全国児童 自然体験絵画コンテスト

自然との触れ合いを促す体験型の絵画コンテスト

「全国児童 自然体験絵画コンテスト」は、子どもたちが自然の中へ出かけ、新たな発見・体験をする機会を創出するとともに、表現することを通じて感性や生きる力を育むことをめざして実施します。

2025年度(第37回)全国児童 自然体験絵画コンテスト

2025年度(第37回)

2025年度(第37回)「全国児童 自然体験絵画コンテスト」 を実施いたします

応援メッセージ

ヤマハ発動機スポーツ振興財団 理事 千足 耕一(東京海洋大学 学術研究院 教授)

自然体験によって得る感性、絵画を描くための観察眼

ヤマハ発動機スポーツ振興財団 理事 千足 耕一(東京海洋大学 学術研究院 教授)

理論物理学者として著名なアルバート・アインシュタインは、体験の重要性について「何かを学ぶためには、自分で体験する以上に良い方法はない」と述べています。海の自然体験を伊豆七島の三宅島で実践したJ.T.モイヤー博士は、「自然環境に目を向けることを重視し、生徒個々人が直接フィールドに出て、自ら発見することを基本とする」プログラムを通して、本物の自然に触れる直接体験の重要性を説明しました。

文部科学省は、「体験活動とは、自分の身体を通して実地に経験する活動のことであり、子どもたちがいわば身体全体で対象に働きかけ、かかわっていく活動のことであり、今後の教育において重視されなければならないのは、ヒト・モノや実社会に実際に触れ、かかわり合う直接体験である」として、社会奉仕体験や自然体験を充実させる必要性を述べています。

自然体験では、家から外に出ることによって、家の中とは異なった空気や暑さ寒さ、あるいは気持ちの良さなどのさまざまな感情が伴います。まずは、身近な山や川、海や湖などに出かけてさまざまな体験をすることによって、少しだけ普段と違った目線から自然を感じて絵画を描くことで、自然への親しみや関心が高まるのではないでしょうか。

子どもたちが自然体験を通して得た発見や感動を絵画にしていくプロセスには、自然環境に触れる、自然環境をよく観察する、どのように表現したら良いか考える、絵画を完成させる行動を通して達成感を得る、といった子どもの成長にも関わる基盤的な教育的要素が含まれています。また、自然環境と自分自身の関係を考える、はじめの一歩となる刺激を得る可能性があります。

公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団の「全国児童 自然体験絵画コンテスト」を活用いただくことによる自然体験の充実や子どもたちの絵画を通した表現力の涵養を期待します。

事例集(自然体験レポート)

全国児童 自然体験絵画コンテストでは、子どもたちの自然体験を促すことを目的としています。学校や幼稚園・保育園、地域等において実施された自然体験活動の事例を紹介します。