被災地支援

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平成24年度被災地支援 平成24年7月

被災地からの申請団体に対する提供について

平成24年度実施のスポーツ教材の提供に申請いただいた各団体からは、子どもたちが楽しくスポーツに取り組むことができる環境づくりや体力・運動能力の向上への取り組みなど、指導者の方々からの熱い思いが届きました。

とりわけ、被災3県(岩手県、宮城県、福島県)の団体からは、地震や津波による施設の損壊、原発事故後の屋外活動制限による子どもの体力低下、仮設住宅建設による運動場所の減少、避難児童・生徒への対応など、数多くの団体において大変なご苦労をされている様子を伺いました。

なかでも、「屋外活動制限により子どもたちが思いきり体を動かせず運動不足傾向にある」「広々と活動できる場所が減り、室内や狭い場所でも元気に運動をさせたい」など、指導者の方々の切実な思いが込められた申請も数多くありました。

そこで、子どもたちがスポーツに取り組む活動の一助になればと、被災3県からの申請団体(合計82団体)に向けて、必要とされている教材をお送りいたしました。


提供団体
都道府県 提供教材 提供団体数
岩手県 サッカー3号球 5個 1
サッカー4号球 5個 1
サッカー5号球 5個 2
タグラグビーセット(タグボール5個、タグ20本、公式BOOK) 6
宮城県 サッカー3号球 5個 1
サッカー4号球 5個 1
タグラグビーセット(タグボール5個、タグ20本、公式BOOK) 14
福島県 サッカー3号球 5個 8
サッカー4号球 5個 14
サッカー5号球 5個 8
タグラグビーセット(タグボール5個、タグ20本、公式BOOK) 26

スポーツ教材活用レポート
福島県南相馬市立小高小学校(サッカーボール)
状況

福島第一原発事故により警戒区域となったため、市内の中学校の仮設校舎にて活動中。外遊びが減少したことによる、児童の肥満傾向・運動能力の低下が課題。現在は、除染済の校庭でサッカーボールを活用し十分に活動させることで、児童の運動不足解消に取り組む。

活用内容

休み時間や昼休みにボールに親しみ、サッカー型ゲームを楽しんでいます。ボールの数が増えたことで、外に出る機会が増え、子ども達の体力向上に役立っています。

2012年9月報告


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