浜の風景画コンテスト

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平成9年度・第9回 審査員コメント

工藤 和男 様
第1回コンテストより審査員長として数々の応募作品をご覧になってきた 工藤和男画伯の講評

回を重ねるごとに応募作品が多くなり来年は1万件を超えるのではないかと思われます。浜や海の風景を描くことにより、子ども達の心情や情操が伝わり、子ども達ののびのびとした姿が見えてくるコンクールは大変意義のあることだと思います。昨今では、学校教育などで絵を描くことに力を入れていることがこの作品のなかから伺えますが、大切なことは子供の特出した才能を表現することです。とても素晴らしく描けているにもかかわらず、同じ形や同じ視点になりがちな傾向です。技術よりも個性を活かした作品であれば、私は良いと思います。また、惜しくも入賞に漏れた作品も決して劣っているとは思いません。今後、幅広い作品が生まれることを望みます。


秦 英樹 様
本コンテストを後援している(社)フィッシャリーナ協会の秦 英樹専務理事の講評

審査の対象として海や浜を通じて環境保全が伝わってくるもの、ユニークな利用を捉えている作品や啓蒙を尊ぶ作品を考えてみました。子ども心ながらに連絡船を題材に捉えたり、PWC(パーソナルウォータークラフト)を被写体として映し出している作品など、力作が多いのには、ただただ驚かされるばかりです。


服部 善郎 様
本コンテストを後援しているジャパンゲームフィッシュ協会の服部善郎名誉会員の講評

今年初めての参加になりますが、特に感銘を受けたのは幼児の部に見られるように大人になる前の個性が充実した作品です。私自身もよく水辺に行きますが、改めて子どもの印象というものを感じさせられるとともに、このイベントの重要性を再確認しました。


江口 秀人 様
本コンテストを主催する(財)日本マリンスポーツ普及教育振興財団の江口秀人会長の講評

ヤマハ発動機として音楽やスポーツなど数々のイベントに携わってまいりました。特に私自身音楽関係のイベントに参加し、時代の流れが、ギターを持っているだけで阻害された頃に比べ、現在は文部省が後援をするまでに変わってきました。普段はやらずじまいで終わってしまう子ども達もこのようなコンクールに参加し、意外な一面を持っていることに気づかされます。本コンテストも来年は10周年を迎えますが、ますます充実するよう我々もがんばっていきたいと思います。



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