全国児童 自然体験絵画コンテスト

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水辺に学ぶ体験レポート:Vol.9

アトリエMEGUさん(神奈川県相模原市)

リアルな動き、音、光、色が作品をいっそう輝かせる

水辺に学ぶ体験レポート:Vol.9 アトリエMEGUさん(神奈川県相模原市)

普段は、写真などを頼りに教室で創作活動を行っているアトリエMEGUさんですが、年に数回、キャンプを兼ねた創作合宿や写生イベントを催し、自然の中に身を置き「本物」の被写体と向き合って五感を働かせながら描く機会をつくっています。今回はその写生イベントにお邪魔してその狙いや、子どもたちの声を聞きました。


屋外の創作活動が生む利点

1. 子どもたちの視点で描きたいものや場所を選ぶことができる
2. 自然ならではの色を感じ、表現できる
3. 実際の風景を見ながら指導をすることができる
4. 自然を直接五感で感じることで感性が育まれる

子どもたちの声

指導者の想い
保田愛絵先生(写真左)

「室内では2面のものを写し、空は水色、木は茶色と塗り絵のようになる傾向があります。写生は、今見ている、動いている、生きた風景と向き合うことで気づきがあり、色が混ざるなど作品に厚みと立体感が生まれます。また描きたいものを自分で選ぶなど、子どもの個性や性格が見えてくる楽しみもあります。年に数回と外で描く機会はそれほどありませんが、子どもたちの気分転換を含め、創作へのプラスを期待し今後も続けていきます。」

「水辺の風景画コンテスト」事務局より
「水辺の風景画コンテスト」事務局より

自然とふれあう機会が減っているといわれる子どもたちですが、今回のように実際に水辺に出かけて、水の流れや風など、動きのある風景を五感で感じたままに描くきっかけづくりは、とても大切なことであると感じました。身近な水辺に出かけることで、子どもたちの感性がさらに育まれていくことを願っています。

(2018年8月取材)



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