活動レポート

飛躍的に成長した夏季合宿と野外体験学習

レポート:箱守康之(校長)

2012.7.31〜8.4

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ジュニアヨットスクール葉山では、7月31日(火)から8月4日(土)にかけての4泊5日で、静岡県・浜名湖に隣接する「静岡県立三ヶ日青年の家」をベースに恒例の夏季合宿、およびカヌーで川を下る野外体験学習を実施し、小学生から中学生までの13名の生徒が参加しました。 風にも恵まれた今回の合宿で、生徒たちは充実した練習をこなし、めきめきとセーリング技術を伸ばすことができました。
また、カヌーによる川下りでも、下級生を含めすべての生徒が1人乗りのカヌーを操り、昨年よりも長いコースを完走しました。日々の練習はもちろん、ひとつひとつのプログラムを終えるごとに、生徒たちは着実に、たくましく成長しています。


合宿期間中、OP級の生徒たちは入校年度や個々のレベルに合わせた練習に取り組みました。合宿期間中の浜名湖ではおしなべて風に恵まれ、マーク回航など、レースを想定した練習に繰り返し取り組んだ生徒たちは飛躍的に成長することができました。また今年入校したばかりの生徒たちも、安定してヨットを走らせる技術をしっかり身に付けることができました。
ミニホッパー級で練習に取り組む3名の中学生たちは、昨年に引き続いて招聘したセーリングコーチとして定評のある小池哲生氏の指導をみっちりと仰ぐことができました。

合宿最終日となった3日には、全艇で浜名湖上に浮かぶ「つぶて島」回航レースに挑戦。通常のディンギーレースでは滅多に体験できない島周りのレースを楽しむと同時に、島や陸上の地形が海上の風に及ぼす影響を学ぶなど、実のあるレースを体験することができました。
また合宿2日目は、同じ施設に宿泊し「全国吹奏楽コンクール静岡大会」の出場を控え最終合宿を行っていた県立浜松西高等学校吹奏楽部のリハーサル演奏を全員で聴くサプライズもありました。
吹奏楽の部長からは、「吹奏楽、そしてセーリングと違った活動ですが、1番を目指し互いに頑張りましょう」とのメッセージをいただくなど、練習の合間に素晴らしい経験をすることができました。


施設で行われた「朝の集い」にも参加し、規則正しい生活を過ごしました

昼休み時間を十分摂るとともに、その時間を利用して午前中の注意点を確認しました


最年少の小学3年生は、上級生が休養時に港内で練習し、基本動作の反復練習を行ないました

ミニホッパー級のクラブ生は、大会で上位を帆走できるタクティクスをこの合宿で学びました


海上でタックやジャイブなどの基本動作を反復練習するOP級の生徒たち

最年少の生徒も合宿を通じて基礎技術を身に付け、湖上でセーリングを楽しめるまでになりました


中学生たちは「アビームやフリーのとき波に乗る感覚をもっと楽しもう」とアドバイスされた

レース練習は、通常の大会と同様にフラッグを使用。自身での判断に慣れることが大切です


最終日の「つぶて島レース」をトップで廻航したのは今年入会した中学2年の生徒でした

練習後は海に向かって礼。自然への感謝の気持ちを忘れないように努めています


後片付けはもちろん、さまざまな場面で協力し合った生徒たち

それぞれが役割をこなすなど規律正しい共同生活の中に身をおくことで多くを学びました


夜のミーティングで一日の振り返り。生徒たちも活発に発言します

立命館大学からインターンが参加。スクール生とのコミュニケーションや指導法などを体験した


合宿を終えた翌日の8月4日は、浜松市を流れる天竜川の支流・気田川において野外活動を実施しました。今年は昨年に続いてカヌーを体験。今年入校したばかりの小学3年生から全員が一人乗りのカヌーに乗り込み、インストラクターの指導の下、川下りに挑戦しました。日頃から水に親しんでいること、また数度に渡る「水辺の安全教室」の受講の効果か、無茶をする生徒はひとりもなく、安全に注意を払いながら川下りを楽しむことができました。
セーリングの技術を高め、野外活動を楽しんだ5日間。もちろんその間、生徒たちは仲間との共同生活のなかで全員が何らかの役割(リーダー、部屋係、食事係、伝言係など)を担い、規律ある生活の大切さ、自己完結力や協調性、助け合う心など、人間的成長も育まれたことでしょう。


カヌー体験でインストラクターの指導に耳を傾ける生徒たち

昨年よりも長いコースで、セーリングとは異なる水との触れあいを大いに楽しみました


途中川遊びなども織り交ぜてのカヌー体験。コーチやインストラクターが安全確保

全員が臆することなく一人乗りのカヌーに挑戦。川の流れに負けじと必死でパドルを漕ぎました


カヌーのあとはバーベキューの昼食。大人の手を借りずとも、手際よく食材を調理できます

昼食後は竹細工の楽器造りに取り組みました




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