平成24年度・第24回 全国児童 水辺の風景画コンテスト/水辺で「発見」「体験」したものをかいてみよう!

このコンテストは、未来を担う子どもたちが、積極的に水辺に出かけ、発見・体験したことを、子どもらしい素直な表現で自由に描くことを通して感性が育まれ、のびのびと成長するための一助となることを願って毎年開催しています。

※作品募集は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。

作品募集のご案内(PDF)
工藤和男審査員長(創元会理事長、日展評議員)からのメッセージ

平成元年にスタートした本コンテストは、今回で24回目を迎えました。これからも、たくさんの子どもたちが美しくきれいな海や川などに安心して出かけ、自然に興味・関心を持ち、水辺に親しむ機会が増えることを願っています。そして、子どもたちが感性を磨くきっかけとなるこのコンテストに元気な作品がたくさん応募されることを願っています。

コンテスト概要

主催
公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団(YMFS)
後援
  • 文部科学省
  • 国土交通省
  • 環境省
  • 農林水産省
  • 社団法人日本舟艇工業会
  • 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟
  • 一般社団法人日本マリーナ・ビーチ協会
  • NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会
特別協賛
ヤマハ発動機株式会社
協賛
  • 三井住友海上火災保険株式会社
  • Love the Earth実行委員会
  • 株式会社ワイズギア
  • 株式会社舵社
  • マルマン株式会社

注意事項
  • 応募作品の著作権は「公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団」に帰属します
  • ご提供いただいた個人情報は、当財団の個人情報保護方針(http://www.ymfs.jp/privacy/)に基づき、本コンテスト以外には使用しません
  • 入賞者の氏名、学年、所属団体名、居住地(市区町村)、作品名および表彰式の際に撮影した写真は、当財団のホームページやツール、結果通知の発送物等に使用します
  • 作品発送時の事故・破損についての責任は負いかねます
  • 審査結果についてのお問い合わせはご遠慮ください。審査結果は、保護者または団体とりまとめ担当者を通じて11月初旬に書面にてご連絡します

応募方法

このコンテストの募集は終了しました。
応募テーマ
  • 遊び・水辺体験
    海水浴、川遊び、潮干狩り、体験学習、海岸清掃 など
  • 港湾・船舶・河川
    フェリー・巡視艇などの船、ヨット、ボート、港、マリーナ、川 など
  • 環境・自然・生物
    海・川・湖などの景色、魚・カニ・タコなどの生き物 など
  • 漁業・漁港・漁船
    漁師、港や魚市場の仕事、水産加工業 など

4つのテーマごとに審査を行ないます。
応募の際は必ずテーマを1つ選んでください。


※水辺とは、河川、湖沼、池、湿原、海、砂浜、岩場、干潟などの水面に近接した場所をさします


応募用紙(PDF)

応募対象

小学生および幼児

応募期間

平成24年7月2日(月)〜平成24年10月1日(月)
※当日消印有効

審査会

平成24年10月23日(火)

結果発表

平成24年11月1日(木)
(審査結果は、当財団のホームページにて発表します)

応募作品について
  • 応募用紙/四ツ切サイズ(54.0cm×38.0cm)の画用紙、もしくは同サイズの用紙
  • 画材/水彩・パステル・クレヨン・版画など画材は自由
  • 標語などの文字は入れないでください
  • 1人1点とし、応募者本人が描いた未発表作品に限ります
応募方法

