- 氏名
- 奥平 柾道（おくだいらまさみち）
- 助成実績
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スポーツチャレンジ研究助成(基本)：第17期生
超最大スピード走トレーニングがアスリートの神経系機能と疾走動作へ及ぼす影響の検討
神経系機能の改善は、アスリートが優れたパフォーマンスを発揮するために重要なトレーニング課題である。本研究では、高密度表面筋電図と特殊アルゴリズムを用い、トレーニングによる神経系機能の変化についてアスリートを対象に非侵襲的に評価する。中枢神経系の活動が強く要求されると考えられている超最大スピード走トレーニングに着目し、これによる運動神経活動の興奮性の変化と、関連する疾走動作との関連を検討する。
成果報告（2024年3月）
本チャレンジでは、高密度表面筋電図と分解分析による運動単位活動の評価を用い、トレーニングによるアスリートの神経系機能の変化を検討した。当初の計画より遅れる形となってしまったが、11名の陸上競技選手から超最大スピード走トレーニングによる運動単位活動の変化に関するデータを収集する事ができた。成果報告会までに結果のとりまとめと成果報告の準備を進めている。今年度は私にとってチャレンジの1年であった。所属先が変わったことで、これまでいかに周りの人や環境に助けられ研究活動を行うことができていたのかを痛感することとなった。失敗や挫折も経験したが、YMFSチャレンジ助成による助成金のサポートは非常にありがたく、研究課題を継続して遂行するための機器の調達を行うことができた。また、中間報告会での発表や受賞者同士の交流などから刺激を受け、私のチャレンジを様々な点から後押し頂いた。心から感謝を申し上げたい。