只埜 旭(宮城県)
ぼくはどうぶつがだいすきです。うちのちかくのかわででっかいたがめをみました。おおさまみたいでした。
コメントに「王様みたいなタガメ」とありますが、相当に印象深かったことが、絵に占めるタガメの大きさと、丁寧な描写から伝わってきます。そして、このタガメを狙う鋭く真剣な眼差しも、この作品を選んだポイントとなりました。現在は、子どもが自然の中で遊ぶ機会が減ってきている状況ですが、この作品のように全国の子どもたちが、自然の魅力に触れ、たくさん遊んでくれることを願っています。
ほとんど姿を見ることがなくなったタガメが描かれていることが、大きなポイントだと思います。作品を描いた子どもにとっては新しい発見であり、私も子どもの頃には良く見ていたので、懐かしい思いにとらわれました。タガメを知らない子どもたちにとっても、自然の大切さや親しみを感じることができる作品です。
寺島 凛太朗(東京都)
日本を支えているコンテナ船はとても大きくてビックリしました。
日本の暮らしを支える港湾は、普段の生活ではなかなか身近に感じることが出来ないと言われています。しかし、この作品では港湾に焦点を当て、コンテナ船が物流を支えていることを認識してくれていることに感動しました。作品自体も、ガントリークレーンが力強く書かれ、港湾のダイナミックさを表している素晴らしい作品だと思います。多くの子供たちが港湾に興味を持ってくれるきっかけになってくれればうれしいです。
港の情景がありありと描かれた作品です。特に子どもたちは普段目にしない水辺の一つとして、また日本の姿を知るという意味でも、おもしろい作品だと思います。また、港やクレーン、大きな船などはどれも力強さを感じさせるものですが、船体の黒とクレーンの赤が、その力強さを効果的に引き出しています。
簗瀨 詠子(神奈川県)
夏休みに、上高地の明神池で美しい水鳥たちを観察していると、朝霧の中から一羽の青サギが飛び立ちました。
国立公園である上高地は私自身も何度か行ったことのあるとても美しい場所です。ここに描かれている明神池では、あまり鳥を見ることがなかったので、この絵を見て、新しい上高地を発見することができました。この作品は、上高地のすばらしい自然を集約しているだけでなく、本当に美しい日本の自然風景に出会えた感動が絵から伝わってきたことから選びました。
小学生らしからぬ色彩が印象的です。これほどさわやかでスッキリとし、多くの作品の中でも目を惹くものでした。特に木々の緑と水の色が秀逸であり、自然が作る独特の色がとても良く表現できていると思います。また、作品に登場する本人の服の色が、緑をよりきれいに引き立てています。
斎藤 愛(高知県)
高知県土佐市宇佐地区での夏祭りの様子です。色鮮やかな、たくさんの大漁旗が、たなびく風景を表現しました。
会場に入り一目見て、その瞬間からこれを選ぼうと決めていたほど惹かれた作品です。そのポイントとなったのが大漁旗。これが豪快にはためく姿と印象的な赤い色によって表現された勢いに魅了されました。同時に私はこの作品を通じて、大漁旗に負けない勢いで日本の水産業も盛りあげたいと強く感じました。見るものに大きなパワーと元気をくれる作品だと思います。
漁船と海で使われたさわやかな青がベースとなっているおかげで、赤で描かれた大漁旗の存在感が、強烈に目に飛び込んできます。また、それが作品自体の勢いを作り出していますし、大漁旗がたなびく様子がとても上手に描かれ、波の表現とともに臨場感があり、さらに作品の質を高めています。
林 優衣斗(鳥取県)
大江川で大ゴイをつかまえた。だきかかえるとぬるぬる生ぐさかったけど初の体験で、すごいうれしかった。
今回も良い作品ばかりで、非常に迷い、候補をしぼることがとても大変でした。子どもの作品であるため、あまり技術的なことや構図などにこだわってはいけないのですが、そうしたことも含めて全体的にとてもレベルが高い作品です。さらに加えて、色の調和、迫力と動きのあるコイの様子、イキイキとした子どもたちの表情もすばらしく、決め手となりました。
川で大きな鯉を手づかみで捕まえ、歓声をあげている様子がとてもよく描けています。日に焼けた元気な子どもたちが一斉に「やったー!」と叫んでいる声が聞こえてくるようです。その時の感動が力強く描かれている素敵な作品です。
杉内 奏太(高知県)
夏休みに海へ行った時にきれいな海を見ていると自分のサンダルがせん水艦になって海に入れたら気持ち良いなあ。
毎年、船が描かれた作品を選んできたのですが、今回は「夢」を感じさせるものを選びました。この作品では、海に入ったサンダルが潜水艦になるという、大人にはなかなか思い浮かばないとても子どもらしい豊かな発想で描かれています。海にはロマンという言葉が良く使われますが、この作品からは、海を通じて多くの人たちに夢を感じてもらえると思います。