規定の応募用紙に必要事項を記入し作品の裏側右下に貼付の上、
下記応募先まで郵送または宅配便にて送付

〒437-1117 静岡県袋井市松原2455-2
第24回「全国児童 水辺の風景画コンテスト」係 TEL:0538-23-8700

賞について

審査方法
第23回審査風景

第23回審査風景

工藤和男画伯(社団法人創元会理事長、公益社団法人日展評議員)を審査員長とする複数の審査員によって、厳正に審査いたします


入賞(賞状、副賞) 計34点

入賞作品副賞

サクラ ヴァンゴッホ
水彩色鉛筆36色セット

オリジナルパズル

オリジナルパズル


入選作品副賞

スケッチブック

マルマン スケッチパッド

サクラ マット
水彩12色セット

※賞品は予告なく
変更する場合があります

最優秀賞
文部科学大臣賞 1点
国土交通大臣賞 1点
環境大臣賞 1点
農林水産大臣賞 1点
優秀賞
(幼児、低学年、高学年・テーマごと各2点)
計24点
幼児の部(各テーマ2点) 8点
低学年の部(各テーマ2点) 8点
高学年の部(各テーマ2点) 8点
特別賞
審査員長賞 1点
日本舟艇工業会会長賞 1点
ジャパンゲームフィッシュ協会会長賞 1点
日本マリーナ・ビーチ協会会長賞 1点
日本ユネスコ協会連盟賞 1点
ヤマハ発動機賞 1点

入選(賞状、副賞)300点

予選通過作品(入賞作品を含む)

表彰式

大臣賞受賞者に対して表彰式を行います
会場は、原則として大臣賞受賞者が在籍する学校または保育園・幼稚園にて行います
※第23回大臣賞受賞者の表彰式の様子はこちら

作品返却について

お子さんが一生懸命描いた作品ですので、返却を希望される場合には、ゆうパックの着払いにて返却対応します。

  • 11月上旬の審査結果通知送付の際、作品返却の希望を確認します
  • 返却希望の作品は、審査結果に関わらず、2013年3月半ばにお返しします
  • 作品が折れ曲がらないよう、伸ばした状態で梱包または段ボール箱に入れて発送します
  • 返却した作品を他のコンテストに応募することはできません
  • 着払い料金の目安につきましては、下記をご覧ください

ゆうパック着払い料金目安表

下記料金に、着払い料金手数料が20円加算されます。

  発送先
作品数 サイズ 静岡県内 茨城県 愛知県 滋賀県 青森県 鳥取県 福岡県 北海道 沖縄県
栃木県 三重県 京都府 岩手県 岡山県 佐賀県    
群馬県 岐阜県 大阪府 秋田県 島根県 大分県    
埼玉県 富山県 兵庫県 山形県 広島県 熊本県    
千葉県 石川県 奈良県 宮城県 山口県 長崎県    
東京都 福井県 和歌山県 福島県 香川県 宮崎県    
新潟県       徳島県 鹿児島県    
長野県       愛媛県      
神奈川県       高知県      
山梨県              
1〜40枚 100 1,000円 1,100円 1,200円 1,300円 1,500円 1,600円
41〜300枚 120 1,200円 1,300円 1,400円 1,500円 1,700円 1,800円
301〜600枚 140 1,400円 1,500円 1,500円 1,700円 1,900円 2,000円

※上記の料金は、四つ切サイズの画用紙を基準としており、あくまでも目安となる金額です。実際の料金は、作品のサイズや描画方法、貼付物の有無などによって異なります。

審査結果

第24回「全国児童 水辺の風景画コンテスト」では、2012年7月2日から10月1日の期間、水辺に出かけた時に発見・体験したことや学んだことを、子どもらしい素直な表現でのびのびと描いた作品を募集しました。

「遊び・水辺体験」、「港湾・船舶・河川」、「環境・自然・生物」、「漁業・漁港・漁船」をテーマとして、全国各地の幼稚園、保育園、小学校、絵画教室などから合計9,097点という多くの作品が寄せられました。(昨年6,472点)

応募された作品は、「家族や友だちと海や川などで遊んだ楽しい思い出」や、「水辺の生き物と触れ合った体験」を描いたものも多く、自然と接して感じたことや体験したことが子どもらしい感性で生き生きと表現されていました。

