第9回 YMFSスポーツ・チャレンジャーズ・ミーティング
平成27年度 第9期生 修了式
日時 | 3月20日(日) 14:30〜15:30 |
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内容 |
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第8・9期生が全プログラムを修了
新たな決意とともに目標達成に向け次のチャレンジへ!

助成を修了した第8・9期生と審査委員の皆さん
3月20日、第9回YMFSスポーツ・チャレンジャーズ・ミーティング(YSCM)最後のプログラムとして、平成27年度 第9期生の修了式と、成果によって選出する「審査委員特別賞」「審査委員奨励賞」の発表を行いました。
まず、挨拶に立った木村隆昭理事長は、「YMFSとの関わりやYSCMが今後の皆さんのチャレンジのさらなる加速や飛躍のバネになれば、主催者として大変うれしく思います。皆さんのチャレンジはこれで終わりではありません。これからも自身の可能性を信じ、チャレンジに誇りを持ち、最後までやり抜いてくれることを期待します」というメッセージをおくり、第8・9期生に修了証を手渡しました。
特別表彰の発表では、世界の舞台で世界に伍する成果を残しスポーツ振興およびスポーツのレベル向上に貢献したチャレンジにおくる「審査委員特別賞」に、「乳酸はトレーニング効果を増強するか?」というテーマで活動した北岡祐さんを選出。「審査委員特別賞」に準じる活躍、また将来さらなる活躍が期待されるチャレンジにおくる「審査委員奨励賞」は、カナダの女子アイスホッケーリーグの「カルガリー・インフェルノ」でレギュラーとしてリーグ優勝を果たした竹内愛奈さんと、チェコアイスホッケー2部リーグのチーム「クラドノ」のジュニアチームで活躍し、アメリカのジュニアトップリーグ「USHL」からオファーを勝ち取った三浦優希さんを選出しました。
最後に、浅見俊雄審査委員長から「YSCMは年々内容が濃くなり、皆さんの研究・実践の成果報告や討論会も同様に質の濃いものになってきました。皆さんには将来があります。研究者、指導者、あるいは選手として、目標に向かって最大限の努力を続け、目標達成に少しでも近づいてください」と総評が述べられ、3日間にわたって開催したYSCMを終了しました。
審査委員特別・奨励賞 選考経緯|浅見俊雄 審査委員長
奨励賞の三浦さんは、欧州でもレベルの高いアイスホッケーのチェコリーグに一人で飛び立ち、今シーズンはジュニアチームで、得点とアシストランキングで上位につけ、シニアリーグへ招集されました。しかも、アメリカのジュニアトップリーグからオファーもあり、将来は日本代表として活躍が期待される人物です。もう一人の竹内さんもアイスホッケーですが、カナダ女子トップリーグのチームでレギュラーとして華々しく活躍されました。ともにインターネット経由での発表ではありましたが、その成果と同様、堂々としたすばらしいものでした。
特別賞の北岡さんは、乳酸という今までは疲労物質という誤った理解で扱われていたものを、一つのエネルギー源であると証明し、昨年度は国際学会で若手研究者向けの賞を受賞。本年度は論文がWEB媒体に掲載されたほか、国際学会でシンポジストとして発表を行うなど、世界的に評価を受けていることから、決定しました。
この賞は、助成を受けたすべてのチャレンジャーに権利があり、YSCMで発表した方が選考の対象となりますので、OB・OGとなっても大きな成果を残した際には、ぜひ参加してください。すばらしい報告を期待しています。
平成27年度 審査委員特別賞
受賞者 | 北岡祐さん(スポーツチャレンジ研究助成・第8・9期生) |
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テーマ | 乳酸はトレーニング効果を増強するか? |
受賞者コメント |
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平成27年度 審査委員奨励賞
受賞者 | テーマ |
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竹内 愛奈さん(スポーツチャレンジ体験助成・第8・9期生) | アイスホッケー北米クラブチーム(CWHL)への挑戦 〜全ては平昌五輪のために〜 |
三浦 優希さん(スポーツチャレンジ体験助成・第8・9期生) | 常にエキストラリーグで活躍する選手となり、アイスホッケー日本代表を長野大会以来の五輪へ導く |