活動レポート

様々な体験を通して逞しく成長した姿を披露
〜「平成23年度ジュニアヨットスクール葉山修了式」を実施〜

レポート:箱守康之(校長)

2012.3.11

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途中入校の生徒など一部を除き、在校生に修了証を授与した

途中入校の生徒など一部を除き、在校生に修了証を授与した

ジュニアヨットスクール葉山では、3月11日、同校のスクール会場・葉山マリーナおよび隣接する葉山漁業協同会館の会議室において「平成23年度修了式」を実施しました。

午前中に修了レースを実施し、保護者の方々にその成長過程を確認していただき、さらに総合的な成長評価の総括として、体、心、技、知力の4項目を評価した通信簿をお渡しし、生徒たちとともに1年間の活動を振り返りました。

昨年は3月の東日本大震災により、同月に予定されていたレースが中止になるなど当スクールの活動にも影響しましたが、一昨年より実施している「水辺の安全教室」に加え、練習中の自然災害発生を想定した避難訓練を実施するなど、スクール生はもとより、保護者の方々、指導者にとっても安全意識を高めることのできた一年であったといえます。

平成23年度も、スクール生達は日々のセーリングトレーニングはもちろんのこと、夏合宿と大会出場のため1週間以上親元を離れての遠征、ラフティングや沢登りに挑戦した野外活動、荒天下に伊豆大島を目指した2泊3日の外洋帆走訓練など、様々な体験を通して逞しく成長しています。

この日行われた修了レースでも、スクール生たちは一年前とは見違えるセーリングを披露し、一年間の成果を保護者の皆さま、コーチングスタッフにも印象づけていました。


練習の成果を披露した「修了レース」

修了式は、まず午前中に「修了レース」からスタートしました。今年度の途中から入校したスクール生を含む小学3年生から中学2年生までの生徒たちが、三角形のショートコースの変則レースを午前10時30分から約90分間、繰り返し、みっちりと行いました。

風の強弱、方向などが変化しやすいコンディションでしたが、生徒たちは必死に風を読み、練習の成果を披露しました。

保護者の方々はクルーザーからレースを観戦

保護者の方々はクルーザーからレースを観戦

スタートは全生徒がかなり上達

スタートは全生徒がかなり上達

4月に入校したばかりの生徒も1年間でレースを楽しめるようになりました

4月に入校したばかりの生徒も1年間でレースを楽しめるようになりました

生徒たちは確実に風を感じ、セーリングの楽しさを学んでいます

生徒たちは確実に風を感じ、セーリングの楽しさを学んでいます

エキスパートクラスの生徒たちは下級生達の手本として自覚も芽生えています

エキスパートクラスの生徒たちは下級生達の手本として自覚も芽生えています

マーク回航も上達。機敏な動作で混戦をすり抜けます

マーク回航も上達。機敏な動作で混戦をすり抜けます


クラス別ミーティングで新年度の目標設定

レースの終了後、昼食を挟んで生徒たちはクラス別にコーチの指導のもとミーティングを実施しました。体力測定や技能検定、練習を通じて生徒一人一人のレベルを把握し、目標設定を行い、練習に活かします。生徒たちも半年間を振り返り、目標の達成度や課題をノートに書き出し、新年度を目前に目標を設定していきました。また別室において「保護者懇談会」を行い、活動報告や平成24年度の活動計画を保護者の方々にお伝えしました。当スクールでは、各種自然・水辺体験活動が子どもたちの総合的な成長に欠かせない活動として捉え、平成24年度も引き続き実施することを合わせて報告しました

保護者懇談会では今年度の活動報告、来年度の活動計画を説明しました

保護者懇談会では今年度の活動報告、来年度の活動計画を説明しました

一人一人の生徒と会話を重ねながら、次年度の目標を設定していきました

一人一人の生徒と会話を重ねながら、次年度の目標を設定していきました

一年間を顧みて反省や課題を書き込んだノート

一年間を顧みて反省や課題を書き込んだノート


修了式。一年間の活動を終え、漲る自信と誇り

修了式は昨年3月11日に発生した東日本大震災から1年となり、犠牲になられた方への哀悼の意を表した黙祷から始まりました。次に箱守康之校長は「事故なく一年間活動ができたことを感謝したい。3月26日から開催されるセーリングチャレンジカップ(YMFSが浜名湖で開催する全国規模のレース)には被災地である岩手と福島からのセーラーも参加する。みんなで力づけられるよう元気な笑顔で迎えよう」と挨拶しました。

一年間のプログラムを終えた生徒一人一人に修了証が校長より授与され、名前を呼ばれた生徒たちは誇らしく、充実した表情で受け取っていきました(途中入校の生徒とクラブの生徒を除く)。

また今年はひとりのクラブ生が当校で卒業を迎えました。この4月から大学に進学する岡崎一輝君です。中学1年の秋からヨットを始めた岡崎君は中学2年生で当校に入校し、トレーニングを積んできました。シングルハンダー(一人乗りヨット)のセーラーとしては比較的小柄な体格でしたが、努力を重ね、日々筋力トレーニングなどにも取り組み、昨年の「レーザーラジアル級ユース世界選手権」の日本代表の座を獲得し出場を果たしました。

「入校当初はつらい思いもしましたが、コーチに助けられながらここまで来ることができました。みんなもコーチの言うことをよく聞いてヨットを好きになって頑張って欲しい」(岡崎君)

世界を目指した練習ばかりでなく、レースの無い時は水辺の安全教室や大島外洋帆走訓練などにも参加し、兄貴分として下級生たちの面倒を見てきた岡崎君らしいメッセージをスクール生達に残してくれました。

修了式の最後に当スクールの湯原浩一ヘッドコーチが挨拶。

「セーリングのトレーニングはスクールだけでなく、家でも体力づくりなど続けてください。それと、来年からは中高の指導要領が変わり、学校の勉強も大変になると思います。勉強はしっかりするように!」(湯原ヘッドコーチ)

今年度の集大成となる「セーリングチャレンジカップ」には当スクールから7名がエントリー。そして4月からは、新たな目標に向かって全員がスタートを切ります。

修了証を受け取り誇らしげなスクール生。いつもと表情が違う

修了証を受け取り誇らしげなスクール生。いつもと表情が違う

世界選手権出場を果たし4月から大学に進学する岡崎君からメッセージ

世界選手権出場を果たし4月から大学に進学する岡崎君からメッセージ

23年度を最後に退任する佐藤結香コーチに生徒から花束が贈られた

23年度を最後に退任する佐藤結香コーチに生徒から花束が贈られた




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