作品の応募状況については、こちらをご覧ください。


入賞作品展示

入賞作品34点を、2013年3月7日〜10日の期間「ジャパンインターナショナルボートショー2013イン横浜」の会場に展示し、数多くの来場者の方に、子どもたちが描いた作品をご覧いただきました。
会場には、たくさんの船や子どもたちが海の自然に触れ感性を育む「海育」などの展示もありました。子どもたちが水辺に出かけ、そこでさまざまな体験を行い心身ともにたくましく成長する機会につながることを願っています。

ジャパンインターナショナルボートショー2013イン横浜

本選会(入賞作品選考)

2012年10月23日(火)、日展会館(東京都台東区)において最終審査会を実施し、入賞作品を選出しました。

審査は、一般社団法人創元会 理事長、および、公益社団法人日展 評議員の工藤和男画伯をはじめとする13名の審査員によって行われ、「文部科学大臣賞」「国土交通大臣賞」「環境大臣賞」「農林水産大臣賞」、「審査員長賞」、「優秀賞」、「特別賞」の合計34点の入賞作品が選ばれました。

入賞者一覧(PDF)はこちら


大臣賞

氏名 学年(年齢) 作品名 都道府県
市区町村
文部科学大臣賞 野口 夏輝 4年(10) ズガニのかいぶつ、
とったぜ〜!
鳥取県
八頭郡八頭町
国土交通大臣賞 小倉 心愛 6年(11) にぎやかな海の人々の生活 東京都足立区
環境大臣賞 松尾 和香 年長(6) 海の中 兵庫県
神戸市垂水区
農林水産大臣賞 斎藤 愛 4年(9) 土佐のどろめ漁 高知県高知市

優秀賞

部門 氏名 学年(年齢) 作品名 都道府県
市区町村
幼児 竹見 美保 年少(4) 浜辺で水遊び 神奈川県平塚市
幼児 野里 あすか 年長(6) 貝がなかった 兵庫県姫路市
幼児 松尾 優太 年長(6) かめとあそんだよ 徳島県三好市
幼児 阿部 瑛介 年長(5) ヒョウモンダコ 神奈川県
中郡大磯町
幼児 井川 こころ 年長(5) 宝石ばこのうみ 愛媛県松山市
幼児 矢崎 裕也 年長(6) カメ 兵庫県明石市
幼児 山本 有人 年長(5) ふねにのった! 兵庫県姫路市
幼児 真鍋 光晴 年長(6) 大きな魚をつりました 徳島県徳島市
低学年 片岡 美土里 3年(9) きれいな川で水あそび 埼玉県
さいたま市見沼区
低学年 中尾 拓人 3年(9) 砂浜でたからものさがし 徳島県吉野川市
低学年 古田 琴音 1年(7) さかなといっしょに
きねんさつえい
岐阜県岐阜市
低学年 青嶌 哲也 3年(8) 深海ぼうけん 静岡県磐田市
低学年 谷口 智哉 2年(8) ジンベイザメをみつけたよ!! 静岡県磐田市
低学年 森泉 真子 2年(8) 海の底 東京都練馬区
低学年 久保田 紗妃 2年(7) とうだいと漁せん 東京都足立区
低学年 佐瀬 歩夢 3年(8) みなとではたらく人々 神奈川県
海老名市
高学年 菅原 うた 6年(12) 沢遊びは楽しいな 宮城県栗原市
高学年 田中 駿一郎 4年(10) ボートで探検 奈良県奈良市
高学年 簗瀨 詠子 4年(9) 青い海と白い雲と
私がつった沖縄の魚たち
神奈川県
横浜市戸塚区
高学年 内野 咲南 5年(10) ずっときれいな海ならいいね 茨城県守谷市
高学年 増山 海世 6年(12) 生き物たちのいる水辺 千葉県
千葉市中央区
高学年 渡辺 大成 6年(12) 紅鮭の川上り 愛媛県今治市
高学年 杉内 ひなた 4年(10) 大きな船 高知県高知市
高学年 名田 伊吹 5年(10) 魚市場 兵庫県
神戸市垂水区

