年度別チャレンジャー一覧

助成対象者のチャレンジ概要
千葉 百音
氏名
千葉 百音(ちばもね)
競技名
フィギュアスケート/選手
助成実績
スポーツチャレンジ体験助成:第17期生
技術の向上に加え、奥行きのある表現を探求し、2026年冬季五輪を目指す

多回転ジャンプの成功率向上に加え、音の解釈や音楽の背景を理解し、奥行きのある表現を探求する。4回転は氷の状態が異なるだけで回転軸の取り方に影響する。どのようなリンクや氷でも跳べるよう、筋力の向上とともに、軸の高さと強さ、回転ピッチの速さなど技術を磨く。

成果報告(2024年3月)

拠点を木下アカデミーに移し、充実した練習を積むことが出来ました。振付け、海外選手と合宿、全日本合宿、プロダンサーによるレッスン、振付ブラッシュアップ等、表現を磨きました。また、コーチと共にジャンブフォームの修正、筋力強化にも取組みました。シーズン前半は3つの国際大会、①オータムクラシック(カナダ)、②GPSアメリカ、③GPSフランスに、出場させていただきました。
しかし9月初戦で臀部を痛め完治まで1ヶ月、体調が優れない日々も続きました。11月に検査し、スポーツ喘息と判明。原因と対策が判り、全日本選手権に向けて練習を追い上げる事ができました。全日本選手権は自己ベストを発揮でき2位、2月の四大陸選手権はさらに自己ベストを更新し、優勝することができました。3月に世界選手権があるので、さらにレベルアップした完成度の高い演技ができるよう、練習に打ち込んでいきたいです。

スポーツチャレンジ体験助成(ジュニア):第15期生
トリプルアクセル、4回転ジャンプを習得し世界と闘う

美しいスケーティングや芸術性も重要だが、世界と戦うためには4回転やトリプルアクセル等の高度な技の習得が不可欠となっている。多回転の技術力を身につけるには危険が伴うため、特別なトレーニングや海外の選手が成功しているハーネストレーニングなど、さまざまな方法を模索していく。

成果報告(2022年3月)

私はこの1年間、多回転ジャンプの習得とスケーティングスキルの向上に向けて日々練習してきました。ジャンプは4回転トーループを重点的に練習しました。ハーネストレーニングにより、空中で4回転回って降りるまでのイメージは掴めましたが、実際そのイメージを持って跳んだ時、着氷に耐える脚力がまだまだ足りないことに気づきました。あと1/4回転のところまで回れるようになってきています。さらに確率を高めていきたいです。スケーティングスキル向上ではSP、FS共にブラッシュアップを重ね自身の弱点を見直しました。ステップで最高評価のレベル4が取れるようになってきた事は収穫です。今シーズンは全日本ジュニアなどで自分の全力が出し切れたと思います。しかし、土台となるフィジカル面での課題も多く見つかった1年でした。4月に今シーズン最後の国際大会があるので、それに向けてに集中していきます。