野口 夏輝(鳥取県)
ものすごいでっかいズガニをとって「ウワァ〜」という気持ちになって「大物とったぜ〜」とさけびました。
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子どもがカニを獲って感動している様子が、大きく見開かれた力強い目でとてもうまく表現されています。またカニの姿がとても丁寧な色使いで描写されていますが、発見した歓びや生物への興味もしっかりと伝わってきます。この作品のように子どもたちが、水辺でいろいろな体験活動を行い、たくさんの感動・発見をしてほしいと思います。
とてもしっかりと書き込んでいることがわかる作品です。目の動きに臨場感がみなぎっており、この体験での感動がとてもよく伝わってきます。また一緒に描かれているカニも、繊細な描写が印象的で、総合的に優れた仕上がりだと思います。
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小倉 心愛(東京都)
海のそばでくらしたら楽しいだろうなぁと思いながら描いていたら本当に楽しくなってきました。
作品を描いた方のコメント通り、夢がたっぷりつまっており、海を楽しんでほしいという気持ちが、本当によくあらわれている作品だと思い選びました。今回の作品はどれもすばらしいものでしたが、会場に入った瞬間に目に飛び込んできたもっとも印象深い作品でした。この作品のように子どもたちには夢を持って大きく育ってほしいと思います。
この賞に相応しい船が中心となった作品ですが、人物の多様な姿を含め印象的な作品になっています。特に私が注目したのが船を取り巻く波です。これは大人の発想ではなかなか描けない子どもらしく、またユーモアを感じさせる表現が使われており、感心させられました。
松尾 和香(兵庫県)
おおきい魚が小さい魚を食べて、もっともっと大きい魚がその魚を食べてしまうところを書きました。
今回も本当にすばらしい作品が多く、一点だけを選ぶということで大変悩みました。この作品は自然の中で生きる命の力強さと、自然界の厳しさの両方をあらわしているということで選びました。自然にはすばらしいことがたくさんありますが、それだけでなく厳しいこともあるのだということを、幼稚園のお子さんが作品のなかで表現していることに感動しました。
大きな魚が小さな魚を食べていくという、自然のなかにあるひとつの現象を描いています。子どもらしい発想で描かれた作品ですが、私には弱い者が強い者に負けるという自然の仕組みを理解し、それに負けないようにがんばろうといった、奥深い作品に感じました。
斎藤 愛(高知県)
高知市の隣の町の赤岡では、どろめ漁が盛んです。どろめにちょっぴりゆずをかけ食べると極上な味です。
この作品を選んだポイントはふたつです。まずは、漁船や漁師の方を描いている作品が多いなかで、魚が描かれていることです。これはイワシの子どもであるドロメですが、現場の雰囲気がとてもよく伝わってきます。もうひとつは、漁を終えたお父さんを、お母さんと息子さんが迎えていますが、この2人の温かさが感じられるとともに、家族で漁を行っている楽しさが伝わってきて、とてもよい作品だと思いました。
漁師とその帰りを待っていた家族の皆さんが描かれていますが、歓びに溢れながら一生懸命に働いている姿がよく伝わってくる作品です。また女性が着ている服の色柄に現実的な雰囲気があり、家族みんなで力強く生きているという姿を効果的に作り出しているように思います。
竹見 美保(神奈川県)
夏休みに平塚のビーチパークに行きました。浜辺で水遊びをしているうちに、同じ年位のお友達ができました。
お友達ができてよかったですね。水を掛け合いながらみんな仲良く元気に遊んでいる様子が大変よく描けています。これからも楽しかったことを絵にするといつまでも思い出を残すことができますよ。
野里 あすか(兵庫県)
お友達と一緒に潮干狩りにいった。クラゲがいたよ。ヌルヌルしてた。貝はみつけられなかった。
