このコンテストは、未来を担う子どもたちが、積極的に水辺に出かけ、発見・体験したことを、子どもらしい素直な表現で自由に描くことを通して感性が育まれ、のびのびと成長するための一助となることを願って毎年開催しています。
平成元年にスタートしたこのコンテストは、今年で25回目を迎えます。子どもたちが自然に触れる機会を提供していくことはとても大事なことであり、自然をしっかり見つめ、そのありがたさ、優しさを知ることは子どもたちにとって本当に貴重な体験です。このコンテストを通じて、多くの子どもたちが自然に触れてくれることを願っています。
水辺で発見・体験したことや学んだこと、水辺の仕事や乗り物、水辺で見た景色、水辺に棲む生き物 など
※水辺とは、河川、湖沼、池、湿原、海、砂浜、岩場、干潟などの水面に近接した場所をさします
小学生および幼児
平成25年7月1日(月)〜平成25年9月30日(月)
※当日消印有効
本選会:平成25年10月24日(木)
平成25年11月1日(金)
(審査結果は、当財団のホームページにて発表します)
規定の応募用紙に必要事項を記入し作品の裏側右下に貼付の上、
下記応募先まで郵送または宅配便にて送付
〒437-1117 静岡県袋井市松原2455-2
第25回「全国児童 水辺の風景画コンテスト」係 TEL:0538-23-8700
第24回審査風景
工藤和男画伯(一般社団法人創元会理事長、公益社団法人日展評議員)を審査員長とする複数の審査員によって、厳正に審査いたします
10月15日(火) | 予選会(入選作品約500点が決定) |
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10月24日(木) | 本選会(入賞作品34点が決定) |
サクラ
クーピーペンシル60色
オリジナルパズル
マルマン スケッチパッド
サクラ マット
水彩12色セット
※賞品は予告なく
変更する場合があります
最優秀賞 | |
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文部科学大臣賞 | 1点 |
国土交通大臣賞 | 1点 |
環境大臣賞 | 1点 |
農林水産大臣賞 | 1点 |
特別賞 | |
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審査員長賞 | 1点 |
日本マリン事業協会会長賞 | 1点 |
日本ユネスコ協会連盟賞 | 1点 |
日本マリーナ・ビーチ協会会長賞 | 1点 |
ジャパンゲームフィッシュ協会会長賞 | 1点 |
ヤマハ発動機賞 | 1点 |
優秀賞 | ||
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幼児の部 | 金賞 | 2点 |
銀賞 | 3点 | |
銅賞 | 3点 | |
小学校低学年の部 (小学校1〜3年生) |
金賞 | 2点 |
銀賞 | 3点 | |
銅賞 | 3点 | |
小学校高学年の部 (小学校4〜6年生) |
金賞 | 2点 |
銀賞 | 3点 | |
銅賞 | 3点 |
予選通過作品(入賞作品を含む)
お子さんが一生懸命描いた作品ですので、返却を希望される場合には、ゆうパックの着払いにて返却対応します。
下記料金に、着払い料金手数料が20円加算されます。
発送先 | ||||||||||
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作品数 | サイズ | 静岡県内 | 茨城県 | 愛知県 | 滋賀県 | 青森県 | 鳥取県 | 福岡県 | 北海道 | 沖縄県 |
栃木県 | 三重県 | 京都府 | 岩手県 | 岡山県 | 佐賀県 | |||||
群馬県 | 岐阜県 | 大阪府 | 秋田県 | 島根県 | 大分県 | |||||
埼玉県 | 富山県 | 兵庫県 | 山形県 | 広島県 | 熊本県 | |||||
千葉県 | 石川県 | 奈良県 | 宮城県 | 山口県 | 長崎県 | |||||
東京都 | 福井県 | 和歌山県 | 福島県 | 香川県 | 宮崎県 | |||||
新潟県 | 徳島県 | 鹿児島県 | ||||||||
長野県 | 愛媛県 | |||||||||
神奈川県 | 高知県 | |||||||||
山梨県 | ||||||||||
1〜40枚 | 100 | 1,000円 | 1,100円 | 1,200円 | 1,300円 | 1,500円 | 1,600円 | |||
