調査研究
2019(令和元)年度
障害者スポーツを取巻く社会的環境に関する調査研究
-地域現場、障害者スポーツ選手キャリア、大学に着目して-
障害者スポーツ選手のキャリア調査について
調査目的
障害者がスポーツを実施する際の促進要因ならびに阻害要因およびスポーツ実施の目的、実施状況を明らかにすることで、障害のある人のスポーツの普及・強化に関するデータを取得、具体的にどのような支援や施策があれば障害のある人のスポーツ実施に結びつくのかを明らかにしてく。
(具体的には、障害者スポーツのトップアスリートたちの個人史を追う形でスポーツを始めるに至った経緯や活動状況を、環境・支援・制度・時代背景など様々な視点からヒアリング。)

調査対象
9名実施(先天的障害者2名、後天的障害者7名)
調査結果
- 障害者がスポーツを始めるに際しては、何らかの方法により障害者スポーツ情報の提供を得ている。
- 情報提供者は、そのスポーツを実施できる場所までのつなぎまで行っている。
- 2つのタイプのロールモデルが存在する。 (1つは、トップ選手やメディアの情報から障害者スポーツや具体的な競技の存在を知り、スポーツをするイメージを描く。もう一つはスポーツを実施している場所で、同じような障害を持っている人が競技をやっているところを見て、自分がスポーツをやっている姿をイメージする。)
- スポーツ実施場所までの移動を可能とする要件が満たされている。
- 中途障害者の場合、受傷前のスポーツ経験がプラスに影響している場合が多い。
- 2020東京パラリンピックの開催が多くの選手に影響を与えている。
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