村井 里帆(愛知県)
8月にパパと野間海岸へとう台を見に行きました。砂はまに小さなしおだまりがあって、パパと小さなうみをつくりました。カニやかいやおさかなをつかまえてはなしました。
子どもたちが自然の中で楽しそうにイキイキと活動している姿が描かれている作品を選びたいと考えていました。たくさんの素晴らしい作品の中で、こちらはご本人とお父さんの姿が描かれたもので、家族が仲良く触れ合いながら、自然の中で楽しく過ごしている様子がとてもよく伝わってくる作品であったため選ばせていただきました。
砂浜の潮のひいた後に残る干潟で、ちいさな蟹や巻貝が遊んでいて、それをつかまえようとする親子の楽しげな様子がしっかりと伝わります。
藤東 優花(神奈川県)
私の家の近くに山下公園があり、いつも散歩に行きます。カモメがたくさん飛んでいて、氷川丸が気持ちよさそうに浮かんでいるのを見て、私も旅に出たくなりました。
船は長い航海の中でいろいろな港に立ち寄ります。海に気持ちよさそうに浮かんでいる船を見て、遠い異国へ旅することを想像してワクワクする気持ちが、船を囲むたくさんのカモメの姿を通じてよく表現されていると感じました。また、船は細かいところまで丁寧に描写されるとともに様々な色を使い鮮やかに描かれていて、とても楽しい気分になる作品だと思い選ばせていただきました。
巨大な船が青い海原を航行しているまわりを、取り囲むように飛びまわっているカモメたちの楽しげな表情がよく伝わってきます。
中村 敢太朗(北海道)
夏休みにようろうのたきでカワセミを見ました。ようろうのたきを見にいった時に、カワセミがとんで魚をとっていました。とてもきれいだったので写真をとりました。
森林の緑、清流の青、カワセミのオレンジで構成された素晴らしい作品で、カワセミに会えたという貴重な体験をされた。この絵を見た方が、カワセミを見る等の自然とのふれあいを体感したいと考えるとともに、豊かな自然環境を後世に残さなければいけないと思える作品である。
清流の王者といわれるカワセミの色合いは大変鮮やかであり、新緑の中でもひときわ目を引く美しさです。この作品からその実感が伝わってくるように思えます。魚をくわえている表情もよく観察しています。
小畠 穣治(神奈川県)
夏休みに、高知県の佐賀で体験しました。海で漁師が漁のじゅんびをしていた。ぼくも漁をしてみたいと思いました。
のどかで風光明媚な漁港の風景を背に、漁船特有の船体ラインや船上設備等がリアルに描写されています。また、作品のコメントでは、漁港に出かけ、漁師の様子を見て、自分も漁をしてみたいと好奇心を抱かれている点が、まさに本コンテストの趣旨に合致する素晴らしい作品であると判断し、選ばせていただきました。この作品を通じて、一人でも多くの方が漁師・漁業に興味を持ってもらえることを願っております。
大胆な表現の作品です。色合いものびのびした筆使いにも、漁への不安と期待がこの作風から見受けられるようです。遠くの風景もよく表現されていると思います。
椿 隆之介(大阪府)
木曜日アリオに行ったときに石のところに止まっていました。カエル見れてよかったです。
今回は小さなものを大きく見ている作品を選ぼうと考えていましたが、この作品は、まずは色のコントラストと迫力により、遠くからでも惹きつける力がありました。さらに、この子どもがカエルを「見つけた!」という瞬間に、目だけでなくすべてがこのカエルに集中したことがとてもよく伝わってきて、とてもすばらしい作品だと思います。
北別府 栄稀(大阪府)
香川県高松市でのタイラバ体験。お父さんと初めて船釣りをしたときの船の絵です。とても楽しい気持ちになりました。
釣りに行った体験の中で乗った船に着目しており、強く印象に残った作品です。特にこの角度から船の形を描くのは難しいと思いますが、とてもじょうずに描いていると感心しましたし、前面に大きく船が描かれていますが、実はその背景には遠くに見える水平線や鳥が描かれており、絵に奥行き感と広がりがあることも選考したポイントです。
横瀬 杏(長崎県)
夏休み毎週のように長崎の河川公園に遊びに行きました。パパと妹と3人でお魚をキャッチ&リリースして遊んだり、浮き輪を使って泳いだりしました。自然に囲まれてとても楽しかったです。