波打ち際でサンダルのまま海に入ったら、赤や青のサンダルが水の中でキラキラ輝いて見え、サンダルがもし潜水艦だったら、これに乗って海の中を探検できるなぁ-素晴らしい発想ですね。この豊かな感性が絵に現われています。
山田 奈緒(新潟県)
夏休みに海へ行って泳いでいたら、カメやかにやステキな魚たちが集まってきた絵を描きました。
子どもらしく、非常に明るい表情が印象に残る作品です。現在、ユネスコ協会では、日本の貧困問題について調査を行っていますが、この経済大国でも貧困が存在しており、十分な教育を受けることができない子どもたちも多く存在しています。そうした中、ここに描かれている子どものように、明るく元気に育ってほしいという願いを込めて、この作品を選びました。
海で泳いでいたら、いろいろな形をしたきれいな魚たちを見ることができ、感動した様子が描かれています。きれいな魚もうれしそうに泳いでいるようです。海にもぐるときはかならず大人と一緒にもぐるようにしましょうね。
三森 楓花(栃木県)
海に行った時、魚が泳いでるのを見て、海が見わたせるドームがあればいいなあと思い、描きました。
これまでは、海水浴が描かれた作品を選んできたわけですが、今回はマリーナもビーチも含めた海全体を描いており、子どもから大人までが海の楽しさを感じてもらえる作品としてこれを選びました。特に、とてもカラフルな色遣いとユニークな発想がちりばめられ、子どもたちがマリーナやビーチに親しみを感じ、また海に夢を持ってもらえる作品になることを期待しています。
広い海の底にドームがあって、海底から魚の泳ぐ様子が非常に細かに描かれていて驚きました。海の上ではイルカに乗り、ドームの中では魚の絵を描いたり、魚のグッズ売り場があったりで、想像力の大変豊かな楽しい絵になっています。
藤原 大輔(兵庫県)
海でつりをした。手応えがあって、大きなガシラがつれた。大きな口で食べられてしまいそうだった。
今年の作品を見渡す中で、やはり安全のためライフジャケットを着用していることが選考の一番のポイントとなりました。また、今年ははっきりと魚種が分かる絵が多くてびっくりしました。選んだ作品には 「ガシラ」が描かれていますが、この魚には鋭いトゲがあります。そのトゲに刺されないよう口を持っているリアルな描写、こうした危険な魚であるため、目の表情に釣り上げた歓びだけでなく怖さという二つの心境を描き出していることも目を引きました。
大きなガシラ(カサゴの仲間?)を釣り上げましたね。さぞ強い手応えだったと思います。カサゴやオコゼの仲間には背びれなどに強い毒のある種類が多いので、絶対に手で触らないよう気をつけましょう。その時の様子がよく描けています。
仁井田 恭佳(高知県)
夏休みに、川で水遊びをしました。川の中にとびこんだり、急な流れがある場所で泳いだりした時の絵です。
当社は、「感動創造」を企業理念に掲げているということで、子どもたちの「体験する姿」をポイントとしました。この作品は、たくさんの子どもたちが友人とともに水辺で体験したことを描いていますが、その楽しい様子が「感動」として非常に良く伝わってくることから選びました。
川遊びで岩から飛び込んだり、水にもぐったりして遊んだ様子がよく描けています。楽しそうですね。みんなライフジャケットをしっかり着ていますね。川で遊ぶときは川底が岩だったり、急に深くなったりしているので気をつけましょう。
加藤 春樹(福井県)
水族館で見たちあなご
水族館で見た「ちんあなご」が面白く特徴をとらえて描かれています。「ちんあなご」は砂地から体を半分出して流れてきたプランクトンを食べるアナゴの仲間です。本物の体の色を図鑑で調べてみましょう。
三谷 真琴(広島県)
おきなわにいったとき、きれいなさかなやさんごがいっぱいあったすいぞくかんみたいだった。
沖縄の海にもぐったとき、魚やサンゴがとてもきれいで、びっくりした様子が大変よく描けています。まるで水族館で見ているような感じだったでしょうね。海の中は危険がいっぱいなので大人と一緒に入りましょうね。
野田 萌生(徳島県)
山口県のキララ浜の海で、貝をひろったり、海に入って魚をさがしたりしました。
きれいな砂浜で貝を拾ったり、海に入って魚をさがしたりして楽しんだ様子がいきいきと描かれています。魚やタコ、カニなどの形が面白く、楽しくなりますね。海に入るときは怪我をしないよう大人と一緒に入りましょうね。
大江 礼(兵庫県)
浜に行くと干しダコ作りが盛んだ。あちこちにタコつぼがあります。
名産のタコがタコつぼの中にいたり、干されて風に舞っている形が面白く描かれています。とくに生きているタコの表情や仕種が傑作でペットのようですね。干されているタコの色をもう少し良く見て描いてみるともっと良くなりますよ。
曽根 杏菜(神奈川県)
イルカと楽しく泳いでみたい!海にはたくさんいるのかな?!
