調査研究

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2020(令和2)年度

障害者スポーツを取巻く社会的環境に関する調査研究
-障害者スポーツ選手キャリア、コロナ禍の影響、ユニ★スポ体験の効果に着目して-

2020(令和2)年度活動の全体概要

本年度は昨年より取り組んできた国内外の大型障害者スポーツ競技大会に出場経験のあるトップアスリートたちのスポーツキャリアに加えて、新たにコロナ禍にて行動が制限された障害者アスリートの実態調査を実施しました。
さらに昨年実施した「チャレンジ!ユニ★スポ」(障害者スポーツをユニバーサル教材として活用した体験事業)のアンケート結果より子どもたちの意識や行動の変化について掲載しています。

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各調査テーマの概要および結果

障害者スポーツ選手のキャリア調査

内容障害者スポーツのトップアスリートたちの個人史を追う形でスポーツを始めるに至った経緯や活動状況を、環境・支援・制度・時代背景など様々な視点からヒアリングした。今年度は主にリモートインタビューとなった。
結果
  • 中途障害の選手の場合、病院やリハビリテーションセンター等の医療関係者や社会福祉協議会等の福祉関係者から、障害者スポーツに関する情報提供を受けるケースが多い。
  • 先天的障害者の場合、学齢期の体育やスポーツ経験がその後のスポーツ活動の開始に大きな影響を及ぼしている。

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コロナ禍における障害者アスリートの実態調査

内容コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言(2020年4月7日発出)により、日常生活をはじめ、練習環境や大会参加など行動が制限された障害者アスリートの実態を調査した。
結果
  • 練習できる環境は、自宅や自宅周辺に限られた。
  • 時間を有効的に使い学業や資格取得に向けた勉強に取り組むアスリートが多い。
  • 様々な情報について、自分自身で情報を見極め行動に移していこうとする姿勢の人が多い。

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チャレンジ!ユニ★スポにおける児童生徒の変化

内容2019年度、静岡県内の小中学生約1100人を対象に実施したボッチャ体験会(座学と体験)で収集した3回のアンケート調査結果(体験前、後、数か月後)より、子どもたちの障害や障害者スポーツ等に関する意識や視点がどのように変化するかを分析した。
結果
  • 一連の学習内容が障害のある人に対するイメージをポジティブな方向に変容させることが示された。
  • 小学生中学生ともに、必要な場面でアダプテッドを適用しようとする意識があることも明らかとなった。

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報告書に関するコメント
藤田 紀昭氏

藤田 紀昭
(日本福祉大学スポーツ科学部 教授/当財団障害者スポーツ・プロジェクト リーダー)

パラリンピックが延期されたため、私たち研究プロジェクトも予定していた調査研究を一時中断し、今できることを中心に、三つの調査結果について報告することとしました。「障害者スポーツ選手のキャリア調査」からは子どものころからスポーツに親しみ好きになっていることがいつ障害を負ったかに関わらず重要であることがわかってきました。「コロナ禍における障害者アスリートの実態調査」からは正しい答えが何かがわからず、戸惑いつつも目標に向かって少しでも近づ こうとする選手の姿が浮かび上がりました。「チャレンジ!ユニ★スポにおける児童生徒の変化」では障害者スポーツを体験することで子供たちの意識が変化する点が明らかになりました。是非ご一読いただき、ご意見、ご批判お寄せください。


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はじめに・目次・障害者スポーツ プロジェクトダウンロード
[第1章]障害者スポーツ選手のキャリア調査障害者スポーツ・トップアスリートたちのスポーツを始めるに至った経緯や活動状況をヒアリング。ダウンロード
[第2章]コロナ禍におけるアスリートの活動状況調査コロナ禍で、日常生活をはじめ、練習環境や大会参加など行動が制限された障害者アスリートの実態を調査。ダウンロード
[第3章]ユニ★スポ体験での児童の意識変容調査ボッチャ体験会を通して、子供たちの障害や障害者スポーツに対する意識がどのように変化について報告。ダウンロード
付録 ユニ★スポ調査表ダウンロード

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