毎週のように近くの海浜公園にお父さんや妹さんと出かけたということですが、その時の様子がとても楽しそうに描かれています。またこうした家族での楽しい体験は、この地域を好きになり、将来、地域を担う人材に育っていくきっかけにもなると考えます。そうした期待感がこの作品から伝わってきたこともまた選考した理由です。
秋葉 大蔵(千葉県)
まくはりの浜で、お父さんとさがした。貝やカニの化石をたくさんひろいました。お父さんは大きなツメタ貝をつかまえました。
親子で貝を拾うなどの体験をしている様子が描かれていますが、迫力のある作品として目に止まったことから、選ばせていただきました。今回は浜辺を楽しんでいますが、この体験をきっかけにして、将来はぜひ海に出てヨットなど、幅広くマリンレジャーを楽しんでくれることを願っています。
小川 航(広島県)
家族で海に行って、カマスをつりました。海でつりをしてはじめて魚をつったときの絵。気もちははじめてつって「やったー」と思いました。
ジャパンゲームフィッシュ協会ということもあり、釣りの様子を描いた作品に着目したのですが、この作品は初めて魚を釣りあげたことに感動した体験が描かれています。さらに釣り上げたカマスは歯が鋭くどうもうな性格ですが、その特徴や、ルアーも丁寧に描かれており、これからも釣りを楽しみ魚を好きになって欲しいという期待を込めて選ばせていただきました。
森田 孝太朗(埼玉県)
さいたま市見沼区見沼自然公園の小川で遊んだ時の体験。こんな小川にいっぱいの生き物がいてびっくりした。カエルとかあまり好きではなかったけど、一緒に遊ぶうちに楽しくなれた。どじょうを見たのは初めてだった。
ドジョウやカエル、オタマジャクシ、トンボなど本当にたくさんの生き物を発見し、その水の中をとても上手に描いています。子どもたちにとって新しい発見をすることがいかに大切さを改めて感じさせてくれ、自然体験を通じて子どもの生きる力を育むという私たちの目的にぴったりな作品として選ばせていただきました。
森山 美空(沖縄県)
夏休みに友だちの船にのってシュノーケルへ行ったら、ウミガメを見ることができた時の絵です。とても嬉しかったです。
小さいお子さんがシュノーケリングをしていることに驚くと同時に、ウミガメを見るというとても貴重な体験をされています。この作品からはその時の大きな感動が、描かれたその表情からとてもよく伝わってきたことから選ばせていただきました。もともと海が好きなのだと思いますが、この体験をきっかけにもっともっと海を好きになってほしいと思います。
篠原 遙歩(千葉県)
夏休みに田舎の海に遊びに行ったときのことです。おじいちゃんとおばあちゃんに、車でボートのある楽しい海に連れていってもらいました。お兄ちゃんと一緒にボートに乗って、えさをあげると魚がいっぱい集まってきて、すごくかわいかったです。
体験と思い出をもとに、豊かな想像力で描かれたすばらしい作品として選考しました。昨今は、子どもたちの遊び方が変化していると言われますが、この作品を見る限り、自然の中で遊びを楽しみ、乗り物に興味を持つなど、私たちの幼少期と変わらないと感じました。これからもリアルな体験を通じて得た興味や関心を大切にしてほしいと思います。
松浦 稜華(兵庫県)
7月24日に南淡B&G海洋センターで、カヌー体験をしたときの絵。海がきれいで最高だった。
私は子どもの頃に神戸に住んでいたことから、淡路島の海は何度も見てきました。美しい青を使って海を印象的に描いていますが、子どもの頃に見て感じた海の色を思い出させてくれた作品です。同時に人の影などが丁寧に描写されていたり、ライフジャケットを着用して安全にマリンレジャーを楽しんでいることも選考のポイントとしました。
坂本 悠馬(徳島県)
今年の夏、香川県三豊市の父母ヶ浜で。家族で海に遊びにいった時に砂浜にカメがいるのをみつけました。妹とずっとみているとカメの顔がでてきたのがおもしろかったです。
長く新型コロナウイルス感染症が続く中、何よりも子どもたちが自然の中での体験を楽しんでいることを選考の決め手としました。この作品では、家族で出かける喜びや生き物との出会いの中で生まれた感動が子どもらしく素直に描かれています。子どもたちの成長において体験の大切さを教えてくれる作品として選ばせていただきました。