特別賞

氏名 学年(年齢) 作品名 都道府県
市区町村
審査員長賞 尾仲 真依 5年(10) 春野の港 高知県高知市
日本舟艇工業会会長賞 原田 菜央 6年(12) 夏休みの一日 兵庫県明石市
日本ユネスコ協会連盟賞 寺岡 航 5年(11) 糸とんぼ 熊本県
天草郡苓北町
日本マリーナ・ビーチ協会
会長賞
飯塚 柚稀 年長(5) 砂あそび 栃木県栃木市
ジャパンゲームフィッシュ協会
会長賞
米田 陽南 4年(10) 海の中の別世界
in 沖縄
奈良県奈良市
ヤマハ発動機賞 藤岡 怜 1年(6) 海の中のふしぎ 徳島県徳島市

文部科学大臣賞

小野 保 様(文部科学省 スポーツ・青少年局青少年課 青少年体験活動推進専門官)

子どもがカニを獲って感動している様子が、大きく見開かれた力強い目でとてもうまく表現されています。またカニの姿がとても丁寧な色使いで描写されていますが、発見した歓びや生物への興味もしっかりと伝わってきます。この作品のように子どもたちが、水辺でいろいろな体験活動を行い、たくさんの感動・発見をしてほしいと思います。


国土交通大臣賞

佐川 雅悦 様(国土交通省 港湾局 海洋・環境課 港湾環境政策室 課長補佐)

作品を描いた方のコメント通り、夢がたっぷりつまっており、海を楽しんでほしいという気持ちが、本当によくあらわれている作品だと思い選びました。今回の作品はどれもすばらしいものでしたが、会場に入った瞬間に目に飛び込んできたもっとも印象深い作品でした。この作品のように子どもたちには夢を持って大きく育ってほしいと思います。


環境大臣賞

池田 りか 様(環境省 水・大気環境局 水環境課 課長補佐)

今回も本当にすばらしい作品が多く、一点だけを選ぶということで大変悩みました。この作品は自然の中で生きる命の力強さと、自然界の厳しさの両方をあらわしているということで選びました。自然にはすばらしいことがたくさんありますが、それだけでなく厳しいこともあるのだということを、幼稚園のお子さんが作品のなかで表現していることに感動しました。


農林水産大臣賞

宇賀神 義宣 様(農林水産省 水産庁 漁港漁場整備部 計画課 課長)

この作品を選んだポイントはふたつです。まずは、漁船や漁師の方を描いている作品が多いなかで、魚が描かれていることです。これはイワシの子どもであるドロメですが、現場の雰囲気がとてもよく伝わってきます。もうひとつは、漁を終えたお父さんを、お母さんと息子さんが迎えていますが、この2人の温かさが感じられるとともに、家族で漁を行っている楽しさが伝わってきて、とてもよい作品だと思いました。


審査員長賞

工藤 和男 様(一般社団法人創元会 理事長、公益社団法人日展 評議員)

漁船や船を係留するボラード(ビット)などからわかるように、ひとつひとつに丁寧な描画表現が使われ、たいへん高い技術で描かれた作品です。ただそれ以上に、作品の中心にある“逞しい背中”がポイントです。これは表現もさることながら、背中から力強く生きる人間の逞しさがとてもよく伝わってきます。このように作品作りを通して逞しさを感じることも大切だと思い選びました。


日本舟艇工業会会長賞

釣谷 康 様(社団法人日本舟艇工業会 専務理事)

日本舟艇工業会が現在目指しているのは、家族が気軽に楽しめるマリンレジャーの構築です。その私たちの思いをしっかりと表現してくれているのがこの作品であったことから選びました。詳細を見ても、海に飛び込む姿や、ゴムボートにしがみつく動きから楽しさが伝わってきますし、背景にある船との遠近感など、作品としてもとても優れていると思います。


日本ユネスコ協会連盟賞

内田 眞朗 様(公益社団法人日本ユネスコ協会連盟 専務理事 兼 事務局長)

