全国児童 水辺の風景画コンテスト

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全国児童 水辺の風景画コンテスト

表彰式


第30回 国土交通大臣賞

国土交通大臣賞
左から酒井敦史所長、大江悠人さん、大江典子さん、佐藤英樹校長
実施日時 平成30年12月10日(月)
場所 東京都 稲城市立城山小学校 体育館
受賞者 大江 悠人(おおえ はると)さん
稲城市立城山小学校6年生(11歳)
作品名 「豪華客船の夜」
贈呈者 国土交通省 関東地方整備局 東京港湾事務所長 酒井敦史様

平成30年12月10日(月)、東京都の稲城市立城山小学校にて、国土交通大臣賞を受賞した大江悠人さんの表彰式を行いました。

早速、大臣賞の感想を聞くと「大きな賞をもらえてびっくりして、すぐにおじいちゃんとおばあちゃんに電話しました」と悠人さん。お父様の敬介さんは「大きな賞で驚きました。今回は見るだけでしたが、次は客船に乗せるしかありませんね」と笑えば、お母様の典子さんは「作品を描く工程を見ていたので涙が…」と、喜びの様子を話しくださいました。

国土交通大臣賞 表彰
作品が紹介され「うわー」という歓声が体育館を包む中、キリッとした表情で酒井所長から賞状を受け取る悠人さん

この作品は「すごくでっかくて驚いた」という客船と花火が彩る夜景を描いた作品で、最終審査会では「非常に細かく描くのが大変な作品」と審査員が口々に話すほどの力作。ところが客船は1回の教室(約1時間半)で書き上げ、さらに「光っている海の色を変化させることが難しかったし、クレパスと絵の具でいろんな色を使った花火、上からだんだん明るくした空の色も大変だったけど、5時間ぐらいで描きました」と悠人さん。

このように悠人さんが緻密な船体と色使いの作品を短期間で描き切ったのは、ご両親も絶賛の集中力のおかげのようです。「好きなことは深くのめり込み、継続し繰り返すことができるタイプ。この研究熱心な姿勢には私たちも驚いています」(典子さん)とのことですが、中でも特別なのが創作活動です。「絵を描きはじめたのは2歳。毎日のように落書き帳に描き続け今ではダンボール何箱にもなっています。そこで絵を描くことが好きな悠人の才能を伸ばしてあげたいと思い5年生から絵画教室に通いはじめました」(敬介さん)

現在は絵画の他に水泳とテニスも習っているそうですが、来年は中学校へ進学することからさらに忙しくなっていきます。それでも悠人さんは「絵が一番好きなので、これからも続けていきたい」と宣言。その様子を見守るご両親は「今後はさらにたくさんのことに出会うはず。将来はそうした中から本当に好きなものを見つけ、それを楽しく懸命に取り組んでくれればよいと思います」と話してくださいました。

これを受けて悠人さんに将来の夢を聞くと「職人になっておいしいお寿司でたくさんの人に喜んでもらいたい」と言います。「学校でも絵を描くことで、お友達に喜んでもらっている」ということですが、そうした体験が「喜んでもらいたい」という気持ちを育んでいるかもしれません。この先、さらに多くの人々に喜びを届けられる大人になってくれることが期待されます。

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コンテストに関するお問い合わせ先
  • 第30回「全国児童 水辺の風景画コンテスト」係
  • TEL:0538-23-8700
  • 受付時間:9:00〜12:30、13:30〜17:00(土日を除く)