スポーツチャレンジ賞

スポーツ界の「縁の下の力持ち」を称える表彰制度
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第2回 奨励賞 増田雄一

第2回 奨励賞 増田雄一

トップレベルのサポート技術を一般レベルに拡大する取り組み

アスレティック・トレーナーとしてオリンピックの選手団に帯同するなど、さまざまな競技のトップ選手をサポートしながら、同時に「人々がスポーツを行う上で幸せになる環境を創造する」ことをめざして、①トレーナーの人材育成や雇用促進(活躍の場の拡大)、②各競技団体や学校、大会等へのトレーナー派遣、③研修会や講習会を通じた知識・技能の開示等を積極的に行い、アスレティック・トレーナーの地位向上と、トップレベルのケアで築いた経験や技能を社会や一般スポーツ愛好家に還元する取り組みにチャレンジしている。

現在、サポートを行っているのは、7人制ラグビー日本代表チーム、JR 東日本ランニングチーム、サントリーラグビー部、サントリーフーズラグビー部、日立ハイテククーガーズ、JOMO サンフラワーズ、昭和学院高校女子バスケットボール部、昭和学院中学女子バスケットボール部、日本陸上競技連盟ナショナルチーム、立教大学女子バスケットボール部、東邦高校ハンドボール部など。

第2回 奨励賞 増田雄一

増田雄一アスレティック・トレーナー

同志社大学では陸上部に所属。腰痛に苦しんだ経験から選手をケアする側に興味を持ち、「スポーツの現場で必要とされているのは鍼灸の技術」という思いに至る。卒業後は鍼灸専門学校に進み、母校・同志社大学陸上部のコーチ兼トレーナーとしてアスレティック・トレーナーの第一歩を踏み出す。1987年、ミズノ(株)に入社。社員トレーナーとして陸上、バレーボール、卓球、ラグビーなどの現場で活躍。1989年、ユニバーシアード・デュースブルク大会(西独)に帯同したのを皮切りに、各種の国際大会にアスレティック・トレーナーとして派遣される。2001年に(有)リニアートを設立し、スポーツに親しむ一般の人々を対象にカウンセリングや治療を開始。1992年バルセロナ五輪(陸上)、1998年長野五輪、2002年ソルトレイク五輪、2004年アテネ五輪、2008年北京五輪に帯同し、日本選手の活躍を陰で支えた。