日本にはとてもすばらしい多くの山河がありますが、残念ながらその美しさは年々失われています。私たちの活動のひとつには、多くの魚が棲み、トンボやチョウチョが飛びまわれるような環境を守り、育てていこうというものがあります。この作品は、第一印象から惹き付けられる存在感があったのですが、それ以上に私たちの目指す自然の姿がとてもよく表現されていることから選びました。


日本マリーナ・ビーチ協会会長賞

柘植 則孝 様(一般社団法人日本マリーナ・ビーチ協会 総務部長)

私たちはマリーナとビーチの発展を図り、海洋性レクリエーションの振興に寄与することを目的に活動をしていますので、この作品に描かれている子どもの表情がとても楽しそうに見えたことから選びました。昨年の震災でかなり海離れが進みましたが、この作品を通じ、ビーチは楽しいところなのだということを、再確認してほしいと思います。


ジャパンゲームフィッシュ協会会長賞

岡田 正文 様(NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会 事務局 事業部長)

審査員は3度目になりますが、今年ほど難しい審査はありませんでした。私たちはその名の通りスポーツフィッシングを含めた魚についての団体であり、水辺の資源や環境の大切さを啓発する活動も行っています。この作品では色とりどりの多様な魚が生きている姿が描かれていますが、まさに理想の海であり、この絵と同じような豊かな自然がこれからも存続していくことを願って選びました。


ヤマハ発動機賞

鈴木 正典 様(ヤマハ発動機株式会社 総務部 部長)

ヤマハ発動機は“感動創造”を企業理念に掲げており、マリン分野においても、ハード・ソフトの両面から、水辺で感動を提供できるような事業活動に取り組んでいます。この作品からは、子どもたちが海に潜ったときの感動がその豊かな表情でとてもわかりやすく描かれており、私たちの理念をもっともよくあらわした作品となっていることから選びました。



大臣賞、審査員長特別賞の受賞者は、各受賞者が所属する学校または幼稚園・保育園にて行います。

なお、入賞作品は、平成25年3月7日(木)〜10日(日) に開催される「ジャパンインターナショナルボートショー2013」(横浜市・パシフィコ横浜) で展示する予定です。

第24回『全国児童 水辺の風景画コンテスト』入賞作品決定のご案内(PDF)

予選会(入選作品選考)
日時 平成24年10月18日(木)
場所 ヤマハ発動機コミュニケーションプラザ(静岡県磐田市)
審査員
  • 一般社団法人創元会常務理事、公益社団法人日展評議員/小川 尊一 様
  • 一般社団法人創元会会員、公益社団法人日展会友/服部 譲司 様
  • 一般社団法人創元会準会員、浜松美術協会会員/杉山 悦照 様
第24回審査風景

海や川などの水辺に出かけた時に体験したことや感動したことなどを描いた9,097点の応募作品の中から、304点の入選作品を選考しました。


参考データ

本コンテストの応募状況

応募作品数推移

全国各地から合計9,097点の作品の応募がありました。(昨年は6,472点)


学年別応募作品数割合

第23回と比較すると、幼児が約1.6倍、小学校低学年が約1.4倍、高学年が約1.2倍と、全体的に増加傾向にある中でも、特に幼児からの応募が非常に増加しました。

作品の内容からも、学校や幼稚園・保育園または家庭や地域において、積極的に水辺に出かける機会が増えてきている様子がうかがえます。


テーマ別応募作品割合(%)

今回設定した4つのテーマの応募状況を見ると、「遊び・水辺体験」が半数以上を占め、夏休みを中心に水辺に出かけ子どもたちがさまざまな体験をしたことを描いた様子が分かります。

一方で、「港湾・船舶・河川」「漁業・漁港・漁船」の作品数は少なく、日本を取り巻く海に関連する産業や環境について身近に触れたり学んだりする機会がさらに増えることを期待しています。

