第5回 YMFSスポーツ・チャレンジャーズ・ミーティング

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平成23年度 成果発表会

日時
  • 1日目:3月16日(金) 10:00〜17:10
  • 2日目:3月17日(土) 9:00〜17:10
内容
  • 第5期生、及び第1〜4期生(希望者)による平成23年度の取り組みと実績、今後の目標の発表
  • 審査委員、チャレンジャーによる質疑応答

1年間のチャレンジの足跡と成果を発表
互いの意見を交えながらこれからの健闘を称え合う

チャレンジャーは1年間の取り組みや成果を堂々と発表し、それぞれが成長した姿を見せてくれた

YMFSスポーツチャレンジ助成及び国際スポーツ奨学金の成果発表会が、3月16・17日の2日間に渡って開催されました。この成果発表会は第5期生にOBチャレンジャーも加わり1年間の取り組みや実績、そして今後の目標をプレゼンテーション形式で発表する「語り」の場です。また、チャレンジャーたちの発表する内容は、競技や分野は異なるものの、それを聞く者にとってはさまざまな刺激を生む「学び」の場となります。

まず体験助成では、ロンドンオリンピックやパラリンピック出場をかけて挑戦を続けたチャレンジャーが多く、国内外のトップレベルに挑むための自己鍛錬の過程や、高いレベルのなかで見つかった課題とその解決策など、多くの参加者にとって参考となる発表が続きました。研究助成の発表では、それぞれの結果もさることながら、その結果を導き出すための手法や発想、効果などで、さまざまな可能性を感じさせる貴重な発表が行なわれました。

また発表後の質疑応答では、それぞれが新たなヒントを探したり、発表者から何かを学び取ろうという質の濃い質問が投げられたり、体験•研究それぞれの視点でのアドバイスや今後の発展•成長へのエールが送られました。

この他、チャレンジ内容を記したパネル展や16日の成果発表会後の交流会では、これから始まる更なるチャレンジに向けて互いを励まし合ったり、より密なコミュニケーションが見られ、「学ぶ」「語る」だけでなく、仲間意識の醸成などのさまざまな効果が生まれました。


スクリーンを使い、参加者の前で自身の1年間のチャレンジを振り返るチャレンジャー

質疑応答は分野や競技を問わず活発に行なわれ、多くのことを吸収しようとする姿勢が見られた

発表を終えたチャレンジャーには審査委員からは、時に厳しく、時に暖かい言葉がかけられた

会場ではパネル展も行なわれ、チャレンジ内容の詳細な説明や分野を超えた交流が見られた

チャレンジャー、審査委員が打ち解け合いさらに互いの距離を縮めた交流会

交流会では、第6期生がステージに上がり自己紹介を兼ねて1年のチャレンジ目標を発表した


発表者一覧

スポーツチャレンジ体験助成

助成期間 氏名・団体名 テーマ
第5期生 我孫子 智美
陸上(棒高跳び)/選手
滋賀レイクスターズ
世界陸上競技選手権大会およびオリンピック大会への出場と入賞をめざして
第5期生 伊藤 健太
水泳/選手
中京大学 2年
ロンドンオリンピックで50m自由形及び100m自由形での決勝進出
第5期生 今井 沙緒里
陸上(短距離)/選手
至学館大学短期大学部 2年
ロンドン五輪のファイナリストとして、夢の短距離決勝レースを走るための挑戦
第5期生 上原 康士朗
フェンシング/選手
専修大学 1年
フェンシング・エペを日本に広める!
第5期生 川合 結万
シンクロナイズドスイミング/選手
同志社大学 3年
ロンドン五輪シンクロナイズドスイミング競技でのメダル奪還を目指す日本代表への挑戦
第5期生 後藤 史
サッカー/選手
Rayo Vallecano(スペイン女子サッカーリーグ)
2015年W杯に日本代表として出場し、優勝に貢献できるようにスペイン女子サッカーリーグでプレーする
第5期生 柴谷 晋
ラグビー(障がい者スポーツ)/選手・指導者
教員
選手としてデフラグビー日本代表15人制テストマッチ初勝利、コーチとして戦術研究、競技の発展を目指す
第4,5期生 鈴木 康大
カヌー/選手
滋賀レイクスターズ
20年以上オリンピック出場を逃すカヌースプリント競技で、ロンドン五輪に私が出場する計画
第5期生 平 響
エア・ピストル(射撃)/選手
新潟明訓高等学校 3年
エア・ピストル(射撃)でロンドン五輪出場を目指します!
第4,5期生 高嶌 遥
アイスホッケー/選手
ZSC LIONS(スイス女子アイスホッケートップリーグ)
2014年ソチオリンピックを目指して~自身3度目となる挑戦
第5期生 西牧 未央
レスリング/選手
至学館大学大学院 修士課程1年
ロンドンオリンピック女子レスリング63kg級金メダルをめざして
第5期生 春田 純
陸上(障がい者スポーツ)/選手
会社員
2012ロンドンパラリンピック出場 ~日本人初の11秒台への挑戦~
第4,5期生 守田 泰弘
レスリング/選手
日本体育大学大学院 修士課程1年
レスリングで夢のロンドンオリンピック代表へ!
第4,5期生 山下 はるな
トランポリン/選手
静岡産業大学 2年
トランポリン世界選手権・ロンドンオリンピック出場に向けた取り組み
第1,3,4期生 小島 智子
チアリーディング/選手
セカンドキャリア

