第4回 YMFSスポーツ・チャレンジ・ウィーク
東京会場(4月1,2日)
平成22年度 YMFSスポーツチャレンジ助成 エリア別活動報告会
日時 | 2011年4月1日(金) 13:00~/4月2日(土) 13:00~ |
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場所 | 丸の内MY PLAZA(東京都) |
エリア別活動報告会の第2弾・東京会場は、関東エリアを中心に大勢のチャレンジャーに出席いただいたため、二日間に分けて実施しました。 報告会の冒頭、浅見俊雄審査委員長より「東日本大震災の影響により、恒例のスポーツチャレンジウィークが中止となったことは残念だが、こうして皆と元気に再会できて本当に嬉しい。しかし、被災地では今なお厳しい現実の中で人々が暮らしている。このような時期だからこそ、自分自身のチャレンジはもとより、スポーツが社会にどう役立てるかについても皆で意見を交換したい」と挨拶がありました。
初日の4月1日、成果発表/修了証授与に臨んだ第4期生は体験3人、研究4人。また体験4人(うち3人は2期連続対象者)、研究1人の第5期生が助成金贈呈書授与を経て新たな仲間として加わりました。さらに二日目も第4期生のチャレンジャー4人(体験1人、研究2人、奨学生1人)と、第5期生4人(体験2人、研究2人)が参加。2日間を通して17人のチャレンジャーが互いのチャレンジと成果を称え合い、同時に活発な意見交換を通して新たな刺激を持ち帰りました。
第5期生助成金(奨学金)贈呈書授与
体験 |
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研究 |
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※印は2期連続対象者
助成金(奨学金)贈呈書授与では、YMFS杉本典彦統括部長より、第5期生9人が贈呈書を受け取りました。またそれぞれがフラッグに決意の寄せ書きを行い、チャレンジャーとしての第一歩を踏み出しました。
第4期生成果発表/修了証授与
体験 |
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研究 |
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奨学生 |
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※印は2期連続対象者
成果発表では、二日間を通して4人の体験チャレンジャー、6人の研究チャレンジャーに加え、外国人奨学生の林勝龍さんが1年間のチャレンジの軌跡とその成果を発表しました。第4期生体験チャレンジャーの守田さん(レスリング/競技者)から、研究チャレンジャーの皆さんに対し、「こうした研究の成果をアスリートがいち早く知り、トレーニング等に生かしていくためにはどうしたらいいか?」という実践的な質問が出るなど、体験/研究相互の意見交換も活発に行われました。また、すでに海外で活躍するチャレンジャーと、これから世界に挑戦しようというチャレンジャーの間でさまざまな情報交換も行われるなど、実りの多い発表会となりました。
発表者一覧
スポーツチャレンジ体験助成
助成期 | テーマ | 氏名・団体名 |
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第4期生 | 20年以上オリンピック出場を逃すカヌースプリント競技で、ロンドン五輪に私が出場する計画 | 鈴木 康大 |
第4期生 | 世界選手権への挑戦、そしてロンドンオリンピックへ! | 守田 泰弘 |
第4期生 | 2014年ソチオリンピックを目指して~自身3度目となるオリンピックへの挑戦~ | 高嶌 遥 |
第4期生 | アイスホッケーでロシア及び北米プロリーグへの挑戦、2014年ソチ冬季五輪出場を目指す | 新谷 誠 |
スポーツチャレンジ研究助成
助成期 | テーマ | 氏名・団体名 |
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第4期生 | 方向転換走の素早さに関するバイオメカニクス研究 | 稲葉 優希 |
第4期生 | バイオイメージングにおける筋代謝産物の可視化 | 電気通信大学 量子・物質工学科 生命情報工学講座(代表:狩野豊) |
第4期生 | 脱トレーニングが腱特性および跳躍能に及ぼす影響 | 久保 啓太郎 |
第4期生 | ストリートダンサーの優れたパフォーマンスを支えるリズム感の解明 | 三浦 哲都 |
第4期生 | ドイツにおけるスポーツクラブの社会的機能性 | 稲垣 智彦 |
第4期生 | 日常生活の不活動化はうつ病発症リスクを高めるか? | 首都大学東京 人間健康科学科 行動生理学研究室(代表:西島壮) |
国際スポーツ奨学金
助成期 | テーマ | 氏名・団体名 |
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第4期生 | 日本統治下における台湾野球の文化研究 | 林 勝龍 |
座談会
座談会は、大きく二つのテーマに絞って開かれました。一つ目のテーマは、大きな震災を受けて「こうした時だからこそ、スポーツが人々に、そして社会に何ができるかをあらためて考えよう」というもの。「“スポーツで勇気を与えたい”という言葉を聞くと、思い上がりのようなものを感じることがある。その一方で、スポーツによって人々が集まり、お金が集まる。こうしたスポーツの価値を用いることで、社会に対してできることはあるし役割もある」という意見や、実際に世界大会への参加を自粛した競技団体に対し、「仕方ないと今は思っている。でも残念な思いは消えない」という競技者としての声も聞かれました。
また、もう一つのテーマとして採り上げられた「チャレンジとは何か?」というテーマについては、「若い頃に海外留学をしたが、当時はそれに見合う能力を持っていなかった。ただ、世界トップレベルの人々に囲まれて勉強したいという情熱だけで海を渡ったが、今はそれで良かったと思っている。自分から一歩踏み出さなければ何も始まらない」という研究者や、「チャレンジはしたものの、うまくいかなかった。そういう経験を経て、自分に制限を設けてしまっていた時期がある。チャレンジだからうまくいくこともあれば、そうでない時もあるが、がむしゃらにチャレンジするだけでなく、冷静に自分を見つめる機会も必要」という体験チャレンジャーの意見もありました。