- 氏名
- 李 格（りぐ）
- 助成実績
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スポーツチャレンジ研究助成(奨励)：第16期生
運動後の低温環境下への身体暴露が食欲に及ぼす影響：運動後の食欲減退への打開策の提案
運動量の多いアスリートは、エネルギーバランスやパフォーマンスを維持するために、運動後に一時的に食欲が減退する「運動誘発性食欲不振」を抑止し、エネルギー摂取量を増やして栄養を補う必要がある。本チャレンジは、運動後の低温環境へ身体暴露がその後のエネルギー摂取量や食欲調整ホルモンの応答に与える影響を検討し、食欲不振を緩和するのかを明らかにする。また、環境温度自体が食欲に与える影響を明らかにする。
成果報告（2023年3月）
様々なスポーツにおいて、運動後のエネルギー摂取量が不足であることが報告されている。しかし、運動量が多いアスリートは、パフォーマンスを維持するためにエネルギー摂取量を増やし、栄養を補う必要があると考えている。また、冷たい環境での運動は、その後のエネルギー摂取量を促進することが報告されている。そこで、本研究はアイスベストを用いて、運動後のエネルギー摂取量を増加させる簡便な方法を開発することに着目した。これまでの実験結果により、一般男子大学生15名に安静時及び運動後に1時間のアイスベストを着用し、皮膚温を低下することやエネルギー摂取量を増加することが明らかになった。今年度はYMFSと出会い、たくさん支援を受けることで、被験者の募集とデータ収集を遂行することができた。今後、本チャレンジにより、様々な環境で運動による食欲不振に悩むスポーツ愛好家やアスリートにおける課題を解消したいと考えている。