年度別チャレンジャー一覧

今シーズン、自分の殻を大きく破りたいという思いから、新たなコーチに指導を受けることに決め、今シーズンのスタートを切りました。
新しいコーチのもとで、新プログラムを作って頂き、ヤマハのチャレンジ助成で素敵なプログラムに仕上がりました。今まででいちばん好きなプログラムです。
ヤマハのチャレンジ助成では、怪我をしないための体のケアやトレーニングに、充分な時間を費やす事ができ、６年前に骨折し手術をしてからずっと痛かった右足首も、今では全く気にする事なく練習ができる様になりました。
新たな環境と、フィジカル面での不安が無くなり、今シーズンは自分自身に期待をしていましたが、試合で思った様な結果が残せませんでした。
14・15期生として、良い結果をご報告したかったですが、この先、あの時のあの選手だと思ってもらえる様、頑張ります。

今シーズン始めは自粛期間が続き、氷上練習が全くできない日々でしたが、その間に、4年前の骨折後まだ痛みが残っていた右足首を休ませ、充分なトレーニングと体のケアをする事ができ、自粛が明けた頃には、ずっと抱えていた右足首の痛みは無くなっていました。フィジカル面で数年振りに万全の状態になり、目標の1つであった4回転の確率も上がってきました。9〜10月に開催される予定の国際大会は全て中止となりましたが、全日本選手権大会の予選である、中部ブロック大会・西日本選手権大会と優勝する事ができました。
シーズン途中までは目標通り順調に進んでいましたが、フィジカルが万全な中、ジャンプが狂い始め決まらなくなり、目標としていた世界選手権や四大陸選手権の代表を決める、NHK杯と全日本選手権大会ではジャンプのミスを繰り返し、悔しい結果となりました。フィジカル面が万全な状態でジャンプが決まらないのは初めての経験でした。この経験を無駄にせず、目標としている北京オリンピックに向けて、今後も体のケア・トレーニングを継続しながらフィジカル面を維持し、その中で4回転ジャンプを含めた技術力向上の練習方法を見直し、考え、練習に励みます。北京オリンピックに向けて貴重な経験をし、前に進むために自分を見つめ直し考えるきっかけの年になりました。