第10回 YMFSスポーツ・チャレンジャーズ・ミーティング
平成28年度 成果報告会
日時 | 内容 |
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3月3日(金) 13:00〜15:15 |
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3月4日(土) 9:30〜11:45 |
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プレゼンテーションとパネル展示を交え
1年間での変化と成長を見せた成果報告会

目標を立て1年間で得られた成果と課題を報告。逞しく成長した姿を見せたチャレンジャー
3月3-4日、第9・10期生が、1年間の成果を報告する平成28年度成果報告会を開催しました。今回は3月3日に、全員が1分間のプレゼンテーションとパネル展示を行い、審査委員が報告内容を審査して体験・NEXT、研究・奨学生から、各3名、計6名を決定。ここで選ばれた6名が4日に改めて報告を行う形式としました。
プレゼンテーションでは、わずかな時間ながらも自身の活動や、競技・研究の特徴、自身の活動の特徴をシンプルにまとめて発表。パネル展示は、チャレンジャーがプレゼンテーションを聞いて興味を持った報告に関して、その報告者や他のチャレンジャーと自由に議論を交わす機会として体験・NEXT、研究・奨学生でそれぞれ約30分の時間を設けました。これは、チャレンジャー同士が話しやすい環境を作り、交流を促進する効果も狙っていましたが、積極的に語り合う姿が見られ、分野や世代を超えた結びつきを築く良い機会になったようです。
審査の結果、体験・NEXTでは、辻沙絵さん(体験)、藤原祐志さん(体験)、神箸渓心さん(NEXT)、古畑海生さん(NEXT)が、研究・奨学生では進矢正宏さん(研究)、松田太希さん(研究)、福谷充輝さん(研究)の7名が選ばれました。
7人は翌3月4日に改めて1年間、積み上げてきた成果と次に目指すステップなどを報告。その後、報告内容に関して、他のチャレンジャーや審査委員を交えての質疑応答を行いました。質疑応答もまたチャレンジャーにとっての交流機会となり、少しでも異分野の知見を吸収しようという姿勢が見られたほか、自らの分野が報告者の活動にどう貢献できるかなどの新たな視点の提供などもあり、互いを刺激し合う活発な意見交換の場になりました。
また審査委員からは、成果を称えながらも、それぞれの状況を鑑みた上で次の一歩につながる、またチャレンジの質を高めていくための的確なアドバイスが送られ、参加者全員にとって有意義な時間となったようです。
発表者一覧
スポーツチャレンジ体験助成
助成期間 | |
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氏名・競技名 | テーマ |
第10期生(基本助成) | |
池田 樹生 陸上・短距離(障害者スポーツ)/選手 |
陸上短距離種目でのリオデジャネイロパラリンピック出場及び障害者スポーツの普及 |
第10期生(基本助成) | |
石井 駿平 自転車ロードレース(トラック)/選手 |
2020年東京オリンピックへの挑戦〜メジャー化に向け自転車競技で世界を相手に活躍できる選手になる!〜 |
第10期生(基本助成) | |
梅津 春香 フェンシング・フルーレ/選手 |
世界ジュニア選手権大会フルーレ種目で、日本人女子初の金メダル獲得への挑戦 |
第10期生(基本助成) | |
木村 彩恵子 スノーボード/選手・指導者 |
カナダにおける最高レベルのスノーボード指導資格「CASI4」取得に向けた挑戦 |
第10期生(基本助成) | |
辻 沙絵 陸上・短距離(障害者スポーツ)/選手 |
競技転向を経て、陸上競技短距離種目において2020年東京パラリンピックでメダル獲得を目指す試み |
第10期生(基本助成) | |
手計 岳隆 スノーボードクロス/選手 |
冬季オリンピックでスノーボードクロス日本代表になりメダルを獲得する為に |
第10期生(基本助成) | |
藤原 祐志 馬術/競技役員 |
2020TOKYOに向け国際馬術連盟の総合馬術スチュワードレベル1の資格を取得し競技会運営に寄与する |
第10期生(基本助成) | |
細田 将太郎 スキー・ジャンプ/選手 |
スキー・ジャンプ競技でワールドカップ出場、2018年のピョンチャンオリンピックでメダル獲得を目指して |
第9,10期生(継続助成①) | |
八木 愛莉 カヌースラローム・カナディアンシングル/選手 |
東京五輪初オリンピック史上初のメダル獲得を目指して。カヌースラローム競技女子C-1本場欧州への挑戦 |
第8,9,10期生(継続助成②) | |
内山 雅貴 自転車ロードレース(トラック)/選手 |
東京オリンピック自転車競技での代表選考・メダル獲得に向け、さらなる成長を求めてスプリント競技に挑戦 |
第8,9,10,12,13期生 | |
三浦 優希 アイスホッケー/選手 |
常にエキストラリーグで活躍する選手となり、アイスホッケー日本代表を長野大会以来の五輪へ導く |
第8,9,10期生(継続助成②) | |
柳岡 はるか フェンシング・フルーレ/選手 |
2020年のオリンピックでフェンシング日本人女子初の金メダルを獲得 |
スポーツチャレンジNEXT
助成期間 | |
