第9回 YMFSスポーツ・チャレンジャーズ・ミーティング

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平成27年度 成果報告会

日時
  • 3月18日(金) 17:30〜17:45
  • 3月19日(土) 9:30〜15:15
  • 3月20日(日) 8:30〜13:55
内容
  • 平成27年度の助成対象者、及びOB・OGチャレンジャー(希望者)による平成27年度の活動実績の報告と、今後の目標の発表
  • 質疑応答

異分野の知見に触れ、考え、刺激を与え合った成果報告会

1年間の経験とそれによって得た知見や課題、次の目標を発表するチャレンジャー

3月18〜20日、プログラムの集大成となる平成27年度 成果報告会を開催し、第8・9期生をはじめOB・OGチャレンジャーが参加したほか、試合や海外留学などで、YSCMに参加できないチャレンジャーも、インターネット経由やビデオによる発表を行い、それぞれが成長した姿を見せました。

成果報告会は、それぞれが1年間の活動内容を報告することが第一ではありますが、他のチャレンジャーへ、活動内容をわかりやすくしっかりと伝えることを重要なテーマとしています。これにより、発表者は自身の語りにより刺激を与え、それを聞くチャレンジャーは学び、また質疑応答を通じて、互いにさらなる気づきを与え合うという効果を狙っています。

発表者はこうした意図を汲んでいたことから、競技や研究の説明、将来の目的、活動内容、成果と課題が整理して語られ、分野を超えた知見の共有や意見交換による「切磋琢磨」が促進されました。さらに、質疑だけに留まらず、チャレンジャー同士のエール交換もあり、次のチャレンジに向け、大いに英気を養いました。

一方、審査委員からは、成果の良し悪しに関わらず活動への具体的なアドバイスがおくられたほか、計画内容のさらなる緻密化、伝わりやすい資料作りやプレゼンテーション方法についてなどの指摘があり、チャレンジャーは幅広く課題を抽出する機会となりました。

成果報告会2日目の午後には、昨年に続き「スポーツ体験会」としてタグラグビーを行いました。爽やかな春の陽気に包まれたグランドで汗を流すことで、心身のリフレッシュとともにチャレンジャー同士の親交がさらに深まったようです。


競技の成績やトレーニングについて語る体験チャレンジャー

研究の内容や手法などを発表する研究チャレンジャー


成果報告を行うNEXTチャレンジャー。先輩たちに負けず堂々と発表

海外や日本での経験などを発表する奨学生


海外に滞在するチャレンジャーはインターネット経由で会場とコミュニケーション

審査委員からは、さまざまな視点で厳しくも温かい意見がおくられた


多くのチャレンジャーが質疑に参加。学ぼうという強い姿勢が見られた

タグラグビーによるスポーツ体験会は、さらなる交流を促した


タグラグビーのチームによる記念撮影

スポーツ体験会を終えて。皆さんの清々しい表情が充実感を表している


発表者一覧 ※発表順

3月18日(金)

助成期間 氏名 テーマ
第8,9期生・体験
(継続助成①)
内山 雅貴
自転車ロードレース/選手
東京オリンピック自転車ロードレースでの代表選抜、メダル獲得に向けた欧州UCIレースへの挑戦

3月19日(土)

助成期間 氏名 テーマ
第9期生・研究
(基本助成)
江間 諒一 二関節筋の肥大応答におけるトレーニング動作依存性の機序の解明:協働筋・拮抗筋という視点から
第9期生・研究
(基本助成)
成田 健造 水泳中に泳者が発揮したパワーを評価する方法論の開発
第9期生・体験
(基本助成)
網本 麻里
車椅子バスケットボール
(障害者スポーツ)/選手
世界へチャレンジ! 車いすバスケットボールプレイヤー
第9期生・体験
(基本助成)
尾崎 弘和
オリエンテーリング/選手
オリエンテーリング世界選手権アジア歴代最高位へのチャレンジ 〜その先の世界選手権メダル獲得に向けて〜
第9期生・研究
(基本助成)
奥津 光晴 運動による肥大脂肪細胞排除の新たな分子メカニズムの解明
第9期生・研究
(基本助成)
北嶋 康雄 骨格筋萎縮時における筋代謝特性の解明 〜骨格筋代謝物質の網羅解析による検証〜
第9期生・体験
(基本助成)
鈴木 徹
陸上・走高跳(障害者スポーツ)
/選手
リオデジャネイロパラリンピック大会での走り高跳びにおけるメダル獲得への挑戦
第9期生・海外/奨学 関口 泰樹 スポーツコンディショニングの勉強・研究を行うのと同時に、トレーナーとしての実際の経験を大学院で積む
第9期生・研究
(基本助成)
渡邊 瑛季 日本におけるスポーツツーリズムの空間的構造の解明
第9期生・体験
(基本助成)
増田 成吾
スカッシュ/選手
スカッシュの本場英国で世界レベルの大会優勝を目指す
第9期生・研究
(基本助成)
藤林 献明 2020東京五輪において男子三段跳でのメダル獲得に挑戦するトップアスリート支援型研究
第9期生・研究
(基本助成)
鷲谷 洋輔 柔道道場にみる学習実践のフィルムエスノグラフィー
第9期生・NEXT 古畑 海生
水泳/選手
大好きな水泳競技で進化を遂げて未来の扉を開き、本気の挑戦でオリンピック選手になる!
第9期生・NEXT ブラウン 健人 マシュー
ラグビー/選手
2019ラグビーワールドカップJAPAN大会のために何が出来るか?!
第8,9期生・体験
(継続助成①)
三浦 優希
アイスホッケー/選手
常にエキストラリーグで活躍する選手となり、アイスホッケー日本代表を長野大会以来の五輪へ導く
第8期生・海外/奨学 作田 飛鳥 ソマティックのスポーツ生理学的アプローチを取り入れた舞踏訓練法の体系化と確立
第9期生・海外/奨学 大西 茉莉奈 海外における、ジュニア世代のアスリート・指導者育成の現状の把握と自身の指導力・語学力の向上

