調査研究

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2020(令和2)年度

障害者スポーツを取巻く社会的環境に関する調査研究
-障害者スポーツ選手キャリア、コロナ禍の影響、ユニ★スポ体験の効果に着目して-

障害者スポーツ選手のキャリア調査について

調査目的

障害者がスポーツを実施する際の促進要因ならびに阻害要因およびスポーツ実施の目的、実施状況を明らかにすることで、障害のある人のスポーツの普及・強化に関するデータを取得、具体的にどのような支援や施策があれば障害のある人のスポーツ実施に結びつくのかを明らかにしてく。
(具体的には、障害者スポーツのトップアスリートたちの個人史を追う形でスポーツを始めるに至った経緯や活動状況を、環境・支援・制度・時代背景など様々な視点からヒアリング。)

調査対象

13名実施(先天的障害者5名、後天的障害者8名)

調査結果

  • スポーツ開始の局面(中途障害):病院やリハビリテーションセンター等の医療職や社会福祉協議会等の福祉職から、情報提供を受けるケースが多い。
  • スポーツ開始の局面(先天性障害):学齢期の体育やスポーツ経験がその後のスポーツ活動の開始に大きな影響を及ぼすものと考えられる。
  • スポーツ開始から継続へとつながるプロセス:ここで重要となるのが、種目ごとのクラブやチームの存在である。同じ立場の人々が競技をしている姿を目の当たりにすることが、その後の積極的なスポーツ参加へとつながっている。
  • アスリート雇用:スポーツ継続に影響を与えている要因として注目されるのが「アスリート雇用」の存在である。大会への参加や海外遠征など金銭的な負担が増加していく中で、「所属先から支援が重要」となっている。

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はじめに・目次・障害者スポーツ プロジェクト ダウンロード
[第1章]障害者スポーツ選手のキャリア調査障害者スポーツ・トップアスリートたちのスポーツを始めるに至った経緯や活動状況をヒアリング。 ダウンロード
[第2章]コロナ禍におけるアスリートの活動状況調査コロナ禍で、日常生活をはじめ、練習環境や大会参加など行動が制限された障害者アスリートの実態を調査。 ダウンロード
[第3章]ユニ★スポ体験での児童の意識変容調査ボッチャ体験会を通して、子供たちの障害や障害者スポーツに対する意識がどのように変化について報告。 ダウンロード
付録 ユニ★スポ調査表 ダウンロード

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