表彰式

第24回「全国児童 水辺の風景画コンテスト」において決定した大臣賞(文部科学大臣賞、国土交通大臣賞、環境大臣賞、農林水産大臣賞)を受賞した4名の表彰式を各受賞者の所属する小学校・幼稚園にて開催いたしました。各表彰式の様子をご紹介します。

文部科学大臣賞表彰式
日時 平成24年11月29日(木) 8:15〜8:30 文部科学大臣賞
受賞者 野口 夏輝(のぐち なつき)くん
作品名 「ズガニのかいぶつ、とったぜ〜!」
贈呈者 八頭町教育委員会 教育長 西山淳夫様
取材
メディア
日本海テレビ、日本海新聞、朝日新聞

表彰式の様子


国土交通大臣賞表彰式
日時 平成24年12月3日(月) 8:20〜8:30 国土交通大臣賞
受賞者 小倉 心愛(おぐら こころ)さん
作品名 「にぎやかな海の人々の生活」
贈呈者 国土交通省 関東地方整備局 東京港湾事務所 所長 福西 謙 様

表彰式の様子


環境大臣賞表彰式
日時 平成24年11月28日(水) 11:00〜11:10 環境大臣賞
受賞者 松尾 和香(まつお わか)さん
作品名 「海の中」
贈呈者 学校法人和弘学園 塩屋幼稚園 園長 並川明子 様

表彰式の様子


農林水産大臣賞表彰式
日時 平成24年11月26日(月) 10:30〜10:50 農林水産大臣賞
受賞者 斎藤 愛(さいとう あい)さん
作品名 「土佐のどろめ漁」
贈呈者 高知大学教育学部附属小学校 副校長 山岡大二様
取材
メディア
NHK高知放送局、高知さんさんテレビ、テレビ高知

表彰式の様子


第24回 全国児童 水辺の風景画コンテスト

文部科学大臣賞
野口 夏輝(のぐち なつき)くん

八頭町教育委員会 教育長 西山淳夫様より贈呈

八頭町教育委員会 教育長 西山淳夫様より贈呈

(左より)一般社団法人創元会常務理事 小川尊一様、八頭町教育委員会教育長 西山淳夫様、野口夏輝くん、船岡小学校校長 上島和彦様

(左より)一般社団法人創元会常務理事 小川尊一様、八頭町教育委員会教育長 西山淳夫様、野口夏輝くん、船岡小学校校長 上島和彦様


平成24年11月29日(木)、鳥取県の八頭町立船岡小学校で、文部科学大臣賞を受賞した野口夏輝くんの表彰式を実施しました。

式では八頭町教育委員会の西山淳夫教育長から賞状が手渡され、「9,097作品から野口くんがもっともすごい賞に選ばれたのは日頃の活動の成果です。今後も船岡小学校から第2•第3の野口くんが出るように、皆さんもがんばってください」。また上島校長からは「野口くんは自分の気持ちを素直に表現して今回の賞をもらいました。自分の気持ちを素直に表現することは皆さんにもできることです。そのことを忘れず自信を持って何事にも取り組んでください」とお祝いと激励の言葉が贈られました。

緊張気味だった野口くんは、西山教育長から大きな賞状を受け取ると「こんなに素晴らしい賞をもらってとてもうれしいです。ズガニを見つけたときすごく大きくてびっくりしたので、その様子がわかるように目を大きく描きました。図工が好きなので、これからもがんばります」と、大きな声で感想を述べ、みんなからの贈られる大きな拍手に顔をほころばせていました。

小川尊一審査員からも「絵を描くときに大切なのは純粋な気持ちを素直に表現すること。これはとても難しいことですが、野口くんの作品からは“驚き”がとてもよく感じられ私もびっくりしました」と作品のすぐれた点を評価されました。

