア調査について
- 調査目的
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障害者がスポーツを実施する際の促進要因ならびに阻害要因およびスポーツ実施の目的、実施状況を明らかにすることで、障害のある人のスポーツの普及・強化に関するデータを取得、具体的にどのような支援や施策があれば障害のある人のスポーツ実施に結びつくのかを明らかにしていく。
- 調査対象
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昨年度まで十分お話を聞くことができなかった視覚障害の選手を重点的に調査。
26名実施(肢体不自由の選手14名、視覚障害の選手12名)
および、これまで調査した76名のスポーツキャリアパターン - 調査結果
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- 視覚障害のある選手のうち、視覚特別支援学校に在籍していた選手の多くが、競技開始や継続のきっかけとして部活動や教員との出会いを挙げていた。
- 東京パラ招致決定後に社会人となった選手の多くが、アスリート雇用もしくはそれに準ずる雇用形態となっており、東京パラリンピックを契機とした支援体制は現在も継続されているものと考えられる。
- 2019年度より本年度迄に実施した合計76名のインタビュー調査から、パラスポーツ開始を中心としたスポーツキャリアパターンとして12のタイプがあることがかわってきた。