全国児童 水辺の風景画コンテスト

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平成14年度・第14回 審査員コメント

工藤 和男 様
審査員長 (社)創元会理事長、日展委員

今年は色鮮やかな作品が多く、レベルも上がった。本コンテストが長年続けられてきた実績で、子供たちの頑張る心も育んできたしるしでもあります。個性と工夫を大切にした結果が見られたコンテストでした。今回、突然設定していただいた審査員長賞の作品ではさんまが生き生きとしていました。絵を描くことを、これらの作品を通して自然を大切に思う心が育っていることがうれしく思います。


秦 英樹 様
(社)フィッシャリーナ協会 理事長

選択基準は、子供が何を描きたいかという意志が出ている作品、それに子供ならではの切り口、新しい切り口の作品を選びました。フィッシャリーナ協会長賞は漁港、漁村、風力発電で表現された自然環境への配慮などがひとつにまとめられている作品にしました。


土棚 毅 様
(社)日本マリーナ・ビーチ協会 常務理事

童心にかえって絵作品を見ました。自分が小学生の時に描いた絵には、必ずヨットがあった。今回選ばれた絵は上手な作品ばかりですが、自分の絵も銅賞くらいには選ばれたかなと思います。ヨットレースに参加したときのいい表情が、この会場でも見ることができ、とてもうれしく思いました。


畝本 昌介 様
(社)日本ユネスコ協会連盟 理事

どの作品も地球はひとつ、みんな仲良くしようというメッセージが感じられました。協力しあう姿こそ、ユネスコの目指す姿です。1人1人が作業を分担し、楽しんでいる様子が伝わりました。


服部 善郎 様
(社)海洋レクリエーション協会 ジャパンゲームフィッシュ協会 名誉会員

小学2年と5年の孫がいますが、絵を比較すると今回の作品の素晴らしさが分かります。明るい色彩の作品が多く見られます。絵は感性を具象化したもの、子供の気持ちがでるものです。子供に係る問題が取り上げられますが、作品を見ると、子供たちに健全な心が残っていることがよく分かり、うれしくなりました。自分の少年時代の夢を具現化した作品をJGFA協会長賞に選びました。


賀陽 輝代 様
ワールドチルドレンズファンド 日本代表

昨年から参加して一環して感じることは、明るい子供の笑顔です。規制にしばられない発想の自由さが感じられます。クジラ、人間、カニがスイカを分け合うなど、分け合い、明るい表情で過ごすことの大切さを教えられます。WCF賞の作品は、WCFの会議の会場やポストカードにも活用させていただきたいと思います。


遊佐 雅美 様
特別審査員 ライフセーバー 女子ビーチフラッグス世界チャンピオン

ライフセーバーという立場で海に出る機会が多いのですが、今回見せていただいた子供の作品からは、たくさんの海の見方があることを教えられました。子供たちのメッセージが伝わる作品ばかりで、自分もいろいろな絵を描いてみたくなりました。


荒田 忠典 様
(財)日本マリンスポーツ普及教育振興財団 会長

平成元年、第1回では1,500点の応募作品がここ数年7,000作品を越えるまでになりました。美しい海、楽しい海、働く海をテーマに、天真爛漫な作品が多く見られました。今後もそんな子供たちの心が映る作品を期待したいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。



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