楽しい潮干狩りでしたね。貝は見つからなかったけれど、クラゲにさわってみたらヌルヌルしていることを初めて知ってよかったですね。海には貝や魚、海草などいろいろな生物がいるので絵にしてみましょう。
松尾 優太(徳島県)
近くの川で、くさがめを見つけていっしょにあそびました。
クサガメの甲羅の模様をよく見てシッカリ描いていますね。またカメの仕種をよく観察している様子が伝わってきます。これからも生き物たちをよく見て楽しい絵をたくさん描いてください。
阿部 瑛介(神奈川県)
DVDで見て、すごくさわったりつかまえたりしたくなった。
DVDで見たきれいなタコの様子がよく描けています。しかしこの色はタコが驚いた時の色で、小さくてもフグと同じ毒をもっており、咬まれると大変危険です。魚にもヒレに毒をもった種類があるので気をつけましょう。
井川 こころ(愛媛県)
かぞくとしんせきでハワイに行った。今までですごくきれいな海。ひかってずっとずっと日本よりすごかった。
ハワイの海の中はいろいろな色の魚が泳いでおり、題名の通り宝石箱のようですね。とても明るくきれいに描けています。魚の形もよく観察されています。ハワイの楽しい思い出が伝わってくるようです。
矢崎 裕也(兵庫県)
大きなカメがゆっくりと海の中を泳いでいるところです。魚もビックリしています。
大きなカメが画面一杯に描かれています。アオウミガメかな?まわりの魚たちも遠慮しているようですね。ゆっくりゆっくり泳いでいる様子が伝わってきます。これからも海の生き物をたくさん描いてください。
山本 有人(兵庫県)
大きなお船に乗ったよ。寝るのが楽しかった。遠くに小さいお家が見えた。海ってひろいな~。
海は広いなーって感じたり、船の中で寝ることができたり、大きな船に乗ってよかったね。甲板に出たりベッドの窓から外を眺めている様子が楽しそうに描けています。大きくなったら仕事で外国へも行けるといいね。
真鍋 光晴(徳島県)
大きなふねで大きな魚をつりあげました。ついでにたこをつりました。
何という名前の魚かな?大きな魚を釣り上げましたね。魚が勢いよく跳ねている様子がよく出ています。みんなで賑やかに釣りを楽しんだようですね。これから釣った魚を絵にしておくといいですよ。
片岡 美土里(埼玉県)
きれいな川で水あそびをしたよ。さわがにや小さいさかながたくさんいたよ。とてもきもちがよかったよ。
アユ、イワナ、サワガニなどが住む水のきれいな川がたいへんよく描けています。特にキラキラ光る魚やカワセミ、そして苔の生えた川底の石などとても色がきれいです。これからもしっかり観察しましょうね。
中尾 拓人(徳島県)
お父さんと一緒に砂浜で貝を探していたら、いっぱい見つかったよ。カニもいたよ。たからものがいっぱいだね。
お父さんと一緒に楽しそうに貝拾いしている様子がよく描けています。お父さんに教えてもらいながら貝やカニをよく見ているといろいろなことが分かったよね。生きているカニの色もよく見てみようね。
古田 琴音(岐阜県)
いたどりがわでさかなをとりにいきました。すいちゅうめがねの中にさかなをいれてきねんさつえいをしました。
水中めがねの中に魚を入れて、それを見ている自分を描くというのは、面白い見方ですね。顔もよく描けています。人間の大きな顔に魚が驚いているようですね。魚と会話しているような表情になるともっとよくなります。
青嶌 哲也(静岡県)
左下にいるのがシマキンチョクフグです。右下、右上にいるのがホホジロザメです。長くて上が赤い魚がリュウグウのつかいです。
<しんかい6500>と一緒に深く潜水できるといいですね。大きなサメや深海魚の形や色がしっかり描けています。深海にはまだ知られていない生物がたくさんいるようですよ。
谷口 智哉(静岡県)
大坂でジンベイザメを見て、背中に乗って泳いでみたいと思いました。
たくさんの魚たちにかこまれて楽しそうですね。ジンベイザメは魚の中では一番大きく、最大18mにもなるそうです。性質はおとなしいので慣れれば乗ることができるかもしれません。