野口くんの母・あかねさんは「好きなことについてはとても集中して取り組むところがあり、それが今回の作品作りにも生かされていると思います。普段は引っ込み思案なのですが、今日はしっかりとみんなの前で発表もできたし、今回こうして評価を受けたことで、レスキュー隊員になりたいという将来の夢にも自信を持ってチャレンジしてくれたらなと思います」と話してくれました。今後も元気な絵を描き続けてくれることを期待しています。


124名の全校児童とたくさんの報道カメラの前で、受賞した感想と今後の抱負を語る野口くん

124名の全校児童とたくさんの報道カメラの前で、受賞した感想と今後の抱負を語る野口くん

4年生の理科の授業で行った自然体験活動の一環として、学校の近くを流れる川に棲む生き物の観察を行った。その時に見つけた生き物のうちの一つが、今回の作品に描かれた「モクズガニ」

4年生の理科の授業で行った自然体験活動の一環として、学校の近くを流れる川に棲む生き物の観察を行った。その時に見つけた生き物のうちの一つが、今回の作品に描かれた「モクズガニ」

第24回 全国児童 水辺の風景画コンテスト

国土交通大臣賞
小倉 心愛(おぐら こころ)さん

国土交通省関東地方整備局東京港湾事務所 所長福西謙様より贈呈

国土交通省関東地方整備局東京港湾事務所 所長福西謙様より贈呈

(左より)母・小倉直美さん、難波浩明校長、小倉心愛さん、国土交通省関東地方整備局東京港湾事務所所長福西様、工藤和男審査員長

(左より)母・小倉直美さん、難波浩明校長、小倉心愛さん、国土交通省関東地方整備局東京港湾事務所所長福西様、工藤和男審査員長


平成24年12月3日(月)、東京都足立区立竹の塚小学校にて、国土交通大臣賞を受賞した小倉心愛さんの表彰式を行いました。小倉さんは、全校児童を前に少し緊張しながらも「小さい時から絵を描くことが大好きでした。今まで色々なコンテストやコンクールにチャレンジしてきました。今回、大好きな海といつの日か乗ってみたいと思う大きな船をテーマに、家族や仲間とともに毎日楽しく過ごしているところを描いています。こんなに大きなコンテストで大きな賞もらったのは初めてなのでとても嬉しく思います。受賞を初めて聞いたときは、母と一緒に飛び上がって喜びました。これからも絵を描き続けて行きたいと思います」と受賞の喜びをしっかりと話してくれました。

表彰式に同席された母・直美さんは「2歳頃から折り紙を色々な形に切って色を塗ったり絵を描いたりと、創作が好きでした。今は中学受験を控えて忙しい時期ですが、造形教室もバレエも続けたいという本人の意志を尊重して通わせています。好きなことで一番になりなさいと応援してきましたので、今回の受賞はとても嬉しいですし励みになりますね」と語ってくれました。「挑戦したいことがたくさんあるので、今はまだ将来の夢は一つに絞り込めないけれど、人に『教える』仕事をしてみたい」という小倉さんの今後の活躍が楽しみです。


400名近い全校児童の前で、大きな賞状を受け取り、自信に満ちた表情で喜びと今後の抱負を語る小倉さん

400名近い全校児童の前で、大きな賞状を受け取り、自信に満ちた表情で喜びと今後の抱負を語る小倉さん

同じ色ばかりではつまらないので、たくさんの色を重ねて海の感じを出し、また波を細かく描いて動きを出すよう工夫したそうです

同じ色ばかりではつまらないので、たくさんの色を重ねて海の感じを出し、また波を細かく描いて動きを出すよう工夫したそうです

第24回 全国児童 水辺の風景画コンテスト

環境大臣賞
松尾 和香(まつお わか)さん

塩屋幼稚園の並川明子園長先生より、大きな賞状と副賞の贈呈

塩屋幼稚園の並川明子園長先生より、大きな賞状と副賞の贈呈

(写真左より)並川明子園長先生、松尾和香さん

(写真左より)並川明子園長先生、松尾和香さん


平成24年11月28日(水)、兵庫県神戸市にある塩屋幼稚園を訪問し、環境大臣賞を受賞した松尾和香さんの表彰式を行いました。

たくさんのお友達と参観日に集まった保護者の方々の前で大きな賞状を受け取った松尾さんは、「はじめてもらった賞なのでとてもうれしいです。絵本で読んだお話や水族館に行って見た魚たちをヒントにしてこの絵を描こうと思いました。夏休みに、お兄ちゃんやお姉ちゃんと一緒に絵の具を使って描くのがとても楽しくて、特に海藻のところが上手に描けてうれしかったです。これからもたくさん絵を描いていきたいです。」と感想を語ってくれました。

