調査研究
2018(平成30)年度
トップスポーツ組織の地域振興活動に関する調査
-トップスポーツによる地域活性化とスポーツ振興を目指して-
トップスポーツ組織の事業に関する活動や意識
調査結果
各種活動の実施状況について(回数、クラブ側参加者種別など)
※学校訪問・表敬訪問・社会啓発活動・祭りやイベント参加、安全運転啓蒙キャンペーン・スクール運営・商店街訪問・地域協会への訪問・講演活動・清掃ボランティア・指導者講習会など。
- 「クラブが運営するスクール(有料・無料)」の実績数が他の諸活動より多い。
- 「小中学校への訪問」実績は他の表敬訪問活動回数よりも多い。
- 地域活動への参加者は多くのケースで「選手」「指導者(監督・コーチ)」が多い。
ボランティアスタッフについて(有無、確保方法、活動内容や実績など)
- 回答した組織の約5割が内部に「ボランティア組織事務局」がある。
- ゲーム開催時のボランティア確保は「チームの母体企業や団体から」が最も多い。
後援会やファンクラブについて(有無、継続的支援システムなど)
- 回答した組織の8割近くが後援会やファンクラブを保有している。
重要視するステークホルダー上位について(企業系・独立/プロ系/大学系)
- トップスポーツ組織が特に重視するステークホルダーは、組織の事業基盤安定化を踏まえた回答が多かった。
- 組織の運営形態(企業系・独立/プロ系・大学系)に関わらず、「ファンクラブ」や「観客」などが上位となるが、企業系クラブでは「母体企業関係者」が、大学系では「大学関係者」が上位となるなど特徴が見られる。
マスコットキャラクターについて(有無、着ぐるみの有無など)
- 全体の約7割の組織に「マスコットキャラクター」あり。
- リーグごとの保有率に差が大きい。
- 「マスコットキャラクター着ぐるみ」の保有率は全体平均で約6割。
地域団体に対するチーム保有商標の使用許諾
- 「商標使用無償許可&活用実績あり」と「使用不許可」がそれぞれ約3割と二極化。
- 特にプロクラブは「無償許可」の割合が高い。
チームグッズについて(保有率、アイテム別の使用状況など)
競技普及促進活動(若年層向けスクール等)におけるベンチマークについて
- 「競技普及促進活動」ではJリーグをベンチマークに挙げる組織が多い。クラブではJリーグ「名古屋グランパス」「川崎フロンターレ」の名が挙がった。
支援者交流活動(サイン会・ファン交流会)におけるベンチマークについて
- 「支援者交流活動」ではJリーグやBリーグを挙げる組織が多い。クラブではJリーグ「川崎フロンターレ」、Vリーグ「豊田合成トレフェルサ」の名が挙がった。
社会貢献活動(ボランティア・福祉支援)におけるベンチマークについて
- 「社会貢献活動」ではJリーグを挙げる組織が非常に多かった。クラブでは「名古屋グランパス」「川崎フロンターレ」「豊田合成トレフェルサ」など。
地域活性化活動(商店街・モールでのPR)におけるベンチマークについて
- 「地域活性化活動」ではJリーグを挙げる組織が非常に多かった。クラブではJリーグ「川崎フロンターレ」を挙げる組織が多かった。
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