ジュニアヨットスクール葉山

セーリングスポーツを通して子どもたちの成長を
 2013年9月15日

活動を振り返り、成長を確認する「平成25年度保護者会」を実施

活動を振り返り、成長を確認する「平成25年度保護者会」を実施

ジュニアヨットスクール葉山では、9月15日(日)、神奈川県・葉山漁協会館会議室で「平成25年度保護者会」を実施しました。保護者会は、前期の活動報告とスクール生の成長確認、また保護者と指導者の意見交換の場として毎年秋に実施しています。

今回は、7〜8月にかけて実施した自然・水辺体験活動(水辺の安全学習浜名湖夏季合宿伊豆大島外洋帆走訓練)の報告を中心に、個別目標に対する到達度の確認や、昨年度2回にわたって実施(2013年9月と2014年2月)した「DTI自主性診断検査の結果を報告したほか、保護者と指導者の意見交換などを行いました。

また、スクール生たちはこの日、コーチの指導を受けながら前期の活動振り返りと後期の目標設定を行い、新たなスタートを切りました。なお、予定されていた海上練習見学は、残念ながら台風18号の接近の影響で中止となりました。

前期の総括

《指導者》湯原浩一ヘッドコーチ

「今年度はベーシッククラスのスクール生をたくさん迎えましたが、少しずつ環境にも慣れ、元気に活動している様子が見られます。また、コーチ陣はもちろん、上級生たちも新入生たちによく目を配りアドバイスするなど、協調性という点において成長を感じています。今年も水辺の安全学習、浜名湖合宿、伊豆大島外洋帆走訓練と、夏休みに合わせて独自のカリキュラムを実施してきました。こうした共同生活、共通体験の中で仲間意識も強まっているようです。ただ、共同生活の中で感じたのは、スクール生たちの食の細さです。ハードな活動を行う上で食事は非常に大切な要素ですから、ご家庭でもぜひ指導をお願いしたいと思います。また、自主性診断の報告でも触れましたが、全体的に自己主張の弱さを感じることがあります。私たち指導者も自分の意見を発表する機会を意識して設けるように取り組んでいますので、保護者の皆さんもそのあたりを注意して見守っていただければと思います。これから気温が低くなるにつれ、海に出ることが辛いと感じることもあるでしょうが、それを乗り越えれば大きく成長します。前期と同様、後期もスクール生の安全を第一に活動してまいりますので、ご家庭でも励ましながらバックアップをしていただければと思います。当クラブの保護者と指導者の力を合わせた運営は、他のクラブの指導者からも高い評価を受けています。今後ともより良いスクール運営のためにご協力をお願いします」

保護者アンケートより抜粋

  • 前日の準備からヨットの搬入まで自分たちで責任を持って行うようになり、スクールへの愛着が増していると感じる。
  • 伊豆大島外洋帆走訓練には今年初めて参加したが、大島に着いてからのメニューも毎年工夫していただき満足している。来年度以降も継続を希望する。
  • 自然・水辺体験学習に参加してから、自分の身の安全について気を配るようになったと感じる。
  • 相変わらず家の手伝いなどはしないが、スクールの日だけはきちんと朝5時に起きて出かけて行く。
  • ヨットに限らず、新しいことに対してチャレンジする意識が向上している。
  • 合宿後、臆病な性格がやや改善されたように感じる。
  • 大会に参加することで、他のクラブにも友達ができた。
  • 伊豆大島外洋帆走訓練はとても充実した体験になったようで、その様子を家族にもよく話してくれる。
  • 合宿に参加したことで集中してヨットに乗ることができ、操作もだいぶ上達した。本人も「もっと乗りたい」と話しており、こういう気持ちの時にたくさん乗れば上達も早いと思う。
  • 伊豆大島外洋帆走訓練では、帰途のコンディションが悪くかなり厳しかったようだが、それを乗り越えたことが自信につながっている。
  • 強い風や波がある時は、まだ「こわい」という気持ちがあるようだが、少しずつ慣れていってほしいと思う。
  • (本人の中で)大きな目標や憧れがより鮮明になってきている。大会等にも「積極的に参加したい」と話している。