年度別チャレンジャー一覧

今年は、新型コロナウイルスという予想もしなかった事態に見舞われ、予定されていた海外遠征や合宿、試合が次々と中止になってしまいました。「オリンピック」という大きな夢の実現のために、成し得なければならないことがたくさんあり、今年もその目標や目的に向かって進んでいけるものと思っていました。しかし、コロナにより、全く思いもよらなかった方向に進んでいく中で、正直、不安や迷いがよぎることも多々ありました。試合どころか練習も満足に行えない状態もあり、今まで競技に取り組むことが出来ていたことが当たり前ではないということを、改めて痛感させられました。近代五種競技の中で、私が特に強化していかなければならない種目が、馬術とフェンシングでした。このヤマハチャレンジにより、たくさんの馬に乗りレッスンをさせていただいたおかげで、目標としていた馬術障害技能検定２級の取得ができました。そして、一番嬉しかったのが、近代五種全日本選手権において、馬術の得点が３００店満点で種目別１位を獲得することが出来たことです。近代五種の馬術は貸与馬で、競技の前にはじめて会う馬に乗り競技を行います。そのため、いかにその馬の特性をつかみ馬との呼吸を合わせたまさに人馬一体の競技が出来るか、高い技量が必要となります。その馬術でトップ成績を収めることができたのは、たくさんの練習の成果だと思っており、自信になりました。