- 氏名
- 三重野 雄太郎(みえのゆうたろう)
- 助成実績
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スポーツチャレンジ研究助成(基本):第13期生
スポーツ・インテグリティと法
本研究では、近時、自己ドーピングやスポーツ賭博詐欺を新たに犯罪化し、スポーツの高潔性を刑事罰によって保護することとしたドイツの議論状況を参考に、スポーツの高潔性は法律、とりわけ刑法による保護に値する利益なのか、スポーツに刑法が介入することが妥当なのか、などといった点を検討し、スポーツの高潔性を刑法で保護することの当否を考察したうえで、これを保護するために法律が果たすべき役割を明らかにする。
成果報告(2020年3月)
四半期活動報告書にも書いたとおり、計画段階にムリがあって、進捗が遅れた点は大いに反省しなければならない。助成期間は終わるが、新年度もこの研究を続け、成果の公表に努めたい。とりわけ、今年度中に公刊されるはずであったが公刊が4月以降に延期された重要文献が少なからずあるので、その精読・検討もしなければならない。
スポーツチャレンジ研究助成(基本):第11期生
ドーピングをめぐる法的・倫理的問題点に関する研究 ―ドイツ・オーストリア・スイスの状況を参考に―
ドイツ・オーストリア・スイスの3ヶ国の比較検討を行う点、単に規制の当否のみならず、条文の素案を作成できる程度にまで具体的な提言を行う点は、これまでの研究にない、独創性・革新性を持つ点である。また、ドイツでは、昨年反ドーピング法が制定されたが、同法については、概要の紹介等はなされているが、立法に至るまでの議論の紹介・検討や立法後の状況の紹介を行う研究はなく、それに取り組む点でも新規性がある。
年度別チャレンジャー一覧
助成対象者のチャレンジ概要