第4回 YMFSスポーツ・チャレンジ・ウィーク
静岡会場(3月26日)
平成22年度 YMFSスポーツチャレンジ助成 エリア別活動報告会
日時 | 2011年3月26日(土) 13:00~ |
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場所 | ヤマハ発動機(株)コミュニケーションプラザ(静岡県) |
エリア別活動報告会の第1弾として、成果発表/修了証授与/助成金(奨学金)交付書授与を、中部地方在住のチャレンジャーを中心に、ヤマハ発動機(株)の企業ミュージアム「コミュニケーションプラザ」にて実施しました。
当日は東日本大地震により亡くなられた方に黙祷を捧げ、この震災に対して競技者や研究者である自分たちができることを確認しました。
また、成果発表/修了証授与に臨んだ第4期生は1年間のチャレンジを報告し、助成金交付書を受け取り新しい仲間となった第5期生は、1年間の抱負を力強く語り、参加したチャレンジャーが目標達成に向け、新たな一歩を踏み出しました。
浅見俊雄審査委員長は、震災を踏まえ「スポーツとは、それを行なう本人だけでなくまわりにも影響を与えるものです。その最たるものがオリンピックですが、実は日々のチャレンジもまた同様です。実際に私は、皆さんに触発され今もチャレンジする力をもらっています。そこで皆さんには、自らの目標をめざしながらスポーツを通じて何ができるか、自分の活動が人々に与える影響とは何なのかを意識して一年間を過ごしてほしいと思います。これからの皆さんの成長に期待します」とメッセージを送り、第1回を締めくくりました。
第5期生助成金(奨学金)贈呈書授与
体験 |
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研究 |
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第5期生の助成金(奨学金)交付書授与では、岸川善次郎事務局長より5人のチャレンジャーが交付書を受け取りました。その後、第5期生は「日本記録の更新」「日本ランキング1位」「日本代表入り」「博士論文提出」など、それぞれの抱負を力強く語り、YMFSの一員として新たなスタートを切りました。
第4期生成果発表/修了証授与
体験 |
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成果発表/修了証授与には、粂田幸仁さんと山下はるなさんの二人が参加しました。2年間の助成期間を終えた粂田さんは「自分のチャレンジが皆さんに認められ、高いモチベーションを持って目標にチャレンジできました。まだ満足できるレベルには達していませんが、2年間の経験を生かしてロンドンパラリンピック出場を実現します」と、さらなる成長を誓いました。山下さんも「昨年は世界での自分の位置を確認し、さらに上を狙うための課題も見えた一年となりました。今年も第5期生としてロンドンに向け全力でチャレンジを続けます」と、今後の決意を語ってくれました。
発表後には第5期生から質問が投げかけられ、二人も助成期間で得た経験を語り、競技や世代の壁を超えた交流をはかりました。また浅見審査委員長からは「これからもみんなファミリーです。ともにがんばりましょう」と、チャレンジを続ける二人にエールを贈りました。
発表者一覧
スポーツチャレンジ体験助成
助成期 | テーマ | 氏名・団体名 |
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第4期生 | 重度障がい者が水泳でロンドンパラリンピックを目指す | 粂田 幸仁 |
第4期生 | トランポリン世界選手権・ロンドンオリンピック出場に向けた取り組み | 山下 はるな |
座談会
初の試みとなった座談会では、事前にチャレンジャーが自身の競技や研究についてどんなことを考え、どう向き合っているかなどのアンケートを行ない、その結果からテーマを絞り語ってもらいました。
今回は「競技者と指導者の関係性」や「努力と才能」などが話題の中心となり、指導者との向き合い方、努力の質、必要性などが語られました。世代、性別、キャリアの違いから、異なる考え方が次々と出され、それに対して疑問をぶつけ合うことで、議論がまとまることはありませんでしたが、それぞれが発見や刺激を受け、また今後の活動への試行錯誤の必要性を感じたようでした。