イルカショウを見ていると、犬や猫と同じようにイルカは人間の友達ですね。一緒に遊んでみたいという気持ちがよく伝わってきます。イルカの背中に乗ったり踊ったりしてスピード感が出ています。次はイルカの頭の形をよく観察して描いてみてください。
清野 寛人(東京都)
タグボートのある入江に海鳥が飛んでいました。潮の香りが良かったです。
画面いっぱいにタグボートとカモメのような海鳥が元気よく描かれていて、迫力のあるいい絵です。とくに海鳥の形がよく観察されていますね。くちばしの色、羽の生え方や色、飛んでいるときの羽の動きなどがよく表現されています。
前田 詩絵(高知県)
高知の「みませ漁港」の毎日の様子を描きました。渡し舟に乗って人々が向こう岸に移動します。
漁港の朝、対岸に渡る通学、通勤客のにぎやかな様子がよく描かれています。町中では見られない、自転車を押して渡し船に乗るあわただしさが感じられます。細かなところまで丁寧に描けていますが、写真のようになりすぎないように描いてみましょう。
谷口 智哉(静岡県)
この前カメをほうりゅうしました。帰ってくるのは20年後です。20年後カメと遊んでいるところを描きました。
ウミガメの放流は貴重な経験でした。今ウミガメの産卵場所が減っています。みんなで救ってあげたいですね。20年後のウミガメとの再会の様子がとてもいいですね。カメの表情や色がとてもよく、カメがお礼を言っているようです。
石垣 為智(沖縄県)
ぼくの大好きな、乗ってみたい船や実さいに港で見た船を、たくさんかきました。
大きな都会の近くの港の絵ですね。たくさんの外国の貨物船やフェリー、大きな客船が並んでいます。いろいろな船がとてもよく描けています。将来大きくなったら大きな船に乗るような仕事ができるといいですね。がんばってください。
長尾 匠真(徳島県)
いえで、てれびをみて、すごかったから。
大きな魚が画面いっぱいに描かれており、赤い小魚を食べようとしています。テレビで見た魚はずいぶん大きかったでしょうね。魚の種類は分かりませんが、ウロコの模様がおもしろく、きれいな色をしており大変よく描けています。
村松 侑莉(静岡県)
おにいちゃんとかわであそんだとき、いっしょうけんめいさかなをとりました。
お兄ちゃんと一緒に小さな川で魚をとっている様子がとても楽しそうに描かれています。後ろにテントが描かれているのでキャンプのときでしょうね。川べりは高い石垣なので足がすべらないよう気をつけてください。
瀧田 安雛(愛媛県)
9月15日に徳島県の日和佐でみた魚の絵です。海に入ってお魚やクラゲ、海草をみました。お魚が大好きです。
海に入って色々な魚を見ていると大きさや形が面白く、また、色もずいぶんと違いがありますね。魚たちはどんなエサを食べているのでしょうね。調べるとおもしろいと思いますよ。海の中は危険がいっぱいなので、大人と一緒に入りましょうね。
藤 こうこ(高知県)
夏休みに鏡川に遊びに行きました。魚は動きが速かったので捕れなかったけれどカメは触れました。重かったよ。
網で魚を捕ろうとしたが速くて捕れなかったけれど、カメを捕まえたようですね。ズッシリ重かった感じが出ています。また、カメとお話をしている様子がよく描けています。川には急に深い所があるので大人と一緒に入りましょうね。
伊藤 勇人(広島県)
すいぞくかんで、そうじをしているのをみたよ。そしたら、おさかなさんうれしそうに、ニコニコしてたよ。
水族館で水槽を掃除している場面に出会ったようですね。ガラスや水がきれいになって、魚たちがうれしそうな顔をしていた様子がよく描けています。きっと掃除をしている人たちに感謝しているのかもしれません。よく観察できました。
杉本 観月(徳島県)
大きなメバチマグロをもった、お姉さんは、大きな声でした。
魚市場でメバチマグロを競っている場面ですね。お姉さんの威勢のいい声で競っている様子がよく描けており、大きなきれいな声が聞こえてくるようです。子どもらしいのびのびとした勢いのある描き方が市場の様子にぴったりです。
栫 大耀(鹿児島県)
ぼくの祖父の家の近くに、港があります。そこに行ったときに見た大きな船を見上げながらかきました。
大きな船ですね。船の形を描くのは大変むずかしいのですがとてもよく描けています。色もよくでています。船の写生に慣れてきたら、写真のようにならないように描く練習をすると、難しい船も描けるようになります。がんばってください。
