年度別チャレンジャー一覧

助成対象者のチャレンジ概要
篠原 琉佑
氏名
篠原 琉佑(しのはらりゅうすけ)
競技名
スノーボード・アルペン/選手
助成実績
スポーツチャレンジ体験助成(ベーシック):第14期生
スノーボード競技アルペン種目ジュニア世界選手権大会で優勝し、オリンピックで金メダルを獲得する

ジュニア世界選手権大会で優勝するためには、心・技・体・用具・戦術の5要素をバランスよく向上し、高いレベルに仕上げることが重要。そのために、現在の課題であるフィジカルとメンタルのレベルアップに焦点を当て改善に取り組む。 オリンピックで金メダルを獲得するために、PDCAサイクルを用いて作成した活動指針の実行に尽力する。

成果報告(2021年3月)

今年度は昨年度同様に怪我のリハビリからスタートする形となりました。新型コロナウイルスの影響で柔軟な対応が迫られる中、オフシーズン(上半期)では海外遠征が難しくなったことから周りを気にすることなく、怪我のリハビリに集中することができました。しかし、ハイシーズン(下半期)が近づくにつれて、滑走日数の少なさから大会に向けての不安感が募り、焦りを感じていました。これらが気の緩みを生んだ結果、ジュニア世界選手権大会直前の怪我に表れたと考えています。実際に、怪我後のミーティングにて、「シーズンに焦っているように見えた」という言葉を頂き、地に足がついていなかった状況だったと反省しました。そして、自身のパフォーマンスを最大限発揮できないこと、目標が今年ではなくさらに先のオリンピックにあるということ、怪我が多い流れから脱却したいという思いから、シーズンを中断して怪我の治療に専念するという決断に至りました。スノーボード面にて、自身の滑りに完成形が見えてきたことやハイシーズン直前での道具変更で大きな成果を感じていただけにとても悔しい終わり方となってしまいました。
今回の決断は、アスリート人生における大きなポイントとなりますが、後悔するかしないかは自身の行動で決まると考えるため、後悔をしないよう、精一杯努力をしていきます。
最後に、14期生としてチャレンジできたことを嬉しく思います。ありがとうございました。

スポーツチャレンジ体験助成(ベーシック):第13期生
スノーボード競技アルペン種目ジュニア世界選手権大会で優勝し、オリンピックで金メダルを獲得する

ジュニア世界選手権大会で優勝するためには、スノーボード技術の向上とフィジカルの強化がポイントであると考える。特に、海外選手と渡り合うためのフィジカル強化は、徹底的に行う必要があると感じている。オリンピックで金メダルを獲得するために、達成要件の分析や長期活動を細分化して計画を立て、確実に実行していく。

成果報告(2020年3月)

年間を通して「スノーボード競技アルペン種目ジュニア世界選手権大会で優勝する、及び、オリンピックで金メダルを獲得する」という活動テーマであり、目標に近づくことができました。
これは、YMFSチャレンジ助成にて計画的かつ持続的なチャレンジが行えたからだと考えます。
助成応募当初、チャレンジ達成に向けて、2年後の北京オリンピック出場、6年後のコルティナダンペッツォオリンピック入賞、そして、10年後オリンピック金メダル獲得というオリンピックに焦点を当てたプロセスを考え、このプロセスを実施していく為に、滑走技術・フィジカルレベルの向上を図りました。
滑走技術については、個人活動のニュージーランド遠征をはじめとした、3回の海外遠征にて、課題であるライディングフォームの修正をフリーライディングにて行い、ゲート内にて実践的なトレーニングを行いました。そして、後の4回の海外遠征にて国際大会に出場し大会経験を積み、経験という大きな力を養いました。海外の国際大会では2月13日時点で昨シーズンの入賞回数に並び、順調に滑走技術が向上していると思われます。
フィジカルレベルの向上は、2019年3月にしてしまった右肩完全脱臼のリハビリから始まりました。リハビリ期間が長引いてしまい、大会シーズンに向けて不安も感じましたが、リハビリの地味でつらいトレーニングを乗り越え、夏ごろから本格的にフィジカルトレーニングが行えました。フィジカルトレーニングでは、R-body projectを活用し、身体機能を向上させるとともにウエイトトレーニングにて、筋力アップに臨みました。シーズンインである12月までにフィジカルレベルを目標値まで押し上げることができませんでしたが、シーズン中の持続的なトレーニングにて、フィジカルレベルを少しずつ向上することができました。
このように、目標に向けて近づけていますが、まだまだ至らない部分が多く、世界トップレベルとの差を痛感しています。よって、今まで以上に、努力を重ね、目標達成を成し遂げていきます。