森泉 真子(東京都)
ふかい海の底にもたくさんの魚がいます。カニや貝はいろんな色をしていました。
深い海にいる珍しい魚や貝の形がしっかり描かれています。生き物たちの色もうまくまとめています。海底の貝のようなものがきれいに並んでいますが、もうすこし自然に見えるようにするともっとよくなります。
久保田 紗妃(東京都)
とうだいにのぼったら、いろいろなおふねが、よくみえるんだろうなぁ。
観光船と漁船が大きく描かれています。港の近くかな?船がたくさんある賑やかなところですね。灯台のような高い所から見たい気持ちが伝わってきます。海をしっかり描くともっとよくなりますよ。
佐瀬 歩夢(神奈川県)
元気よく魚たちをはこぶおじさんたちがかっこいいと思ってかきました。
威勢のいい掛け声でセリをする人、車で魚を運搬する人など、港の賑やかな様子が伝わってきます。大きな魚もよく描けています。今度はセリをしている所のように大勢の人も描くとよいと思います。
菅原 うた(宮城県)
宿泊学習で沢遊びをしました。冷たい沢の水につかりながら石をこすって削って遊んだのは楽しい思い出です。
宿泊学習で冷たい水に浸かりながら石を削って遊んだ様子を黒い輪郭線で描いていますね。ステンドグラスのような効果を生み出しています。「石を削る遊び」はどんな遊びでしょうか?
田中 駿一郎(奈良県)
ボートでジャングルやたきを探検している所です。
急流をみんなで力を合わせて漕いでいる様子が大変よく描けています。川魚の形や色もしっかり観察して描いています。これからも安全のために全員かならずライフジャケットを着用して楽しみましょうね。
簗瀨 詠子(神奈川県)
夏休みに沖縄の海でつりをしました。赤や虹色、水玉もようの見たこともない色あざやかな魚がつれました。
釣り糸の先をしっかり見つめ、真剣に釣りをしている表情が大変よく描けています。また沖縄の海のきれいな魚たちや船もよく描けており、いい経験をしましたね。釣り糸がもう少し細く描けるといいですね。
内野 咲南(茨城県)
海へは、毎年家族といきますが、ずっときれいな海であってほしいと思って描きました。
さわやかな風が吹いている砂丘を裸足で歩くととても気持ちがいいですね。カモメが“一緒に遊ぼう”と言っているような素敵な絵です。ゴミのないきれいな海を大切に守っていきたいですね。
増山 海世(千葉県)
生き物のそれぞれの色を少しずつかえてぬった。
水辺にいるいろいろな動物や植物をよく観察して描いたとても良い絵です。また水に映った木や草もよく描けていますが、木や草をよく見ると同じ緑でもずいぶん違いがあるので、今度はよく見て描いてみましょう。
渡辺 大成(愛媛県)
今は絶めつきぐ種に指定されている紅鮭の元気な川上りをかきました。
鮭の特徴をよくとらえた作品で、色もとてもきれいです。鮭は、秋に川をさかのぼり、上流の川底に産卵した後死んでしまいます。鮭がさかのぼりやすいよう、ゴミのないきれいな川にしたいですね。
杉内 ひなた(高知県)
おいしいお魚をいっぱいとるために今から船が出発です。
船の形が工夫されてしっかり描けています。これから漁に出るようですが、大漁旗を上げて帰ってくるといいですね。忙しそうにしている漁師さんを入れると出港前の雰囲気が出ます。
名田 伊吹(兵庫県)
魚市場で釣った魚をさばいて加工するところ。
氷詰めされた大量の魚を工場で加工する場面ですね。作業者の表情や服装などをよく観察し丁寧に描かれています。また魚を丁寧に扱う様子も伝わってきます。氷を描くのは難しいけれど挑戦してみてください。
尾仲 真依(高知県)
漁が終わって、たいせつな船を見守る漁師のおじさん。たくましいせなかが印象的でした。
漁船や船を係留するボラード(ビット)などからわかるように、ひとつひとつに丁寧な描画表現が使われ、たいへん高い技術で描かれた作品です。ただそれ以上に、作品の中心にある“逞しい背中”がポイントです。これは表現もさることながら、背中から力強く生きる人間の逞しさがとてもよく伝わってきます。このように作品作りを通して逞しさを感じることも大切だと思い選びました。
