調査研究

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2021(令和3)年度

障害者スポーツを取巻く社会的環境に関する調査研究
-障害者スポーツ選手キャリア、テレビ放送、選手認知度、ユニ★スポ体験の効果に着目して-

[第2章]テレビメディアによる障害者スポーツ情報発信環境調査

調査目的

東京2020パラリンピック大会の開催にあわせ、障害者スポーツのテレビメディアでの露出状況(量的、番組傾向、トピックスなど)を把握し、影響度や障害者スポーツ認知度との相関を図ることを目的とする。

調査対象

東京都内での地上波デジタル(メインのみ)の放送環境を有するテレビ局の東京エリア放送分のデータをもとに、検索対象ワードとして、①”パラリン”、②”障害” AND “スポーツ”、③”障がい” AND “スポーツ”の3条件を設定しデータを抽出

調査期間

過去4大会(北京大会、ロンドン大会、リオ大会、東京大会)の、「開催前1か月間」「開催中」「開催後一か月間」。

調査結果

  • 大会別の放送時間をみると、リオデジャネイロ大会は、北京大会から約4倍増、ロンドン大会から約3倍増と急増したが、東京大会はリオデジャネイロ大会からの大きな増加はみられなかった
  • 「開催前」「開催中」「開催後」の東京大会の放送時間をみると、「開催前」は北京大会の約6倍増、「開催中」は北京大会の約4倍増、「開催後」は北京大会の約3倍増であった。一方で、東京大会の「開催後」は、急増したリオデジャネイロ大会から3分の1に減少した。
  • 過去4大会のテレビ局の合計放送時間は、「NHK総合」が最も多く、ついで、「NHK教育」、「TBS」であった。
  • 過去4大会の番組カテゴリー別の合計放送時間は、「情報/ワイドショー」が最も多く、ついで、「ニュース/報道」、「スポーツ」であった。
  • 番組内で取り上げられたコーナー別の放送時間は、過去4大会ともに「スポーツ」が最も多い
パラリンピック競技イメージ

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はじめに・目次・障害者スポーツ プロジェクト ダウンロード
[第1章]障害者スポーツ選手のキャリア調査障害者スポーツ・トップアスリートたちのスポーツを始めるに至った経緯や活動状況をヒアリング。 ダウンロード
[第2章]テレビメディアによる障害者スポーツ情報発信環境調査東京2020パラリンピック大会前後での、障害者スポーツのテレビでの露出状況を調査。 ダウンロード
[第3章]パラリンピアンに対する社会的認知度調査東京2020パラリンピック大会開催後のパラリンピアンに対する社会的認知度を調査。 ダウンロード
[第4章]シンポジウム抄録集「パラリンピック報道とパラリンピアンの認知度における社会発信の変化」開催レポート。 ダウンロード
[第5章]ユニ★スポ体験での児童の意識変容調査ボッチャ体験会を通して、子供たちの障害や障害者スポーツに対する意識変化を調査。 ダウンロード
付録・調査表・集計表 ダウンロード

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