41〜300枚 | 120 | 1,200円 | 1,300円 | 1,400円 | 1,500円 | 1,700円 | 1,800円 | |||
301〜600枚 | 140 | 1,400円 | 1,500円 | 1,500円 | 1,700円 | 1,900円 | 2,000円 |
※上記の料金は、四つ切サイズの画用紙を基準としており、あくまでも目安となる金額です。実際の料金は、作品のサイズや描画方法、貼付物の有無などによって異なります。
第25回「全国児童 水辺の風景画コンテスト」では、2013年7月1日から9月30日の期間、水辺に出かけた時に発見・体験したことや学んだことを、子どもらしい素直な表現でのびのびと描いた作品を募集しました。
全国各地の幼稚園、保育園、小学校、絵画教室などから、水辺で発見・体験したことや学んだこと、水辺の仕事や乗り物、水辺で見た景色、水辺に棲む生き物などについて描かれた合計9,842点という多くの作品が寄せられました。(昨年9,097点)
応募された作品は、「家族や友だちと海や川などで遊んだ楽しい思い出」や、「水辺の生き物と触れ合った体験」を描いたものも多く、自然と接して感じたことや体験したことが子どもらしい感性で生き生きと表現されていました。
作品の応募状況については、こちらをご覧ください。
20013年10月24日(木)、日展会館(東京都台東区)において最終審査会を開催し、入賞作品を選出しました。
審査は、一般社団法人創元会 理事長、および、公益社団法人日展 評議員の工藤和男画伯をはじめとする13名の審査員によって行われ、「文部科学大臣賞」「国土交通大臣賞」「環境大臣賞」「農林水産大臣賞」、「審査員長賞」、「特別賞」、「優秀賞」の合計37点の入賞作品が選ばれました。
第25回『全国児童 水辺の風景画コンテスト』入賞作品決定のご案内(PDF)
審査員 |
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日時 | 平成25年10月15日(火) | ||||||||
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場所 | ヤマハ発動機コミュニケーションプラザ(静岡県磐田市) | ||||||||
審査員 |
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海や川などの水辺に出かけた時に体験したことや感動したことなどを描いた9,842点の応募作品の中から、509点の入選作品を選考しました。予選を通過した作品からは、10月24日に開催した最終審査会においてさらに入賞作品が選考されました。
今回は、当コンテストにとって25回という節目にあたります。第1回から審査を務めてきた私自身も25回目ということで、これまで数多くのすばらしい作品と出会ってきました。しかし今回、審査員長賞の選考にとても苦労したのですが、これまでの中で、特にすばらしい作品がそろっていたと感じました。応募数は過去最高(9,842点)を記録しましたが、これだけの数から選ばれた作品であるからこそ、レベルも高かったのだと思います。また審査員は、選考にあたり、技術だけでなく、子どもたちが実際に水辺で体験したことをどのように表現しているかを見ています。これは、とても難しい要件ですが、それ以上に楽しいことであると改めて感じることになりました。次回も楽しさあふれる作品がたくさん集まることを期待しています。
全国各地から合計9,842点の作品の応募がありました。(昨年は9,097点)
これまでの学年ごとの応募数推移を見ると、全体的に応募数は増加しており、特に幼児からの応募が非常に増加しました。
また、作品の内容からも、学校や幼稚園・保育園または家庭や地域において、積極的に水辺に出かけてさまざまな体験をする機会が増えてきている様子がうかがえました。
第25回「全国児童 水辺の風景画コンテスト」において決定した大臣賞(文部科学大臣賞、国土交通大臣賞、環境大臣賞、農林水産大臣賞)を受賞した4名の表彰式の様子をご紹介します。
文部科学大臣賞
小野 保様(文部科学省 スポーツ・青少年局 青少年課 青少年体験活動推進専門官)
この作品を選んだ一番のポイントとなったのは、家族で水辺体験活動をしている姿をイキイキと描いていることです。過去5回この審査会に参加していますが、これまでは子どもの姿だけを描いた作品を選んでいました。しかし今回は家族で触れ合うことの大切さが伝わり、家族みんなで水辺を楽しんでほしいという願いを込め、この作品を選ばせていただきました。
国土交通大臣賞