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氏名・競技名 | テーマ |
第9,10期生 | |
上垣 光 水泳(障害者スポーツ)/選手 |
2020年東京パラリンピック競泳競技で金メダルを取るために本気の挑戦を積み重ねる |
第10,12,13,14期生 | |
神箸 渓心 スヌーカー(ビリヤード)/選手 |
スヌーカー世界チャンピオンへの道 〜海外で武者修行を行い、競技力向上、スヌーカーの普及に貢献する〜 |
第9,10期生 | |
古畑 海生 水泳/選手 |
大好きな水泳競技で進化を遂げて未来の扉を開き、本気の挑戦でオリンピック選手になる! |
第10,12期生 | |
若月 新 スキー・アルペン/選手 |
アルペンスキーで、南半球のニュージーランドで行われる国際スキー連盟主催のスキー大会に初挑戦したい |
スポーツチャレンジ研究助成
助成期間 | |
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氏名・団体名 | テーマ |
第10,13期生(継続助成①) | |
池戸 葵 愛媛大学プロテオ サイエンスセンター |
女子アスリートの疲労骨折予防に向けたビタミンD補給法の検討(自然科学) |
第10期生(基本助成) | |
小川 哲也 東京大学大学院 総合文化研究科 |
異なる速度のランニング動作を司る中枢神経機構の解明(自然科学) |
第10期生(基本助成) | |
小林 雄志 熊本大学大学院 社会文化科学研究科 |
瞬発的筋力発揮トレーニングとスロートレーニングを組み合わせた新規トレーニング手法の開発(自然科学) |
第10期生(基本助成) | |
進矢 正宏 東京大学大学院 総合文化研究科 |
球のキレの正体 ―打者の予測誤差の観点から―(自然科学) |
第10期生(基本助成) | |
高倉 久志 同志社大学 スポーツ健康科学部 |
持久的運動トレーニング効果を増強する運動実施タイミングの検討(自然科学) |
第10期生(基本助成) | |
平岡 拓晃 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 |
柔道選手の減量におけるコンディション評価方法の検討(自然科学) |
第4,10期生(継続助成①) | |
三浦 哲都 早稲田大学 スポーツ科学学術院 |
トップアスリートのリズム感(リズミカルな環境情報への位相差生成能力)の計測(自然科学) |
第10期生(基本助成) | |
水野 貴正 名古屋大学 総合保健体育科学センター |
静的ストレッチングに電気刺激を組み合わせた筋力増強法の開発(自然科学) |
第10期生(基本助成) | |
林 洋輔 大阪教育大学 教育学部保健体育講座 |
「エクササイズ」概念の再解明:西洋哲学における「エグゼルシスExercice」に着眼して(人文科学) |
第10期生(基本助成) | |
松田 太希 広島大学大学院 |
スポーツ集団の暴力性に関する社会哲学的研究(人文科学) |
第10期生(基本助成) | |
向山 昌利 びわこ学院大学 短期大学部ライフデザイン学科 |
スポーツ・メガイベントが被災都市の復興戦略に及ぼす影響に関する研究:釜石市を事例として(人文科学) |
第8,10期生(継続助成①) | |
藤井 慶輔 名古屋大学 総合保健体育科学センター |
バスケットボールの実際のゲーム中における動きの激しさの評価(自然科学) |
第9,10期生(継続助成①) | |
藤林 献明 立命館大学 共通教育推進機構 |
2020東京五輪において男子三段跳でのメダル獲得に挑戦するトップアスリート支援型研究(自然科学) |
第9,10期生(継続助成①) | |
鷲谷 洋輔 トロント大学大学院 エクササイズサイエンス研究科 |
柔道道場にみる学習実践のフィルムエスノグラフィー(人文科学) |
第6,8,10期生(継続助成②) | |
福谷 充輝 立命館大学 総合科学技術研究機構 |
タイチンの受動張力を活用した、高速動作時であっても大きな筋力を発揮する方法の探索(自然科学) |
国際スポーツ奨学金
助成期間 | |
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氏名・団体名 | テーマ |
第9,10,15期生(海外留学生奨学金) | |
関口 泰樹 University of Connecticut Department of Kinesiology |
スポーツコンディショニングの勉強・研究を行うのと同時に、トレーナーとしての実際の経験を大学院で積む(アメリカ) |
第9,10期生(外国人留学生奨学金) | |
フィンク ジュリウス 日本体育大学大学院 健康科学・スポーツ医科学 |
レジスタンストレーニング(RT)によって分泌されるホルモンとアンドロゲン受容体が筋肥大に与える影響(ドイツ) |
第6,10期生(海外留学生奨学金) | |
中田 貴央 FC Den Bosch |
オランダの医学的な視点から、男子サッカー日本代表のワールドカップ優勝に貢献するための土台を築く(オランダ) |
第10期生(外国人留学生奨学金) | |
金 多允 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 |
下肢キネマティクスとランニング障害の発生の関連性(韓国) |
- ※2017年2月21日現在
- ※チャレンジテーマは、助成期間中のものです
- ※敬称略