全国児童 水辺の風景画コンテスト

このページをシェア

全国児童 水辺の風景画コンテスト

表彰式


第33回 環境大臣賞

第33回 全国児童水辺の風景画コンテスト環境大臣賞
環境大臣賞を受賞した中村敢太朗さん
日時 2021年12月14日(火)16:30〜
場所 中標津町役場
受賞者 中村 敢太朗(なかむら かんたろう)さん
北海道 中標津町立計根別学園 4年生(10歳)
作品名 「水辺のカワセミ」
贈呈者 中標津町長 西村 穣様

2021年12月14日(火)、北海道の中標津町役場にて、環境大臣賞を受賞した中村敢太朗さんの表彰式が散り行われ、中標津町長の西村穣様より表彰状を贈呈していただきました。

「我が家は6人兄弟姉妹ですが、長男の同級生がとても絵が上手で、そのお父様が絵の先生をしていたことから、子どもたちにも上手になってほしいと思い、指導をお願いしたことがきっかけです」とお母様の公美子さん。こうして、敢太朗さんも小学校1年生の時から本格的に絵画をスタート。本コンテストにも応募するようになり、今回は環境大臣賞を受賞しましたが、過去には特別賞や金賞を受賞したこともある実力の持ち主です。

「夏を楽しそうに過ごす子どもたちの姿が描かれた作品が選ばれていることを知っていたので、今回の作品では難しいと思っていたところでの受賞となりビックリしました」と公美子さん。敢太朗さんも「とれるとはおもってなかったのでうれしいです。表彰状がとても大きくてビックリしました」と喜びの声を聞かせてくれました。

敢太朗さんが描いたのは中標津にある養老の滝に行ったときに見つけたカワセミ。「動物が好きなのでかきました」と言いますが、その作風は独特で「下書きのあと、絵の具をそのままおいていくようにぬって、クレヨンでしあげました」と教えてくれましたが、その出来栄えに加え作品に厚みと重さがあることから審査員からも、注目された作品の一つです。

「この子は色の使い方が独特で、迷うことなく色を置いていくところがあり、兄弟姉妹の中でも才能を感じていますと公美子さんは言いますが、実際に、さまざまな色で構成された羽と滝を「うまくかけました」とうれしそうに教えてくれました。

この作品ができた背景には、敢太朗さんが「絵をかくことが好き」という理由もありますが、ご両親の教育方針や生活環境が大きく影響しているようです。公美子さんは「大自然の中で子どもを育てたいという思いがありました。実際、家の周りは自然が広がっているので、子どもたちの遊び場は自然が中心。養老の滝も車で10分かからないところにありますが、近くにいろんな場所があるので、特に夏場はみんなで遊びに出かけているし、冬もスキーやスノーモビルに乗るなど元気に遊びまわっています」。さらに、家業が酪農家ということもあり、敢太朗さんも牛舎の掃除などを手伝っているそうですが、動物好きということも納得させられます。

敢太朗さんはこの先も「ずっと絵を描きたい!」と言いますが、幼い頃、手術の経験があることから、将来の目標は「お医者さん」だと教えてくれました。「あっという間にここを離れる時が来ると思いますが、社会に出て生かせる何かをこの環境の中でたくさん学んでほしい」と公美子さん。その願い通り、きっとこれから先も大自然の中で逞しく成長を遂げてくれることでしょう。

表彰式一覧にもどる

コンテストに関するお問い合わせ先
  • 第33回「全国児童 水辺の風景画コンテスト」係
  • TEL:0538-23-8700
  • 受付時間:9:00〜12:30、13:30〜17:00(土日を除く)