船や船具がたいへんよく描けています。一生懸命働いている漁師のおじさんの日焼けした後姿もよく描けており、いいポイントになっています。水の色が緑過ぎるので、実際の色をよく観察してみてください。
原田 菜央(兵庫県)
家族揃って一日海で遊び思い出いっぱいの夏休みを過ごした絵です。
日本舟艇工業会が現在目指しているのは、家族が気軽に楽しめるマリンレジャーの構築です。その私たちの思いをしっかりと表現してくれているのがこの作品であったことから選びました。詳細を見ても、海に飛び込む姿や、ゴムボートにしがみつく動きから楽しさが伝わってきますし、背景にある船との遠近感など、作品としてもとても優れていると思います。
家族で一日思いっきり遊んだ楽しい思い出が詰まっている絵ですね。このような思い出は絵にしておくと後で楽しむことができます。でも海で遊ぶときには絶対に子どもたちだけで遊ばないようにしましょうね。
寺岡 航(熊本県)
夏、近くの川で糸とんぼがとんでいた。きれいな川の上を糸とんぼがとんでいるけしきがきれいだったから。
日本にはとてもすばらしい多くの山河がありますが、残念ながらその美しさは年々失われています。私たちの活動のひとつには、多くの魚が棲み、トンボやチョウチョが飛びまわれるような環境を守り、育てていこうというものがあります。この作品は、第一印象から惹き付けられる存在感があったのですが、それ以上に私たちの目指す自然の姿がとてもよく表現されていることから選びました。
イトトンボをよく観察して描かれています。きれいな川もていねいにしっかり表現されています。小さな生き物でもよく見るといろいろなことが分かって楽しいですね。これからもいろんな生き物を観察しましょう。
飯塚 柚稀(栃木県)
砂浜で砂をかけっこして遊んだこと。
私たちはマリーナとビーチの発展を図り、海洋性レクリエーションの振興に寄与することを目的に活動をしていますので、この作品に描かれている子どもの表情がとても楽しそうに見えたことから選びました。昨年の震災でかなり海離れが進みましたが、この作品を通じ、ビーチは楽しいところなのだということを、再確認してほしいと思います。
砂遊びがとても面白かったようですね。面白さを体いっぱいで表しているので絵を見る方も楽しくなってきます。ほかにも色いろな遊びがありますね。それらも絵に描いてみてください。
米田 陽南(奈良県)
夏休みに沖縄でダイビングをしている時にえさをやっている時で色々な魚がいてすてきだったので、かきました。
審査員は3度目になりますが、今年ほど難しい審査はありませんでした。私たちはその名の通りスポーツフィッシングを含めた魚についての団体であり、水辺の資源や環境の大切さを啓発する活動も行っています。この作品では色とりどりの多様な魚が生きている姿が描かれていますが、まさに理想の海であり、この絵と同じような豊かな自然がこれからも存続していくことを願って選びました。
沖縄でのダイビングで、きれいな魚たちに囲まれている様子が面白くよく描けています。丁寧に描かれた色鮮やかな魚ときれいな水の色がマッチしてとても効果的です。からだの形にも気をつけて描いてみましょう。
藤岡 怜(徳島県)
キャンプでうみにもぐっておさかなをみたことがあるよ。
ヤマハ発動機は“感動創造”を企業理念に掲げており、マリン分野においても、ハード・ソフトの両面から、水辺で感動を提供できるような事業活動に取り組んでいます。この作品からは、子どもたちが海に潜ったときの感動がその豊かな表情でとてもわかりやすく描かれており、私たちの理念をもっともよくあらわした作品となっていることから選びました。
海にもぐってエサをやると、たくさんの魚が寄ってきますね。そのときの新鮮な感動の様子がよく描けています。面白かったようですね。海や水辺で経験した色いろなことを絵にしてみましょう。