- 氏名
- 小宮 諒（こみやまこと）
- 助成実績
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スポーツチャレンジ研究助成(基本)：第17期生
Virtual realityを利用したビジョントレーニングが身体機能と眼球運動に与える効果
スポーツビジョントレーニングは視機能の向上を目的に実施されている。近年は、視機能の向上に加えて、脳震盪やスポーツ外傷予防の効果も期待されており、新たなトレーニング方法の提案や科学的根拠の蓄積が必要な領域である。本研究では、没入感が高いVirtual realityをスポーツビジョントレーニングへ応用した際の身体機能と眼球運動の変化に着目して介入を行いその有効性を示す。
成果報告（2024年3月）
Virtual realityを活用した選手のトレーニングやコンディショニング方法の確立を目指して、本チャレンジではビジョントレーニングの実施により身体機能と眼球運動に与える効果を検証しました。なかでも、バレーボール競技を対象として初心者がVR映像視聴下でレシーブ動作を繰り返し練習することで、①経験者が見ている眼球の動きに近づくのか、②視機能や全身反応時間の向上がどの程度見られるのか、に焦点をあてて取り組んできました。当初の目標は長期的な介入効果までを示すことでしたが、全対象者のデータ収集までは到達できませんでした。しかし、長期介入の測定自体はスタートしており、データの収集と解析を継続して結果を公表していければと考えています。このような領域で選手やトレーナーなどが現場で活用できるようなエビデンスの発信に向けて、引き続き研究に取り組んでいければと思います。ありがとうございました。