伊奈 瑚橙音(静岡県)
家族でお弁当を持ち、初めて、おちばの里 親水公園に遊びに行きました。公園内の川で仕掛け網にミミズや魚のエサを入れ、仕掛けをしながら、川遊びをしたときの絵です。
ご家族で「おちばの里 親水公園」へ遊びに行ったときの絵ですね。公園内の川で仕掛け網を使ったら、たくさんの川魚をとることができたそうですね。そのときの歓声が聞こえてくるようで、楽しそうなとてもいい絵です。とれた魚の絵を描いておくと、楽しい思い出になります。
武元 千映(神奈川県)
夏休み、沖縄の海で。シュノーケリングで海にもぐって、きれいな海の中を見てびっくりしました。たくさんの魚が住んでいるのがよくわかりました。
夏休みに沖縄の海でシュノーケリングをしたときの絵ですね。南の海は珍しいきれいな魚たちと遊ぶことができますね。海の中の様子がとても楽しそうで、きれいに描かれています。ジンベエザメはおとなしい魚ですが、しかし、危険な魚もいますので、子どもだけで遊ばないようにしましょうね。
沖部屋 歩(香川県)
市教委が開催していたカヌー体験教室に参加しました。おじいちゃんとおねえちゃんたちと一緒にはじめてカヌーに乗りました。ちょっとこわかったけど楽しかったです。すいすい進んで気持ちよかったです。
坂出市の市教委が開催したカヌー体験教室に参加したときの絵ですね。皆さん、気持ちよく漕いでいる様子がよく描けています。静かな池や湖でも落水すると危険ですので、大人と一緒に乗りましょう。激しい川下りはオリンピックの競技になっていますね。
山内 アカラ(大阪府)
海でお父さんとはじめての魚つりをしました。つれるかなとわくわくしてたけど、小さい魚しかつれませんでした。
お父さんと初めて海岸で釣りをしたそうですね。海面のようすがよくわかりませんが、ずいぶん穏やかに見えますので、港の岸壁のようなところでしょうね。一般的にこのようなところでは小魚しかつれません。アカラさんの後ろ姿がとても可愛らしく、たいへんよく描けています。
齋藤 ねね(兵庫県)
加美町のかわらで水遊びをしました。お父さんと弟と川の中のいきものさがしをしているときの絵です。水がつめたくてきもちよかったです。
お父さんと弟と三人できれいな小川の中を歩いて、生き物をさがしているところですね。青い空、きれいな緑の林や左右の土手、きれいな小川、なんて素晴らしい環境でしょう。水が冷たくて、気持ちがよかったのが伝わってきます。これからも自然を汚さないよう、みんなで気を付けましょう。
信澤 冬樹(茨城県)
夏休みに、大あらいの海で。はじめて家ぞくと夜づりに行きました。メバルとカサゴをつって、うれしかったです。カサゴは赤色でギザギザしてきれいでした。
大洗の海で家族で夜釣りをしたとき、メバルと大きなカサゴが釣れたようですね。カサゴは赤い色をしていて、きれいな魚ですが、「ヒレ」に毒があるので、触らないよう、厚い手袋などで気を付けましょう。絵に描いた手の大きさに対して、カサゴの大きさがわかります。
豊野 真弓(徳島県)
大砂海岸にいったとき、カニのなかまたちを見ました。動きがはやいので、からみあったりはなれたりしている所を見るととてもおもしろいです。その様子を私なりにおもいきってかきました。カニが大好きになりました。
蟹の甲羅の模様が面白く描かれています。よく考えて描かれていますね。蟹は住んでいる環境で、ずいぶん違いがあります。よく見る蟹は干潟などに住んでいて、単調な色が多いようですが、沖合や磯に住んでいるのは海草や珊瑚礁などの環境の中で、複雑な模様が多いようです。
松久保 汐音(兵庫県)
夏休みおじいちゃんおばあちゃんの家に行って、ちかくの川で遊んだときの絵です。とても楽しかったです。
夏休みに親戚の家に行って、近くの川で水遊びをした絵ですね。川の水が澄んでいて、川底の石や皆の足がきれいに透けてみえるところがよく描けています。皆が手に持っている魚はどうしてとったのかな?手掴みではとれないので、なにか説明があった方がいいと思います。
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