表彰式に出席した母・恵利子さんは、「大きな賞でびっくりしましたが、とてもうれしいです。感じたことを絵にするのは難しいですが、いろいろな絵を描き続けていってほしいと思います。これからどんな絵を描いてくれるのか楽しみです。」とお話しくださいました。

将来は、「犬のお世話をする人になりたい 」という松尾さん。お母さんが願う、「誰にでも平等に挨拶したりお話ししたりできる子」のような優しい気持ちで絵も描き続けてくれることを期待しています。


たくさんの保護者の方々が見守る中、誇らしげな松尾さん

たくさんの保護者の方々が見守る中、誇らしげな松尾さん

水族館でたくさんのお魚をじっくり観察した時にヒントを得て描いた作品

水族館でたくさんのお魚をじっくり観察した時にヒントを得て描いた作品

第24回 全国児童 水辺の風景画コンテスト

農林水産大臣賞
斎藤 愛(さいとう あい)さん

高知大学教育学部附属小学校の山岡大二副校長先生より賞状と副賞の贈呈

高知大学教育学部附属小学校の山岡大二副校長先生より賞状と副賞の贈呈

(写真左より)母・公子さん、斎藤愛さん、山岡副校長先生

(写真左より)母・公子さん、斎藤愛さん、山岡副校長先生


平成24年11月26日(月)、高知県の高知大学教育学部附属小学校を訪問し、農林水産大臣賞を受賞した斎藤愛さんの表彰式を行いました。

たくさんの報道カメラを前に緊張した面持ちで賞状を受け取った斎藤さんは、「はじめてとった賞なので、すごくうれしかったです。どろめ(イワシの稚魚)がおいしくて大好きなので、どろめ漁を絵の題材にしました。」と感想を語ってくれました。

4歳から絵画教室に通っているという斎藤さんは、絵が大好きなお父さんと一緒に絵を描くこともあるそうです。「タイヤの光と影の色の付け方を工夫した」という今回の受賞作品は、夏休みにお母さんと隣町の港まで見にいったどろめ漁を70〜80時間かけて描いた大作です。

表彰式に出席し斎藤さんを見守っていた母・公子さんは、「受賞の連絡をもらった時には、あまりにも大きい賞でしたのでびっくりしてしまいました。将来は、支えてもらっているみなさんに感謝の気持ちを忘れず、相手の立場に立ってものごとを考えられる人になって欲しいと思います。」とお話しくださいました。

将来は、「お父さんと同じお医者さんになりたいけれど、絵を教える先生にもなりたい」という斎藤さん。これからは、色の付け方を工夫した絵を描いていきたい、と語ってくれました。

一度絵を描き始めると飽きることなく描き続けているという斎藤さん。これからも、素晴らしい作品をたくさん描いてくれることでしょう。


たくさんの取材のカメラの前に緊張しながら、受賞した喜びを語る斎藤さん

たくさんの取材のカメラの前に緊張しながら、受賞した喜びを語る斎藤さん

斎藤さんが通う森光一仙絵画教室にて、入賞・入選したお友達と一緒に

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大臣賞

審査員長賞


優秀賞





特別賞


コンテストに関するお問い合わせ先
  • 第24回「全国児童 水辺の風景画コンテスト」係
  • TEL:0538-23−8700
  • 受付時間:9:00〜12:30、13:30〜17:00(土日を除く)