スポーツチャレンジ研究助成

助成期間 氏名・団体名 テーマ
第1,5期生 秋間 広
名古屋大学 総合保健体育科学センター 准教授
股関節屈曲による大腿直筋の筋収縮は中間広筋の筋活動を引き起こすか?
第5期生 家光 素行
立命館大学 スポーツ健康科学部 准教授
性ステロイドホルモンの増大が生活習慣病を改善させるか?
第5期生 井出 幸二郎
筑波大学大学院 人間総合科学研究科 助教
短時間の律動的な呼吸運動が注意機能を亢進させうるか否か
第5期生 牛山 潤一
慶應義塾大学 医学部 リハビリテーション医学教室 特別研究助教
静的筋収縮時にみられる運動皮質-筋間の同調的活動が発揮張力の安定性に及ぼす影響
第5期生 尾崎 隼朗
順天堂大学大学院 スポーツ健康科学研究科 博士課程 1年
血流制限下の歩行運動が筋サイズ及び有酸素能を同時改善するメカニズムの解明に関する研究
第5期生 左右田 あみ
広島大学大学院 国際協力研究科教育文化専攻 修士課程 1年
保健体育教育がおよぼす子どもたちへの影響と役割
第5期生 高橋 京子
早稲田大学 オープン教育センター 助教
インドの伝統的マーシャルアーツの健康科学としての機能の解明
第5期生 樋口 貴俊
早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科スポーツ神経科学研究室 博士課程 1年
活動後増強を用いた野球打撃前のウォーミングアップ法の有効性
第5期生 洪 性賛
筑波大学大学院 人間総合科学研究科 博士課程 3年
サッカーにおけるナックルボールの空力特性と無回転キックのスウィング動作の特徴
第5期生 溝口 紀子
静岡文化芸術大学 文化政策学部国際文化学科 准教授
女子柔術・柔道における歴史社会学的研究
第5期生 宮本 忠吉
森ノ宮医療大学 保健医療学部教授
運動時の呼吸循環系を制御する高次脳機能メカニズムの統合的理解 -予測・見込み的制御の運動生理学的意義-
第5期生 山浦 一保
立命館大学 スポーツ健康科学部 准教授
アスリートのキャリア発達上における危機的経験からの飛躍に関する研究
第5期生 山口 鉄生
国立病院機構相模原病院 臨床研究センター 病態総合研究部 研究員
骨格筋損傷 ~筋再生加速化への挑戦
第5期生 吉村 英一
福岡大学大学院 スポーツ健康科学研究科運動生理学研究室 博士課程 3年
急速減量・急速回復時のエネルギー代謝と体組成の変化に着目した研究
第1,3期生 金沢大学 人間科学系運動生理学研究室 発表者:山田 達也 ミトコンドリアとミオグロビンの相互作用がもたらす筋細胞特異的な呼吸調節機構の可能性

国際スポーツ奨学金

助成期間 氏名・団体名 テーマ
第5期生・海外/奨学 宇治 誠
富山大学卒/Liverpool John Moores University 3年
世界でも通用する指導者になるために、より高いレベルの専門的知識を修士課程と博士課程から学ぶ
第4期生・外国/奨学 金 ウンビ
筑波大学大学院博士前期課程
音楽を用いた身体活動の心理的・行動的効果と運動の継続性に関する研究
第4期生・外国/奨学 林 勝龍
早稲田大学大学院博士後期課程
日本統治下における台湾野球の文化研究
第5期生・外国/奨学 朴 京眞
筑波大学大学院 人間総合科学研究科 博士課程1年
ナショナルカリキュラムからみたダンス教育に関する研究
第5期生・外国/奨学 林 欣儀
首都大学東京大学院 都市環境科学研究科 観光科学専攻 博士課程1年
自転車ツーリズムの地域活性化効果に関する研究-台湾台北市と日本美濃市を例として
第5期生・外国/奨学 呂 路
神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 修士課程1年
中国における大学運動選手の社会的スキルとスポーツ経験の影響

※所属先は、平成23年2月21日現在