中林 彩香(神奈川県)
前に浜降祭に行った時、おみこしをかついでいる所がとてもいんしょうにのこったから。
みこしを海や川で揉むのは浜降りの中心的な行事ですね。大勢の人たちが威勢よくみこしを担いで揉んでいる様子が非常によく描けています。担いでいる人たちの大きな声が聞こえてくるようです。水の踊っている様子もいいですね。
若山 菜々峰(兵庫県)
静かな川下りだったのに途中から流れが速くなり水しぶきがすごかった。
楽しいラフティングをしているうちに急に流れが速くなり、歓声をあげながらもみんなで力を合わせて一生懸命ボートをあやつっている様子がよく描けています。急流もよく描けています。みんなしっかりライフジャケットを着ていますね。
石鍋 桃(東京都)
おともだちとみんなでふねにのってあそんだよ。すごくたのしかったの。
友達と船に乗って遊んだことが大変楽しかったようですね。その気持ちが画面いっぱいに表現されています。みんなの体の動きが躍動的で喜びにあふれているようです。赤い船や雲もきれいな色で、海鳥たちも楽しそうに描かれています。
西中 湖羽(神奈川県)
かぞくみんなで、おさかなとかにをとったんだよ。
家族で海水浴、そして魚とりや潮干狩り、楽しそうですね。みなさん元気いっぱい、たくさんの収穫があったようですね。見ただけで明るい健康家族のようで、いきいきとした絵になっています。見る方も元気になります。
米元 鈴音(山口県)
大島の海は、お魚がいっぱい釣れるんよ。パパと、魚釣り行くのが大好きなんよ。
パパは釣りが上手なので一緒に行くのが楽しみのようですね。画面いっぱいに家族の皆さんが描かれており、家族の皆さんも釣りが好きで楽しんでいる様子がおもしろく描かれています。下の魚は釣れた魚かな?
清水 結子(神奈川県)
夏休みに北海道で生まれて初めてカヌーに乗りました。川のお水がとてもきれいで、後ろに羊てい山が見えました。
夏休みに北海道の羊蹄山のふもとの川でカヌー遊びをした時の様子がていねいに描かれています。お父さんと一緒にライフジャケットを着ていて安全ですね。たくさんの楽しい思い出がいっぱい詰まったすてきな絵です。
東 瑛斗(高知県)
かしわじまのうみにもぐったよ。うみの中には、もずくがにやふぐがいっぱいいて、とてもたのしかった。
仲間と海に潜ったとき、モズク(モクズ?)ガニやフグなどがいっぱい泳いでいる様子がよく描けています。特に子どもたちの表情やカニやフグの特徴がしっかり観察されていますね。海の中は危険が多いので、大人と一緒に入りましょうね。
村瀬 優輝(岐阜県)
沖縄のマングローブの森をカヌーで下りました。ノコギリガザミやシャコの巣、アダンの実をはじめて見ました。
マングローブの森の中をカヌーで下っている様子がしっかり描かれています。その途中、ノコギリガザミの巣やアダン(タコノキに似た木で実は食べられる)などの珍しい動植物をしっかり観察していますね。いずれ役立つ時がきます。
小村 有里(兵庫県)
7月の終わりころ、丸山公園の近くの川で、えびつりの体験をした時の絵。
友達と近くの小川で「エビつり」をした様子が描かれています。思い思いの恰好で釣りをしている様子がとても親しみを感じます。また、三人が水にきれいに映っている姿がとても爽やかです。川には深い所があるので気をつけましょうね。
大﨑 涼夏(高知県)
高知県室戸岬に位置する室津港では、40年ぶりにマグロが7トン水揚げされました。
久々のマグロの大漁ですね。港も活気にあふれたことでしょう。船や漁師さんがしっかり描かれています。今度は、船や人を正確に描くだけではなく、感じたままに描いてみてはどうでしょうか?そうすると絵がいきいきしてきますよ。
鍋田 一成(静岡県)
マグロのセリの様子を市場で見ました。大きなマグロに驚きました。働く人達がとてもかっこ良かったです。
魚市場でマグロの競りが行われている様子がよく描けています。競りをしている人たちが真剣なまなざしでマグロを選別している様子がしっかり描かれています。マグロと作業服の色を区別するともっとよくなります。
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