佐川 雅悦様(国土交通省 港湾局 海洋・環境課 課長補佐)
約300点の優秀な作品の中、海底の港湾工事に着目したのがこの1点だったということ、 そして作品の中には、非常に美しい海中の様子と、多様な生物が描かれ、子どもらしく清らかな心が反映されていることで本作品を選びました。また、こうした子どもの目に映る綺麗な海は、東京オリンピックを控えた今、これから次世代に私たちが残していかなくてはならない水辺づくりのお手本になるものと思います。本当にすばらしい作品をありがとうございました。
環境大臣賞
佐藤 克子様(環境省 水・大気環境局 水環境課 課長補佐)
今回初めて参加させていただきましたが、レベルの高さに驚きました。鮮やかな色のウミガメが目を引きましたので、この作品を選びました。また、この絵を描いたきっかけが、海浜清掃でウミガメがゴミの被害を受けていることを知り、ウミガメの事、漂着ゴミのことを調べたことに感心しました。実際、海のゴミは問題になっており、魚や鳥も被害に あっています。こうした状況を何とかしたいという思いが感じられる作品であり、皆さんにも関心をもっていただけたらと思います。
農林水産大臣賞
柳瀬 知之様(農林水産省 水産庁 漁港漁場整備部 計画課 課長補佐)
漁業関係の作品を選ぼうと考えていました。魚を捕っているものや漁船の側でのお仕事を描いた作品は多く見られたのですが、この作品は、漁具を繕うという地味でありながら非常に大変な作業を題材としています。子どもたちがこうした部分を見てくれていることをうれしく感じるとともに、作品としても、色使いや構図などがすばらしいと思い選びました。
審査員長賞
工藤 和男様(一般社団法人創元会 理事長、公益社団法人日展 評議員)
これまでは日本が海洋国であることを考え、海で働く人を描いた作品を選んできました。しかし今回は、水辺の体験に重きを置き、子どもがカニを持っている様子を描いたこの作品を選びました。300点から1点を選ぶのはとても難しかったのですが、主題となるカニを力強く大きく描き、とてもダイナミックな構成が、まさに体験したからこその表現であり、また子どもらしさが強くにじみ出ていることで選びました。
日本マリン事業協会会長賞
釣谷 康様(一般社団法人日本マリン事業協会 専務理事)
近年当協会では、さまざまなイベントを行っていますが、ボートを使ったルアーフィッシングの大会、特に家族で参加できる大会に力を入れています。子どもたちが成長し、海へいき、船に乗るようになるには、子どもの頃の原体験がポイントだと考えていますが、この作品は、釣りで得た感動が素直に表現されており、まさに私たちの理想を表現しているということで選ばせていただきました。
日本ユネスコ協会連盟賞
小出 寛治様(公益社団法人日本ユネスコ協会連盟 評議員)
現在UNESCOでは、世界遺産関連の活動を積極的に展開していますが、日本ユネスコ協会連盟では、 未来遺産運動というものを行っています。これは、日本のさまざまな原風景を残す 活動をサポートするものですが、この作品を見たときに、美しい自然を、美しい心で 表現しており、日本らしさが良く伝わってくるということで、我々の活動趣旨と良く 合っていることから選出しました。
日本マリーナ・ビーチ協会会長賞
山下 雅人様(一般社団法人日本マリーナ・ビーチ協会 理事)
過去は、協会名の通り、マリーナや砂浜で子どもたちが遊んでいる作品を選んできました。しかし今回は、従来のようなシーンではなく、白波の立つ波打ち際でにこやかに泳いでいるこの作品に目が止まりました。そこで、マリーナや砂浜だけでなく、このような形で、子どもたちが水に親近感を持って楽しく遊んで欲しいという思いを込めて選びました。
ジャパンゲームフィッシュ協会会長賞
岡田 正文様(NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会 事務局 事業部長)
我々は船の上はもちろん、岸壁などの水辺でも安全のためライフジャケットを着用してもらえるよう啓発しています。この作品はしっかりとライフジャケットを着て、大きな魚を釣っている姿が描かれていますが、当協会の考えを見事に表現してくれているということがポイントとなり選びました。
ヤマハ発動機賞
鈴木 正典様(ヤマハ発動機株式会社 人事総務本部 総務部長)
当社の企業理念が感動創造企業ということもあり、毎回、感動のシーンを子どもらしく表現できているかという視点で選考しています。この作品には、たくさんの仲間が一緒になって川遊びを楽しんでいる様子がいきいきと表現されており、まさに感動体験そのものが描かれていることから選びました。