ジュニアヨットスクール葉山

セーリングスポーツを通して子どもたちの成長を
 2011年4月10日

新たな仲間を迎えて平成23年度始業式を実施

始業式

ジュニアヨットスクール葉山では、4月10日(日)、本年度のスクール活動の第一歩として「平成23年度始業式」を開催しました。

この日は、東日本大震災の影響により延期となっていた平成22年度修了式も合わせて行われ、昨年度のスクール活動を締めくくるとともに、新たな目標、新たな仲間とともにフレッシュな気持ちで新年度のスタートを切りました。また、震災をきっかけにスクール生や保護者のみなさんの防災意識が高まっていることから、災害時におけるスクールとしての準備や対応の説明を行ったほか、特別講師を招いて地震及び津波のメカニズムや被災時における行動などを学びました。

【平成22年度修了式】拍手を受けて1年間の活動の締めくくり

平成22年度のスクール生一人ひとりに、修了書と昨年度の年間活動報告書が手渡されました。年間活動報告書は、スクール生が自ら設定したチャレンジ目標や自己評価に対して、担当コーチと箱守校長が客観的な評価とアドバイスを記した通信簿の役割を担うもの。1年間の成長を振り返るとともに、新年度の目標設定のためのベースとなる資料です。

仲間や保護者のみなさんから拍手を受けながら修了書を授与されたスクール生は、はにかんだ表情を浮かべながら、さっそく年間活動報告書を広げてコーチらのコメントを目で追っていました。

箱守校長から一人ひとりに修了書を授与
箱守校長から一人ひとりに修了書を授与

【平成23年度始業式】新入生を迎えてフレッシュに新学期がスタート

始業式では、箱守校長から今年度の新入生とコーチングスタッフの体制が紹介されました。また、ロンドン五輪出場をめざすセーリングチームのマネージャーとして、新たな挑戦をスタートさせる鎌田祥一シニアコーチの退任も同時に発表されました。長年にわたって当スクールで情熱的な指導をされた鎌田コーチには、スクールから感謝状と記念品、スクール生からは花束が贈られました。

【特別講座】災害にかかわる基礎知識を親子で学んだ講習会

東日本大震災を契機に地震や津波への警戒心が高まる中、始業式に合わせて気象海洋コンサルタントの馬場正彦氏を講師に招き、特別講座「自然・水辺体験活動を行ううえで知っておきたい基礎知識」を開講しました。

「なぜ地震や津波が起こるのか?」、「ニュースで伝えられるさまざまな数字の読み解き方」、また「東海地震発生した際の葉山周辺地域の被害予測」など、災害時に個々の判断や行動の礎となる基本知識をわかりやすく解説していただきました。

【保護者会】保護者のみなさんと指導者が活発に意見交換

保護者会では、昨年度の諸活動を振り返りながら、事前に保護者のみなさんにお願いしていたアンケートの結果を報告しました。また、昨年度から新たにスタートした各種自然・水辺体験活動は、スクール生の成長に大きな成果を残したことから、本年度も引き続き実施することを合わせて報告しました。

さらに災害発生時におけるスクールの準備や対応を紹介し、本年度は災害の発生を想定した緊急時の避難シミュレーションを行うことが決まりました。

保護者会では、主に災害時の安全対策などについて意見交換を行った
保護者会では、主に災害時の安全対策などについて意見交換を行った

【新年度目標設定】さらなる成長のために自ら新年度の目標を設定

保護者会が行われている間、スクール生は教室でコーチのアドバイスを受けながら新年度の目標づくりを行いました。また、本年度初めてのセーリング練習では、在校生が新入生に艤装のアドバイスを行う姿も見られました。