被災地支援

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平成23年度被災地支援 2回目・平成23年7月

平成23年度被災地支援(2回目)として、文部科学省の「子どもの学び支援ポータルサイト」を通じたスポーツ教材の支援を行いました。

「子どもの学び支援ポータルサイト」は、支援を必要としている地方公共団体や教育委員会と、支援が可能な地方公共団体・教育委員会・学校・企業・NPO等がその内容をサイトに掲載することで、各々が直接やり取りをすることができる仕組みです。

今回はこのサイトの情報をもとに、東松島市教育委員会が市内の小学校の要望をとりまとめて掲載していたスポーツ教材に対し、下記の教材をお送りしました。


支援教材
水温計 1本
レーキ 10本
ボールキャリー 2台
デジタル握力計 2台
ハードル 10台
電子ホイッスル 2個
プラホイッスル 6個
システムストップウォッチ 2個
システムプリンター 2個
フットサルゴール 2セット
ゴール用クイ 10本
ソフトサッカーボール 20個
ゲームベスト 140枚
跳び箱8段 4個
セーフティマット 2枚
逆上がり補助板 2台
プラカード 10枚
ライン引き(四輪) 1台
電動空気入れ 1台


支援先
東松島市立赤井南小学校 東松島市立大曲小学校
東松島市立小野小学校 東松島市立浜市小学校

は浸水範囲  ※参考:国土地理院 震災範囲概況図 12


レポート

現地の校長先生・教頭先生方とのお話より

津波により、子どもたちやそのご家族を亡くされたり、浸水により校舎が使えなくなったり、体育教材が流失したりと、各学校においてさまざまな被災状況に置かれている中、子どもたちも先生方も前を向いて頑張っていらっしゃいました。このような状況の中で、現地の小学校からは、子どもたちの体育の授業や行事、外遊びなどに欠かせない体育教材を要望されていました。当財団では、現場で必要とされているそれらの教材についての詳細をお伺いし、要望に添う形での支援に努めてきました。

先生方は「子どもたちにとって今は外で思いきり自由に遊ぶことが重要です。子どもたちが元気になれば、家族も元気になり、地域全体が元気になります。まずは今まで通りの教育環境を整えられるように、私たちも笑顔で元気に子どもたちと接しながら教育活動に専念しています」と、みなさんがおっしゃっていました。

今回お送りした教材が教育環境を整える一助となり、夏休み明けに学校に集まった子どもたちが元気に笑顔で走り回り、子ども、大人、そして地域全体が元気になることを心から願っています。

2011年7月20日

大曲小学校より

東松島市立大曲小学校の亀卦川校長先生より、教材の支援に対するお礼の手紙をいただきました。

震災当時の学校や子どもたちの様子とあわせ、必要としていた体育教材が届いたことに対する感謝のお言葉が綴られていました。

子どもたち、そして職員の皆さんが復興に向けて歩んでいく姿に、私たちも元気と勇気をいただきました。

2011年8月21日

浜市小学校より

東松島市立浜市小学校の児童147名および教職員のみなさんより、スポーツ教材支援に対するお礼のメッセージDVDをいただきました。

全校児童のみなさんからのメッセージには、「津波による大きな被害を乗り越えて、これからの復興に向けて、たくさんの方々に支えていただきながらチームワークと底力でがんばっていきます!」という思いが込められていました。

浜市小学校・全校児童のみなさんからのメッセージ

2011年9月14日

小学校の運動会を訪ねて

東日本大震災から約7ヶ月たった秋晴れの日に開催された、東松島市の浜市小学校、大曲小学校の運動会を訪問しました。

家族や地域の方の声援を受けた子どもたちがグランドを力いっぱい走り、競い、称え合う姿を通して、待ちに待った運動会を無事に開催することができたことを、子どもたちだけでなく、保護者の方も先生方もたいへん喜んでいた姿が印象的でした。

また、子どもたちの誓いの言葉や校長先生、教頭先生のお言葉からは、多くの人に支えられていることに対する感謝の気持ちと同時に、復興に立ち向かう逞しさも伝わってきました。

運動会では、7月~8月にお贈りしたスポーツ教材も活用していただき、学校教育の復興の一助となったことを大変うれしく思いました。

小学校の運動会を訪ねて

2011年10月8日


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