3月20日(日)

助成期間 氏名 テーマ
第8期生・研究
(基本助成)
藤井 慶輔 相手がいる状況においてバスケットボール選手が素早く動き出すメカニズムの解明
第7,8期生・体験
(継続助成①)
佐藤 麻梨乃
陸上・棒高跳び
(障害者スポーツ)/選手
第22回夏季デフリンピック棒高跳びの部で優勝と世界ろう者新記録
第9期生・体験
(基本助成)
保坂 史門
スノーボードクロス/選手
スノーボードクロス競技においてワールドカップ、オリンピック出場を目指して
第9期生・NEXT 上垣 光
水泳(障害者スポーツ)/選手
2020東京パラリンピック競泳競技で金メダルをとるために、リオパラリンピック代表入りを目指す!
第9期生・研究
(基本助成)
堀内 多恵 競技スポーツ現場と臨床心理学をつなぐ 〜心理的危機場面に対処するための心理教育の試み〜
第9期生・研究
(基本助成)
本城 豊之 iSAACを用いた筋ダイナミクスを反映させたスポーツ特異性トレーニングシステムの開発
第8,9期生・体験
(継続助成①)
芦田 創
陸上・短距離種目
(障害者スポーツ)/選手
陸上競技での2016リオデジャネイロパラリンピック出場、そして東京へ
第9期生・体験
(基本助成)
八木 愛莉
カヌースラローム・
カナディアンシングル/選手
メダル獲得を目指し東京五輪より正式種目となるカヌースラローム女子カナディアンシングルに本場欧州で挑戦
第8期生・外国/奨学 宣 輔瓊(ソン ボギョン) 水泳競技におけるパフォーマンス向上に有効な試合前のコンディションの自己調整法の開発
第9期生・体験
(基本助成)
植野 琴
スノーボード・アルペン
/選手
スノーボード・アルペン 2018平昌オリンピックメダル獲得に向けて
第9期生・体験
(基本助成)
菊池 萌水
スケート・ショートトラック
/選手
ショートトラックで世界に挑戦するために
第9期生・海外/奨学 向井 薫 プロ球団やリーグ等のスポーツ組織における、継続的発展のためのマーティング戦略に関する研究
第8,9期生・研究
(継続助成①)
北岡 祐 乳酸はトレーニング効果を増強するか?
第8,9期生・体験
(継続助成①)
柳岡 はるか
フェンシング・フルーレ
/選手
2016・2020年のオリンピックでフェンシング日本人女子初の金メダル獲得
第8期生・体験
(基本助成)
神下 豊夢
陸上・砲丸投げ
(障害者スポーツ)/選手
「F46クラス男子砲丸投げ」の動作分析研究を通して2016年パラリンピック出場をめざす
第9期生・研究
(基本助成)
大岩 奈青 生化学的指標を用いたコンディション評価の試み 〜リオ五輪カヌースラローム競技でのメダル獲得を目指して〜
第8,9期生・体験
(継続助成①)
竹内 愛奈
アイスホッケー/選手
アイスホッケー北米クラブチーム(CWHL)への挑戦 〜全ては平昌五輪のために〜
第1,5期生・研究
(継続助成①)
富田 彩
(第1,5期生・研究 秋間 広 指導生)
股関節屈曲による大腿直筋の筋収縮は中間広筋の筋活動を引き起こすか?
  • ※チャレンジテーマは、助成期間中のものです。
  • ※敬称略